何かの運命

どんぐり

先輩の怒り(脚本)

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〇一人部屋(車いす無し)
  ある休みの日の朝のことだった。珠璃はいつものように起きて朝食を済ませ、ゆっくりしていた。
山本珠璃「誰かしら?こんな朝早くに」
山本珠璃「はい?」
刑事「警察です。少しお話よろしいでしょうか?」
山本珠璃「私に何か用ですか?」
刑事「これから警察署に来てもらいますので」
  珠璃は大急ぎで着替えた。
山本珠璃「着替えました」

〇警察署の入口
  車は警察署へ到着した。
警察官「おはようございます、大和刑事」
刑事「おはよう、堺君」
山本珠璃(何が始まるのかしら?)

〇取調室
  やがて、珠璃は取調室へと連れていかれた。
山本珠璃「で、私に何をしようというのですか?」
刑事「あなたが人を殺そうとしていることについてのことです」
山本珠璃「いつ私が?証明するものがあるんですか?」
女性警察官「ある匿名の女性からの相談です」
  女性警察官は、ボイスレコーダーを再生した。
  実は、私の先輩が、私に対して殺意を向けてるんです。私の身内が、先輩の両親を事故で殺したとかだそうでして.....
山本珠璃(あの女、よくもしゃべったわね!)
刑事「これは本当なんですよね?」
女性警察官「事故で両親を殺害されたとはいえ、その恨みでの殺人はひどすぎる計画ですよ!」
山本珠璃「私はその事故を起こした会社の社長にも殺意を向けてるのです!」
刑事「いいですか?たとえ殺意を持っていようとも、計画に移すことは犯罪です!」
女性警察官「このようなことがあれば、あなたを逮捕します!」
  珠璃は警察に目を付けられるようになってしまったのである!

〇オフィスのフロア
  数日後。
森薫「何かしら?」
  薫が見たメモには、とんでもないことが書かれていた!!
森薫「何よこれ!?」
  よくも警察にチクったわね。必ずあなたを殺してやるから覚悟なさい! 珠璃
倉田俊成「森君、どうしたのかね?」
森薫「これ、山本先輩の字ですよ!」
倉田俊成「これはひどい!山本君が来たらすぐに来るよう社長に伝える!」
倉田俊成「社長、大変です!」

〇豪華な社長室
社長「どうしたの?」

〇オフィスのフロア
倉田俊成「今朝、殺害予告らしいメモが置いてあったんですよ!山本君の字で書かれてました!」

〇豪華な社長室
社長「何ですって!?すぐに山本君を社長室へ向かわせて!」

〇オフィスのフロア
倉田俊成「はい!」
  急いで電話を切った。しばらくして、珠璃が入ってきた。
山本珠璃「おはようございます」
倉田俊成「これはどういうことだね?これをもって社長室へ行くんだ、今すぐに!」
山本珠璃(警察に話したことで一気に広がったわね!)
森薫「私、どうなるんでしょうか?」
氷川純也「僕らがいるから安心してね」
森薫「先輩、ありがとうございます!」

〇豪華な社長室
山本珠璃「失礼します」
社長「入りなさい」
社長「これはどういうことかしら?」
山本珠璃「私は、両親を殺した運転手の親戚が後輩だったことを知ってるんです!」
社長「そういう問題じゃないの!」
山本珠璃「私は、その運転手の親戚である後輩を殺して、親の仇を取ろうとしたら、警察にしゃべったらしく、厳重注意を受けたんです!」
社長「人を殺すことは犯罪なのよ!あなた、恥ずかしくないの?」
山本珠璃「親の仇を取ろうと決めてたんですよ!」
社長「こんなひどいあなたには、しばらく謹慎処分を下すわ」
山本珠璃(覚えてなさい、森薫!)

〇オフィスのフロア
  その後。
山本珠璃「覚えてなさい!」
森薫(私、殺されちゃうのかな?)
上司「山本君、社長の伝言通り、君にはしばらく謹慎処分を下すよ」
  珠璃はふてくされた態度で去った。
森薫(私、殺されるのかな?)

〇ホームセンター
山本珠璃「こうなったら、徹底的に彼女を殺してやる!」
  珠璃が向かったのは、ホームセンターだった。
山本珠璃「これだけあれば大丈夫ね」
  彼女は一体、何をもくろんでるというのだろうか?

次のエピソード:動き出した先輩

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