〇地球
　　専業主婦──それは家事や育児を生業とする既婚女性を指す。
　　その業務内容は
　　・炊事・掃除・洗濯・買い物・育児・家計管理など。これらはほぼ、同時進行で行なわれることが多い。

〇宇宙ステーション
　　例えば１日に８時間働いたとして、
　　その日給は、なんと¥17600！（子有り）
　　そして平均年収は480万〜1200万と、
　　主婦は超ハイスペックな職業だ!!

〇飛空戦艦
　　今日我々は、その専業主婦の代表・ミレイに焦点を当て、スーパーの買い出しに密着取材することにしたッ！
ミレイ「時は来た!! いくわよッ、ミライ！ 戦場へ!!」
ミライ「キャッキャッ！」

〇スーパーマーケット
ミレイ「開店５分前〜」
ミレイ「アアッ！」
ミレイ「やっぱり居た！ １番ノリおじさん!!」
ミレイ「間違いなく、１番にスーパーに入らんとするがために、自動扉の鼻先スレスレに立っているわ！」
１番ノリおじさん「１ミリの隙も見せんぞぉ〜!!」
１番ノリおじさん「１ミリもなァァァー！」
ミレイ「恐らく１時間は前から、この状態を保っているハズ・・・ やるわね、おじさん！」
ミレイ「いつもお疲れ様デス。 良かったら、コレどうぞ！」
１番ノリおじさん「ワシ、ビール大好き！ 後で頂くよ」
ミレイ「いや〜ん。 ミレイのお酒、ここでグイッと飲み干して〜♡」
１番ノリおじさん「し、しょうがないなあ！ じゃ、いただきまーす」
ミレイ「飲ーんで飲んで飲んで！ハイハイ！ 飲ーんで飲んで飲んで！ハイハイ！」
ミレイ「イッチャってー！ヤッチャってー！飲み干してー！ 飲ーんで飲んで飲んで？」
１番ノリおじさん「ウグッ・・・」
１番ノリおじさん「この中身、テキーラじゃん!!!!!!」
ミレイ「お店に入る前から、戦いは始まっているのよ！」

〇事務所
スーパーの店長「アニョハセヨ〜!!」
スーパーの店員「・・・ッざいます！」
スーパーの店員（最近、店長のヤツ、韓国語と悪魔払いにハマッてるんだよな）
スーパーの店長「最近は雨が続いて昨年比マイナスが続いておりましたが、本日は快晴なり！」
スーパーの店長「多くの貧乏人の皆さまが、我先にとこの激安スーパーに詰めかけ、激混み必死の１日が予想されます！」
スーパーの店長「張り切ってお客様に散財してもらえるよう、ゴンドラ整理、ポップの不備確認、」
スーパーの店長「とくに試食コーナーには、亡者のごとく貧乏人たちが殺到する恐れがありますので」
スーパーの店長「商品が途切れることのないよう、死者が出ませんように、目配り気配り心配り、後は、ティッシュ配りもお願いします！」
スーパーの店員「店長〜！ お願いされて貼る割引シールの提供は、サービスに入りますか？」
スーパーの店長「そんなもんッ・・・無視して、口にネギでも詰め混んでつまみ出せよ！」
スーパーの店長「失礼。 言い過ぎました・・・丁重にお断りして下さい」
スーパーの店員「特に今日は特売日！ 普段想定していないような事件が起こる可能性アリですが、対策は!?」
スーパーの店長「それに関しては問題無いです！ 事前にチラシやポスターで、店内及び店外で起こる、揉め事や盗難、犯罪、」
スーパーの店長「悪魔との取引等に関しましては、一切の責任を取りませんと、明言してあるので！」
スーパーの店長「ちなみに、今日はもはや、年配の常連客が、入口付近にて急アルで転倒、救急車で搬送されました」
スーパーの店長「ですがウチには、なんの落ち度もございません！」
スーパーの店員「気を引き締め、一丸になって挑みましょう!!」
スーパーの店員「エロイム〜！」
スーパーの店員「エッサイム!!!!!!」
スーパーの店長（ッサイム・・・（乗り遅れた〜！））

〇スーパーの店内
ミレイ「先ずはお野菜さんから見よう〜♪」
買い物客「・・・」
ミレイ（この奥さん、邪魔ね〜！ 横から手を伸ばして取ろうっと）
　　ヒョイ
買い物客「アー！」
買い物客「それ、私が目をつけていたジャガイモよ!!」
ミレイ「じ、じゃあこちらにしますね。 私は、こだわりないので〜！」
買い物客「そっちと、こっちで悩んでいたんです！」
ミレイ（ハアァ〜？）

〇スーパーの店内
ミレイ「必殺〜ぅ」
ミレイ「『イヤミ攻撃』！シェー!!!!!!!!」
ミレイ「あらあら〜？ 奥さまが選んだお芋、よく見たら２つともォ、まだ青さが残ってるザマス！」
ミレイ「ソラニン中毒になるところだったザマス！奥さまがワザワザ選んでくれて、私たち助かったたザマス〜！」
ミレイ「確かにジィーッくり、穴が空くまで見ないと分からない方も居るザマス！」
買い物客「グハアァァァ!!!! そうなの〜!? 悔しい〜！」
　　説明しよう！
　　イヤミ攻撃とは、シェーの掛け声とともに、マシンガンのごとく嫌味を放つ技。
　　前歯を剥き出して言うと、より効果的だぞ！
ミレイ「⚠某有名漫画とは一切関係ありません。次、行ってみよう！」

〇スーパーの店内
ミレイ「パパの好きなスルメイカあったわ〜！ 透明で、皮が黒っぽいモノほど鮮度が良くて、白いと鮮度が悪いのよね」
ミレイ（思ったとおり、割引シール付けてるわね。 フフ、これが狙いだったのよ！）
ミレイ「お兄さん、スミマセン！ このイカにもシール付けて下さい」
スーパーの店員「ム」
スーパーの店員「お客様、それはちょっと・・・」
ミレイ（断る気ね！ それなら・・・）

〇スーパーの店内
ミレイ「必殺〜ぅ！」
ミレイ「『桃・巨乳』タオ・パイパイ!!」
スーパーの店員「ホゲェ〜！」
　　説明しよう！
　　桃巨乳とは、その掛け声と共に前面をはだけることによって、敵を戦意喪失・鼻血を出させてしまう、恐ろしい技だ!!
ミレイ「⚠某有名漫画とは、一切関係ありませんので、ツッコまないでね♡」
スーパーの店員「鼻血で何も見えない・・・シール・・・ま、イッカ。イカだけに！」
ミレイ「イッパイ！」

〇スーパーの店内
ミレイ「さあレジに並ぼう」
ミレイ「ここで必殺ぅ〜」
ミレイ「『泥棒猫・眼』キャッツアイ・ビーム♡」
　　説明しよう！
　　泥棒猫眼とは、まるで泥棒猫のようにレジが早い場所を一瞬で見極める、
　　時間の無い主婦には、標準装備の技である！
ミレイ「⚠・・・もう、分かるわよね？」
ミレイ「有人レジと無人レジがあるけど、 買い物の量が多い時は、有人レジの方が早いのよね」
ミレイ「そして、１番入口に近いレジがベテランさんのレジ！（地域にもよります）」
ミレイ「２人体制のレジも、早くて助かるわ！」
ミレイ「決めた！このレジにしよ！」
ミレイ「え！並んでいたのに、横入りされた」
ミレイ「あの、私が先に並んでいたんですけど・・・」
ヲタク「足元見て」
ミレイ「は？」
ヲタク「並んでくださいの、足のマーク。 そこに、並んでなかったよ。 マイナス３センチズレてたよ」
ミレイ「ハアアッ!?」
ミレイ「明らかに不条理！ 店員も、周りの人も見ないフリしておる〜！」
ミレイ「こーなったら必殺ぅ〜」
ミレイ「言いがかりつけて、ゴメンなさい！」
ミレイ「コレ・・・今すぐ飲み干して♡」
ミレイ「ハイ、飲ーんで飲んで飲んで！ハイハイ！」
スーパーの店員「飲ーんで飲んで飲んで！ハイハイ！」
スーパーの店長「イッチャってー飲んじゃってー飲み干してー！」
ヲタク「の、飲まなきゃならない雰囲気！」
ヲタク「っブッホー！ これ、テキーラァァァァ!!!!」

〇スーパーの店内
ヲタク「オッエー¢$€€£-%%##@!! （自主規制中）」

〇スーパーの店内
ミレイ「主婦の呼吸壱の型・『悪癖一閃』！ ⚠もちろん、有名漫画とは何の関係もないし、良い子はマネしちゃ駄目よ!!」
スーパーの店長「うちには一切責任は、ございません！」
　　おしまい