伝説の勇者(笑)

三日月兎斗

戦え!勇者(笑)よ!(脚本)

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〇謁見の間
  あるところに、人々が平和に暮らす王国がありました
  いつまでも続くかと思われた平和は、恐ろしい魔王の復活により・・・
  あっけなく滅びの危機を迎えたのです
王様「勇者よ。恐るべき魔王が復活した」
王様「ただちに伝説の武具を集め、魔王を倒すのだ!!」
王様「行け!勇者よ!!」
王様「どうしたのじゃ! 勇者よ!!」
王様「早く行かぬか!!」
イワン・J・ハルコーネン「あの~」
王様「ん? なんじゃ?」
イワン・J・ハルコーネン「先程から勇者勇者と言われますが」
イワン・J・ハルコーネン「この国で勇者って誰のことなのでしょう?」
王様「馬鹿者! そんなの決まっておるではないか!!」
イワン・J・ハルコーネン「ハア?」
王様「えーっと・・」
イワン・J・ハルコーネン「?」
王様(そういえば、先代勇者が死んでからまだ決めておらんかったの忘れてたわい)
王様(い、今更勇者を選定するのも大ごとじゃ・・・)
王様(うーむ。どうしたものかのう・・・)
王様(そうじゃ!!)
王様「勇者よ。お前が魔王を倒すのじゃ!!」
イワン・J・ハルコーネン「ファ!?」
イワン・J・ハルコーネン「ちょ!まっ! いつオレが勇者になったんです!?」
王様「王であるワシに向かって、鋭いツッコミを入れたお前こそが、この中で最も勇者に相応しい!!」
イワン・J・ハルコーネン「んなアホなぁ・・・!?」
  こうして、うやむやのうちにイワンは勇者に祭り上げられてしまった!!
王様「コホン。改めて命じる」
王様「行くのだ!勇者イワンよ!!」
イワン・J・ハルコーネン「勇者手当出るんでしょうねぇ・・・」
王様「心配せずとも良い」
王様「初期装備を受け取るが良い!」
イワン・J・ハルコーネン「せめて、ゴールドだけでも多めに渡してくださいよぉぉぉ~(涙)」
  勇者イワンは初期装備を受け取った!
  ひのきの棒(ぶき)
  なべ(かぶと)
  なべのフタ(たて)
  木のくつ(くつ)
  21G(おかね)
王様「薬草などは城下町でそろえるが良い」
イワン・J・ハルコーネン(初期装備ショボすぎる・・・ トホホ)

〇ヨーロッパの街並み
イワン・J・ハルコーネン(ひのきの棒、なべ、なべのフタ・・・)
イワン・J・ハルコーネン(武器防具と言われても、全部合わせて調理器具じゃねーかよ!)
イワン・J・ハルコーネン(こんなんで一体どーやって魔王を倒せと!?)
おばちゃん「あーらイワンちゃん」
おばちゃん「むずかしい顔しちゃってどうしたんだい?」
イワン・J・ハルコーネン「あ。おばちゃん」
おばちゃん「聞いたわよ~ イワンちゃん、勇者に選ばれたんですって~」
イワン・J・ハルコーネン(流石噂好きな主婦! 耳がちょっ早すぎ!)
イワン・J・ハルコーネン「え、ええ。正直戸惑いしかないんだけどな」
おばちゃん「いいじゃないのよぉ~ 勇者!」
おばちゃん「沢山魔物倒して、ゴールド稼いでウチの店をもうけさせておくれよ!」
イワン・J・ハルコーネン「たはは・・・」
おばちゃん「そういや、伝説の武具、防具を集めるんだって?」
イワン・J・ハルコーネン「そうなんっすよ~ オレ場所知らないし・・・」
おばちゃん「そーゆーのはね アタシらみたいな主婦の噂話を活用するんだよ!」
イワン・J・ハルコーネン「おばちゃん知ってんの!?」
おばちゃん「アタシら主婦の噂話情報網なめないことね!」
おばちゃん「なんなら王様の足の裏の魚の目の数だって知ってるわよぉ~」
イワン・J・ハルコーネン「そんなん知りたかねーよ!」
おばちゃん「先ずは、伝説の聖剣 エクスカリバーからね」
イワン・J・ハルコーネン「いきなり伝説の聖剣キターーーーーーっ!?」
おばちゃん「エクスカリバーは伝説通り、裏山の祠にあるのさ」
イワン・J・ハルコーネン「しかも超近所!?」
イワン・J・ハルコーネン「ありがとうおばちゃん!! オレちょっと行ってエクスカリバー取ってくるよ!!──」
おばちゃん「晩ご飯はウチの店で食べておくれよぉ~ 気を付けていってらっしゃいな」
イワン・J・ハルコーネン「うん! 行ってくるー!!」
  こうして、主婦の情報網に助けられた勇者イワンは、伝説の聖剣エクスカリバーを手に入れるため、裏山の祠を目指した。

〇洞窟の入口(看板無し)
イワン・J・ハルコーネン「ここが祠か」
イワン・J・ハルコーネン「王都の裏山だから、ピクニックに来る家族連れも居る場所に聖剣エクスカリバーがあるだなんて」
イワン・J・ハルコーネン「にわかには信じがたいな」
イワン・J・ハルコーネン「先ずは中へ入ってみるか!」

〇洞窟の深部
イワン・J・ハルコーネン「見渡す限り、うっすらと辺りが見える程度に暗いな」
イワン・J・ハルコーネン「時々スライムなどのモンスターも出るから、気を引き締めて行こう!」
スライム「呼んだ?」
ポイズンスライム「呼んだぁ?」
イワン・J・ハルコーネン「わぁ!? よ、呼んでない!!」
スライム「も~まぎらわしいな~」
ポイズンスライム「用も無いのにスライムだなんて呼ばないでよぉ~」
イワン・J・ハルコーネン「わ、悪ぃ・・・ つい口に出ちまったんだ・・」
イワン・J・ハルコーネン「って、考えてみたら経験値稼ぎのチャンスじゃねーかよ!!」
イワン・J・ハルコーネン「食らえ! ひのきの棒アターック!!」
スライム「ん~?」
ポイズンスライム「なんか当たったぁ~?」
イワン・J・ハルコーネン「げ!? 効かないだとぉ!?」
スライム「あのさ~」
ポイズンスライム「ボクたちスライムだってレベルとか、生まれ持った強さとかあんだよぉ~」
イワン・J・ハルコーネン「ふぁ!? マジかよ!?」
イワン・J・ハルコーネン「んじゃ、家族連れが襲われないのはどーしてなんだよ!!」
スライム「そんなん、家族連れはボクたちを襲わないからに決まってんじゃん」
ポイズンスライム「そうそう。ボクたちだって、正当防衛くらい知ってんだからねぇ~」
イワン・J・ハルコーネン(今回先に手を出したのはオレで・・・ つまり・・・)
イワン・J・ハルコーネン「チョーシこいてました! すんませんでした!!」
スライム「んも~」
ポイズンスライム「仕方ないなぁ~」
スライム「今回だけは見逃してやるんだな」
ポイズンスライム「次からは気を付けろよぉ~」
イワン・J・ハルコーネン「ハイっ! すんませんしたっ!!」
イワン・J・ハルコーネン「・・・うぅぅぅ やっぱひのきの棒なんかじゃダメなんだぁ・・」
イワン・J・ハルコーネン「伝説の聖剣エクスカリバーさえあったら・・・」
スライム「ん~?」
ポイズンスライム「エクスカリバーって あの奥のカナァ~?」
イワン・J・ハルコーネン「え!? 知ってんのっ!?」
スライム「この祠の住人なら~」
ポイズンスライム「誰でも知ってるよぉ~」
イワン・J・ハルコーネン「パイセン! 教えてくださいっ!!」
スライム「イイよ~」
ポイズンスライム「こっちこっちぃ~」
イワン・J・ハルコーネン「うぉ!? マジであったっぽい!」
  勇者は聖剣エクスカリバーを手に入れた!
イワン・J・ハルコーネン「って、ちょぉーーーっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーっ!!」
イワン・J・ハルコーネン「どっからどー見ても」
イワン・J・ハルコーネン「出刃包丁!」
イワン・J・ハルコーネン「剣じゃねーだろぉぉぉーーーっ!?」
スライム「ナニ言ってんのコイツ?」
ポイズンスライム「聖剣エクスカリバーって言ったらコレでしょぉ」
スライム「ちゃんと柄の部分見てみなよ~」
ポイズンスライム「聖剣えくすかりばーって書いてあるでしょぉ~」
イワン・J・ハルコーネン「マジで書いてある~!?」
スライム「そんなん子供でも常識なんだな」
イワン・J・ハルコーネン「マジかよっ!?」
ポイズンスライム「ちな、エクスカリバーじゃボクたち倒せないから、歯向かったりしないでよねぇ~」
イワン・J・ハルコーネン「スライムすら倒せん聖剣って一体・・・」
スライム「その代り料理の腕は上がるんだな」
ポイズンスライム「せいぜいがんばって料理しろよぉ~」

〇謁見の間
王様「おお勇者よ。伝説の聖剣エクスカリバーを手に入れたか!」
王様「大義であった!」
王様「褒美に次の伝説の武具への道を知る人物を紹介してやろう!」
イワン・J・ハルコーネン(なーんか嫌な予感しかしねーな~)
王様「入るが良い!」
おばちゃん「は~い♡ 王様のお召しにより参上しましたわ♡」
イワン・J・ハルコーネン「やっぱおばちゃんかよっ!」
王様「うむ。おばちゃんよ勇者に次の武具の在りかを教えるのじゃ!」
おばちゃん「次の伝説の武具は~」
おばちゃん「なんと! 神代最強の兜と呼ばわれた」
おばちゃん「伝説のアキレスの兜よ!!」
王様「おおおぅっ なんと・・・」
王様「アノ、伝説のアキレスの兜とは・・・!?」
イワン・J・ハルコーネン「どっからどー聞いても、ふくらはぎの辺りが弱点にしか聞こえねー」
王様「行け!勇者よ!」
王様「行って伝説のアキレスの兜を手に入れるじゃ!!」
おばちゃん「うまく行けば伝説のアキレスの盾も手に入るかもしれないわよ~」
おばちゃん「頑張ってね!イワンちゃん!!」
イワン・J・ハルコーネン「あんまテンション上がんねーけど・・・」
イワン・J・ハルコーネン「行ってきやーす・・・」
おばちゃん「帰りにお店寄ってねぇ~♡」
王様「ワシも店で合流するぞーいw」
イワン・J・ハルコーネン「王様のくせにおばちゃんの店なんて行くんすか!?」
王様「フッフッフ 何を隠そう30年来の常連じゃい!」
おばちゃん「王様にはいつもごひいきにして頂いて♡」
イワン・J・ハルコーネン「今日一番の衝撃っす!」
王様「ホレ、勇者よ 早よ行け!」
おばちゃん「ガンバッテね~♡」
イワン・J・ハルコーネン「結局出歩いて大変な思いすんのってオレだけじゃないっすか・・・」
イワン・J・ハルコーネン「行ってくるっす!」

〇湖畔の自然公園
イワン・J・ハルコーネン「こんなところに伝説の武具なんてあんのかな~」
イワン・J・ハルコーネン「確かおばちゃんの話しだと、この辺にあるって・・・」
三太「コニチワ!」
三太「アナータ、伝説ノ武具探してるデースか?」
イワン・J・ハルコーネン「おわっ!? あんた誰!?」
三太「ワターシ、サンタでーす」
イワン・J・ハルコーネン「クリスマスでも無いのにぃ!?」
三太「オウ サンタ、クリスマス以外でも生きてマース」
三太「時々、困った人に、プレゼントあげたりしてマース!」
イワン・J・ハルコーネン「そうだったのかよ・・・」
三太「ハーイ! 話しサクサク進める為に~」
三太「ご都合主義によりアナタに伝説の武具渡しマース!!」
イワン・J・ハルコーネン「ちょ! そんな理由で!?」
三太「話しが思うように進まなくって 作者困ってマース」
イワン・J・ハルコーネン「もっと話し作りを丁寧にしろよぉぉぉぉーーーーっ!!」
三太「イイから受け取りなサーイ!」
三太「ほいっ伝説の兜と盾デース!」
イワン・J・ハルコーネン「こ、コレが」
イワン・J・ハルコーネン「伝説のアキレスの兜と盾・・・」
イワン・J・ハルコーネン「ってやっぱりナベとフタじゃねーか!!」
三太「アナータ、コレで魔王封じること出来マース!」
イワン・J・ハルコーネン「魔王を封じる・・・だと!?」
三太「ハーイ コレで魔王のハートヲ」
イワン・J・ハルコーネン「ハートを!? 刺すのか!!」
三太「刺しまセーン アナタ怖いこと言いますネー」
イワン・J・ハルコーネン「刺さないんなら どーすんだ!?」
三太「魔王のハートをギュっト」
三太「わしづかみにシマース」
イワン・J・ハルコーネン「ハ?」
三太「詳しくは主婦のおばちゃんに聞くデース!」
イワン・J・ハルコーネン「おば!?」
三太「コマ使い過ぎたので消えマース! アディオス!!」
イワン・J・ハルコーネン「ちょ まっ! あーあ」
イワン・J・ハルコーネン「言うだけ言って、居なくなっちまった」
  こうして勇者イワンは、伝説の三種の武具
  
  聖剣エクスカリバー
  伝説のアキレスの兜
  伝説のアキレスの盾
  
  を入手した―

〇ヨーロッパの街並み
イワン・J・ハルコーネン「三種の伝説の武具は手に入ったけど・・・」
イワン・J・ハルコーネン「こんなんで出来るもんって言や 料理くらいしか思いつかんな~」
おばちゃん「イワンちゃーん こんなとこに居たのね~」
イワン・J・ハルコーネン「あ、おばちゃん!」
おばちゃん「フッフッフ 戸惑ってるわね~」
イワン・J・ハルコーネン「そりゃ戸惑いもするっすよー」
イワン・J・ハルコーネン「こんな三種の伝説の武具じゃ魔王なんて倒せないじゃないっすか?」
おばちゃん「分かるわぁ~ アタシも最初は超戸惑ったものだったわ・・・」
イワン・J・ハルコーネン「え、なんでおばちゃんが?」
王様「それはワシが話してやろう!」
イワン・J・ハルコーネン「王様!? ふぁ!?」
王様「アレは今から凡そ30年ほど前じゃったか・・・」
  王様の話しが超絶長過ぎたので要約すると
  実は主婦のおばちゃんがかつての先代勇者の前の勇者であったこと。・・・
  魔王を封じた後、引退し、今はかつての冒険者仲間と結婚し主婦となり、夫と共に料亭を営んでいることであった―
王様「今ではワシもおばちゃんの料理に惚れこんで料亭の常連の一人じゃい」
王様「ふぉっふぉっふぉっふぉっふぉ」
イワン・J・ハルコーネン「んで、今の話しのドコに魔王を封じる方法が?」
おばちゃん「魔王は腹が減って起きる その都度勇者が行って魔王を腹いっぱいにしてやる」
おばちゃん「腹がいっぱいになった魔王は再び眠りに就く。ホラ、封じられるだろう?」
イワン・J・ハルコーネン「そんな方法で魔王を封じるのかよぉぉぉぉっ!?」
おばちゃん「そーゆー訳でイワンちゃん 料理の修行をしましょうね♡」
王様「魔王の舌をうならせる腕前を身に着けるのじゃ!」
王様「行け! 勇者よ!!」
王様「世界の平和はそなたの腕前にかかってくるぞ!」
イワン・J・ハルコーネン「そんな勇者イヤだぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
おばちゃん「たーっぷりと仕込んじゃうわ♡」

〇皇后の御殿
おばちゃん「ホラホラ! 包丁を構える時はこう! 猫の手よ!猫の手!!」
イワン・J・ハルコーネン「うぉ! 指切りそうに!!」
おばちゃん「キャベツの千切り百回はノルマだからね!」
イワン・J・ハルコーネン「うっす!」
おばちゃん「時間差を上手く利用して、同時並行で色んな作業をこなしてこそ一人前のシェフよ!!」
イワン・J・ハルコーネン「押忍!」
おばちゃん「ソコ! コンソメと顆粒出汁間違えない!!」
イワン・J・ハルコーネン「うっす!」
イワン・J・ハルコーネン(オレ、城の警備兵だったのに なんでこんな所でおばちゃんに料理教わってるんだろ・・・)
王様「ホレ! もっと頑張らんか!」
王様「ここで仕込んでもらえば 魔王封印の後には、そなたは英雄じゃ!」
王様「褒美もそうじゃが、超一流の料理人として このおばちゃんの様な店すら構えらられようぞ!!」
イワン・J・ハルコーネン(言われてみりゃ、この店ってやけに金がかかってそうだよな・・・)
イワン・J・ハルコーネン(そっか、オレもセレブの仲間入りか!?)
おばちゃん「アラアラ、王様に言われた途端にヤル気がみなぎってきたわね!」
おばちゃん「ギラギラした男の目って嫌いじゃないわぁ~♡」
王様「ワシもまだまだギラギラした現役じゃぞ?」
おばちゃん「あ。ハイ。 王様のはイラナイです 若い子の方が良いです~」
王様「なん・じゃと・・・!?」
イワン・J・ハルコーネン(醜い老害の浮気話いなんか誰得だよ・・ 早く修行終えて魔王を封印してガッポガッポ生活してー!!)
  こうして、勇者イワンの料理修行の日々は過ぎていった・・・

〇魔界
  その頃の魔王
魔王「お・な・か・・・」
魔王「す・い・タ・・・・」
魔王「魔物ハ・・・食べ飽きタ・・・」
魔王「早く・・・ 人間界へ行っテ・・・」
魔王「美味イ物ヲ・・・」
魔王「喰いタイ・・・・」
  勇者イワンの料理修行は間に合うのか!?

〇謁見の間
王様「勇者よ。 よくぞ修行を終えた」
王様「褒美をとらせようぞ」
王様「これへ!」
イワン・J・ハルコーネン「ハハっ!」
王様「これなるは伝説の防具 アキレウスの前掛けじゃ!」
イワン・J・ハルコーネン「ぇ・・・」
イワン・J・ハルコーネン(コレ、フンドシやん・・・)
王様「ささ、遠慮はいらん。 受け取るが良い、勇者よ」
イワン・J・ハルコーネン「ぇー・・・・」
王様「代々男勇者はコレを締めて戦場へ旅立ったものじゃ」
イワン・J・ハルコーネン「お、女勇者だった場合は!?」
王様「女勇者には、伝説の防具アキレウスのドレスじゃ!」
イワン・J・ハルコーネン「男女で扱いが違い過ぎるんですけどー!?」
王様「ええい、四の五の言わずにとっととコレを締めて魔王のもとへ行くのじゃ!!」
王様「そなたがモタモタ修行しとったせいで、幾つもの国が崩壊のピンチなんじゃーい!!」
イワン・J・ハルコーネン「えっ! そんな!?」
王様「腹をすかせた魔王があちこちで無銭飲食を繰り返しとって、飢饉が起こりそうなんじゃい!!」

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