幽閉姫 第四幕 パジャマパーティー1 冷暖房付きだけじゃダメ(脚本)
〇牢獄
ミスティ「フンフフンフフ~ン♪ さーてと」
ミスティ「今夜はどんなパジャマにしよっかな~」
ミスティ「コレとか可愛いし寝返りしてもめくれにくいしイイ感じかな~」
ミスティ「コレ ・・・はちょーっと地味かしら」
ミスティ「ちょっとボーイッシュに~?」
ミスティ「コレだと子供っぽく見えちゃうし~」
ミスティ「この上下だとヤッバイ感じかな~」
〇地下広場
骨皮干美羅「姫。そろそろ寝る時間です。 パジャマ選びでそんな時間取らないでください」
〇牢獄
ミスティ「ちょっ 突然表れないでよぉ!!」
ミスティ「てか、牢のそっち側って、そんなんなってたのね~」
ミスティ「へ~ フーン ほ~」
ミスティ「んで、アンタ誰?」
〇地下広場
骨皮干美羅「ぇ・・・ わ、わ、わ、私をお忘れですくわぁぁぁぁ~っ!?」
骨皮干美羅「ほら! 姫が投獄されて最初っからずーっとお世話してる!!」
骨皮干美羅「骨皮干美羅ですよっ!!」
〇牢獄
ミスティ「干美羅・・・・ チビラ?」
ミスティ「読めない~」
〇地下広場
骨皮干美羅「ちょっ! この姫めぇ~」
骨皮干美羅(がっぺムカツクわぁ~・・・・(怒))
骨皮干美羅「干美羅(ほしみいら)ですよ 姫。いいかげん覚えてくださいませ(涙)」
〇牢獄
ミスティ「あ~ハイハイ。 覚えとくわぁ~」
ミスティ(3秒だけね(笑))
ミスティ「んで? 何の用?」
〇地下広場
骨皮干美羅「そんなにパジャマで悩まれるなら 良いモノをあげましょう」
〇牢獄
ミスティ「えっ! なになに!!」
ミスティ「どんなパジャマくれんの?」
〇地下広場
骨皮干美羅「全身包む君Zぉぉぉ~っ!!」
全身包む君Z「ベッヘッヘッヘッヘッヘッヘッヘッヘッヘッヘッヘッヘ~ッ」
骨皮干美羅「夏は暑苦しく地獄の猛火を忠実に再現し、寝苦しい夜を更なる炎獄へとヴァージョンUP!」
骨皮干美羅「寒さの冬は、極寒地獄で骨の芯までカッチコチに凍結させてくれるスグレモノですよぉ~♡」
全身包む君Z「ベッヘッヘッ(照)」
〇牢獄
ミスティ「ちょっ!? ファッ!? まっ!」
ミスティ「ムリムリムリムリムリムリ~っ!!」
ミスティ「そんなんぜーーーーーったいにム・リ・だからぁ~!!」
ミスティ「ってか絶対死ぬるヤツでしょソレ! ムーリー!!」
ミスティ「そんなん着せられたら、私の方が溶けちゃいそーだし・・・」
ミスティ「絶対に拒否るわ! 絶拒よ!却下!返品! 受け取り拒否!!」
〇地下広場
骨皮干美羅「なん・・・だとっ!?」
骨皮干美羅「私のNo!お奨め自信マシマシのパジャマだったのに・・・!?」
骨皮干美羅(そっか。おこちゃまな姫には全身包む君Zの極上の着心地がまだ分からないんだわ)
骨皮干美羅「フッ 所詮はおこちゃまね~(笑)」
ミスティ「ちょっとぉ! 途中から本音ダダ漏れよっ!」
ミスティ「こんのド涸れ専なキラキラネームがぁっ!」
骨皮干美羅「なんですとぉっ!? 姫・・・・」
骨皮干美羅「枯れ専!? その上キラキラネームですとっ!!」
骨皮干美羅「親にも言われたこと無いのにぃ・・・・」
〇牢獄
ミスティ「まぁそんなネーミングセンスな毒親じゃ言わないでしょ(笑)」
ミスティ(ハァ~ 親ガチャハズレは運しだいだものね~ ハズレ毒親引いちゃったら一生が不幸だわぁ・・・)
ミスティ「干美羅ってば可愛そうに・・・」
〇地下広場
骨皮干美羅「ちょっ姫! いきなり本音漏らさないでぇぇぇぇ!!」
骨皮干美羅「しかもなんかイミフにすっげーディスられてるし・・・(涙)」