エピソード11(脚本)
〇店の入口
衣理那(普段着「スマホ! 玖にゃにゃん 昨日はどうしたのよ? 詳しく説明して! みんな帰って来ないから 家に戻ったのよ!」
衣理那(普段着「今昨日のお店に来ているの! 重大な報告があるの! と玖にメールした 本当にどうしたのかね とコハクをナデナデしていた」
小白(コハク)(ニャン〜ニャン・・・)
〇カウンター席
お店のママ「いらしゃいませ! 朝早くからどうしたの?」
衣理那(普段着「昨日は美味しいパフェ ありがとうございました 友だちと待ち合わせ!」
お店のママ「また可愛い子猫を! 飼っているの?」
衣理那(普段着「バイトしている先でもらっても 飼うあてもなく困っている青年が!」
お店のママ「まぁ! こんなに可愛いのにね! 頭をナデナデ」
小白(コハク)「ニャン〜ニャン せがむように頭を持ち上げ もう一度ニャン〜ニャン」
〇豪華なリビングダイニング
玖(パジャマ)「おはよう!」
〇システムキッチン
玖(パジャマ)「コーヒーを淹れよう! 宮殿にいれば、お母さんが持て来てくれたのに! 一人暮らしじゃしょうがないよね ニャニャンじゃ?」
にゃにゃん「悪うござんした! それよりも、エリナのこと!」
玖(パジャマ)「チョイ待って コーヒーが・・・!!」
にゃにゃん「火傷しないように!」
にゃにゃん「ワンワン エリナからメール届いているよ!」
玖(パジャマ)「あら1時間も前に!早く知らせて! 私たちと違って言葉で意思疎通をしなくってはならないによ!」
にゃにゃん「起こすなって!・・・・・・」
玖(パジャマ)「それとこれは別でしょ! 命に関わっているかもしれないし!」
〇豪華なリビングダイニング
「すぐに着替えるから!」
玖(普段着3)「出かけるわよ!」
にゃにゃん「コーヒーが!」
〇店の入口
玖(普段着3)(ほら! もう着いた! 私の特技よ!)
にゃにゃん「髪が乱れているけど!」
玖(普段着3)「大丈夫よ! 少し手グシですけば! ほら!」
〇カウンター席
衣理那(普段着「遅いわね 小白待ちくたびれて、眠くなった もうちょと待ってて!」
玖(普段着3)「ごめん!」
衣理那(普段着「どうしたのよ! 昨日は昨日で、いなくなるし、 何かあったの?」
玖(普段着3)「本当にごめんね 実はお母さんが、熱出たみたいで 様子見に、でももう大丈夫だから!」
衣理那(普段着「よかった!」
玖(普段着3)「急用ってなに? どうしたのネコなんか連れて!」
衣理那(普段着「そうなの実は、昨日このネコ若い男の子から、もらったの!」
玖(普段着3)「何よそれ?」
衣理那(普段着「そだよね なんかバイト先のオナーから猫もらったが、飼いきれなくって、相談受けて 私がもらうことに!」
玖(普段着3)「大丈夫なの?」
衣理那(普段着「まぁどうにか! 捨てるわけにもいかないでしょ 保健所で引き取るけど、 殺処分されるかも知れないし? 可愛いでしょう?──」
玖(普段着3)「そうね コーヒー淹れて飲まないで、急いで来たの!」
お店のママ「いらっしゃいませ! 大変ですわね 何になさいます」
玖(普段着3)「トースト付きのコーヒーお願いします」
衣理那(普段着「私も頼んでないの、紅茶でお願いします ミルクテーで!」
お店のママ「分かりました ごゆっくり!」
衣理那(普段着「怪しい人今日は見かけなかった! 変装してどこかに潜んでいるかもね 今度現れたらお願いよ 従兄弟の神吉若様にもよろしくね」
衣理那(普段着「ところで、玖は鳳凰羅魏国のお姫様でしょ! なんで一人でマンションにいるの?」
玖(普段着3)「私が無理やりお母様に頼んで! ただの気まぐれよ!」
〇ホテルの駐車場(看板あり)
蓮斗(レント)「妙雲空漠国の密偵の動き 今度はバッチリですよ!」
颯魔(ソウマ)「おぉ! 失敗は許されん! 玖が鳳凰羅魏国のお嬢様と分かれば、 早速に誘拐するぞ!」
蓮斗(レント)「俺が猫に仕掛けた盗聴器が!」
颯魔(ソウマ)「よし! 情報によると、秘宝が有りその宝さえあれば何でも叶うと!」
蓮斗(レント)「魔法が使える?」
颯魔(ソウマ)「いやそれ以上と!」
蓮斗(レント)「そうですか! 玖が来ましたよ!」
〇カウンター席
〇ホテルの駐車場(看板あり)
颯魔(ソウマ)「おぉ! やはりお嬢様か! 実行に移すぞ!」
蓮斗(レント)「分かりました! 尾行しマンシヨンを突き止めて!」
〇カウンター席
小白(コハク)(ニャン〜ニャン)
玖(普段着3)「いいこね! この首輪の鈴初めから付けてた?」