絆を深めよう!チーム強化合宿(その2)(脚本)
〇広い和室
先に部屋に戻った桃子たちは、枕投げをして遊んでいた。
冬元茜音「やったわねー、それ!」
秋月萌黄「こっちも負けないわよ!」
夏木藍衣「これぞ旅行の醍醐味ね!」
春野桃子「そうね!」
すると、ジョイフルが入ってきた。
ジョイフル「お前たち、そろそろ寝るぞ!」
その時だった!
春野桃子「しまった!」
桃子が投げた枕が、部屋に入ってきたジョイフルに命中した!
ジョイフル「よくもやったな!お返しだ!」
春野桃子「きゃあ!」
夏木藍衣「桃子ちゃん、大丈夫?」
春野桃子「平気よ。ちょっとびっくりしただけ」
グレートフル「早速やってるな、枕投げ」
グレートフルも参戦!
ジョイフル(昔の俺らみたいだな)
数分後。
ハートフル「みんな、洗濯物乾いたから、持ってきたわよ!」
ほかのメンバーも入り混じり、楽しい枕投げが行われた。
〇広い和室
合宿2日目。
ハートフル「みんな起きてー!朝の6時半よー!」
デライト(昨夜は結構盛り上がったなぁ)
春野桃子「よく寝たわ」
城之内花江「洗濯物、早く乾いてよかったわね」
城之内珠璃「最新の洗濯機と乾燥機のおかげで助かったわ!」
夏木藍衣「昨日の枕投げ、楽しかったわ!」
秋月萌黄「早く着替えてご飯にしたいわ!」
冬元茜音「そうね。早くお片付けして、朝ご飯にしましょう」
メンバーは、着替えを済ませ、部屋の片づけをして、朝食に備えた。
冬元茜音「着替えは終わったわ」
春野桃子「今日はこの旅館の周辺でのトレーニングでしょう?」
秋月萌黄「もう準備できてるわ」
夏木藍衣「そろそろ朝食の時間じゃないかしら?」
ジョイフル「そうだね」
グレートフル「朝食後に、今日の予定を発表するからね」
ハートフル「その前に、ちゃんとご飯食べましょう」
やがて食事が運ばれてきた。
従業員「お待たせしました。朝食でございます。ごゆっくりどうぞ」
デライト「どうもありがとうございます」
「それじゃあ食事にしましょう。せーの、」
いただきます!
春野桃子「今日は、この近くでの合宿でしょう?」
城之内花江「詳しくは、後で話すわ」
朝食を楽しむ面々だった。
〇温泉旅館
朝食後。
ハートフル「今日は、合宿先の周辺でのトレーニングよ」
夏木藍衣「具体的には、何をするのかしら?」
秋月萌黄「昨日は海岸だったけど、今日は山でのトレーニングなの?」
グレートフル「正解。山の中でのオリエンテーションだ」
冬元茜音「楽しみね!」
ジョイフル「集団行動なんだから、はぐれるなよ」
「わかったわ」
メンバーは、早速出発した。
〇山道
合宿先の宿から少し離れた山道。
グレートフル「森林浴も気持ちいいものだろう?」
春野桃子「確かに。森の中を歩くと元気になると言う話は有名ね」
夏木藍衣「去年の林間学校でも、みんなで山登りしたわ」
秋月萌黄「私が幼稚園の時は、山に遠足に行ったわ」
夏木藍衣「今でも覚えてるわ」
冬元茜音「山登り、楽しいわ」
ジョイフル「森林浴でいい気分転換になるさ」
ハートフル「そうね!」
デライト「そうですね」
城之内珠璃(夏と秋の行楽シーズンに備えて、発注手続きを帰ってからしなくっちゃね)
城之内花江「私たちも、四季折々のイベントを楽しんだわよね」
ハートフル「そうねぇ」
〇山の展望台(鍵無し)
しばらくすると、一行は展望台へとやってきた。
春野桃子「見晴らしが最高ね!」
夏木藍衣「そうね。私達の街も見えるかしら?」
秋月萌黄「あれかしら?」
冬元茜音「あっちの方には動物園があるわ」
ハートフル「そういえば私も小さい頃はお城のバルコニーから城下町を眺めてたわ」
ジョイフル「今でも覚えてるさ」
グレートフル「ああ。父上や母上の誕生日ともなればみんなバルコニーとかに出たもんな」
〇城壁
回想。チアフルキングダムにて。
王様、バンザーイ!
グラッド王「私は満足であります」
チアフルキングダムの騎士「いい天気でよかったですな」
ブライト妃「最高の誕生日になってよかったわね、あなた」
ハートフル「いつかは私も立派な王女になれるかしら?」
グレートフル「なれるよ」
ジョイフル「俺も立派な王子になるぜ」
〇山の展望台(鍵無し)
城之内花江「そういえば懐かしいわね」
城之内珠璃「そうね。そろそろお昼になるわ。食事にしましょう」
デライト「確かこの近くにレストランがあったはずです」
ジョイフル「桃子ちゃん、この近くでバーベキューができるレストランがあるぞ」
春野桃子「本当?」
ジョイフル「ああ。じゃあ行くか!」
メンバーは、昼食を摂りに、レストランへと向かった。
〇山中のレストラン
そのレストランは、展望台の近くにある、バーベキューもできるレストランだった。
「美味しいわね!」
春野桃子「バーベキューの醍醐味とも言える焼きそば作りも楽しいわ」
ハートフル「焼き具合は、私が見るわね」
グレートフル「僕は、その間火の加減の調整をするよ」
城之内花江「夜はみんなで花火だから、お店に寄る時間も考えないとね」
城之内珠璃「そうね」
大いに盛り上がる面々だった。
〇丘の上
昼食後、一行は山の頂にやってきた。
春野桃子「見晴らしも良くて素敵ね」
冬元茜音「そうね。いい山登りになったわ」
「この後、花火屋さんに行くの?」
グレートフル「ああ。旅館の近くに、花火の工房があるんだよ」
城之内花江「値段も結構リーズナブルだって書いてあったわ」
秋月萌黄「旅館に戻ったらどうするの?」
城之内珠璃「障害物競争とかするわよ」
グレートフル「それじゃあ、下山だ」
メンバーは、旅館へと向かった。
〇職人の作業場
その花火屋は、旅館の近くにあった。
花火職人「いらっしゃいませ。花火工房へようこそ。私は作業員の鈴木と申します」
グレートフル「すみません、花火を買いにきました」
花火職人「こちらならどうでしょうか」
グレートフル「ありがとうございます」
春野桃子「へぇ、花火ってこうやって作るのね」
花火職人「よかったら、体験しないかい、花火作り?」
夏木藍衣「いいんですか?」
花火職人「大丈夫。丁寧に教えるわ」
秋月萌黄「じゃあ、お言葉に甘えて」
桃子たちは、花火作りにもチャレンジした。
冬元茜音「いい経験になるわ」
〇花火職人の作業場
花火職人「いいかい、こうやって作るのさ」
グレートフル「いい経験になりそうだね」
ジョイフル「そうだな。可愛い子には旅をさせよとも言うしな」
花火制作は、順調に進んだ。
〇職人の作業場
「有難うございました」
春野桃子「いい経験になりました」
花火職人「またいつでも来なよ」
デライト「この後は、障害物競走をするよ」
ハートフル「その後は花火大会よ」
花火職人「丁寧に扱ってくださいね」
メンバーは、宿に向かった。
〇広い和室
宿に戻ってきた一行は、障害物競走をしたり、サバイバルゲームなどをして盛り上がった。
城之内花江「明日の朝は朝食後にここを出発して、ショップ前で解散よ」
城之内珠璃「寝る前に、持ち物確認しないとね」
デライト「そうですね」
ハートフル「サバイバルゲームも障害物競走も楽しかったわね」
ジョイフル「少ししたら、夕食も来るはずさ」
グレートフル「そうだね」
数分後。
旅館の従業員「お待たせしました。夕食になります」
「有難うございます」
旅館の従業員「ごゆっくりどうぞ」
部屋を出ていった従業員。
「夕食の時間だよ。せーの」
いただきます
春野桃子「美味しいわね、この刺身」
夏木藍衣「そうね」
秋月萌黄「私、この前手巻き寿司パーティー家族でしたの」
冬元茜音「それはよかったわね」
夕食に舌鼓を打つ一同。
〇風流な庭園
夕食後、メンバーは花火大会で盛り上がった。
冬元茜音「自分たちで作った花火、本当に綺麗ね」
秋月萌黄「いい経験になったわ」
夏木藍衣「そうね。職人さん、頑固だったけど良い人だったわね」
春野桃子「人は見かけに寄らぬものって言うしね」
「今のところは、ダークランドは出てないわね」
春野桃子「そうね。このままうまく行くことを祈るわ」
デライト(だと良いんだけどな・・・)
ハートフル「子供の頃に戻ったみたいね」
グレートフル「チーム間の垣根を取って行くことで団結力も深まるしね」
ジョイフル「明日の朝、ここを出発するから、「立つ鳥跡を濁さず」と言う訳で、ちゃんと掃除しとけよ」
ちなみに、花火で出たゴミに関しては、持ち帰って処分することになっていた。
〇広い和室
花火を楽しんだ面々は、入浴をして、就寝することになった。
春野桃子「大富豪もやったし、そろそろ寝ようよ」
夏木藍衣「そうね。明日も早いし」
秋月萌黄「良い合宿の思い出ができたわね」
冬元茜音「でも、ダークランドはいつ出るかわからないから、注意しないと」
城之内珠璃「そろそろ寝るわよ!」
城之内花江「みんなもう歯は磨いた?」
秋月萌黄「磨いたわ」
ハートフル「明日は朝食後に出発よ!」
デライト「洗濯は、こっちでやっとくよ」
グレートフル「歯も磨いたし、洗濯もあと数分で終了だ。明日は朝食後にここを出るから、忘れ物がないようにしてね」
ジョイフル「服は各自自分のものを持って行けよ」
一向は、最終チェックをして、就寝した。