The Justice Twins

どんぐり

ゴールデンウィーク旅行(その1)(脚本)

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〇シックなリビング
江川るり子「いよいよ明日からゴールデンウィークね」
江川勝「ゴールデンウィークは、お前たちの誕生日でもあるんだし、お前たちのしたいことを、何でもしたい楽しい連休にしよう」
江川るり子「去年受験勉強で頑張ったご褒美も兼ねて、旅行も計画してるわ!」
「どんなスケジュールなの?」
江川るり子「朝早く起きて、遊園地に行ったりするわよ!」
江川和樹「大盤振る舞いじゃないか!」
江川和美「誕生日企画やプレゼントは?」
江川勝「当日のお楽しみさ。早く寝ると良いよ。誕生日はこどもの日なんだから」
「そうするね」
  江川家では、ゴールデンウィークは家族で出掛けているのだ。

〇部屋の前
江川和樹「いよいよ明日から旅行だね」
江川和美「そうね」
江川和樹「でも、ゴールデンウィーク中の宿題も忘れないようにしないとね」
江川和美「そうね。ダークカンパニーの動きにも注視しないといけないわ」
江川和樹「そうだね。おやすみ」
江川和美「お休みなさい」

〇シックなリビング
  翌朝。
江川るり子「朝ご飯、できてるわよ」
江川勝「昨日のうちに準備済ませたのかい?」
江川和樹「そうさ」
江川和美「何したいかはもう決めてあるわ」
江川るり子「そうなのね。 じゃあ、朝ごはん食べちゃって。食べたら行くわよ」
  朝食を済ませたメンバーは、さっそく出発した。

〇一軒家の玄関扉
江川るり子「忘れ物はないわね?」
江川勝「鍵はちゃんとかけたし、水道も電気もガスも消したよ」
江川和樹「新聞は、しばらく止めておくと数日前に連絡したよ」
江川和美「新聞とかをためてたら、泥棒に狙われるもんね」
江川るり子「そうね。じゃ、駅へ行くわよ!」
  一行は、駅へと向かった。

〇駅の出入口
江川るり子「ここから遊園地へと向かうわよ!」
江川勝「時間はちゃんと確認したかい?」
江川和美「確認したわよ」
江川和樹「もちろんさ」
  一行は、モノレールで向かった。

〇改札口前
  やがて、モノレールは、遊園地の最寄り駅に到着した。
江川るり子「着いたわよ!」
江川勝「この大型複合施設はすごいらしいんだ」
江川和樹「ホテルや遊園地、動物園に水族館やショッピングセンターや映画館もあるから、一日いても飽きないね」
江川和美「大型連休にふさわしい行き先でピッタリね」
  一行は、その施設へ向かった。

〇遊園地
江川るり子「えっと、大人と子供それぞれ2枚ね」
江川勝「高校生まで子供料金だから、身分証明書とか持ってるかい?」
江川和樹「学生証のコピーを持ってきたよ」
江川和美「私も持ってるわ。学校に行くときに必ず持ってるわ」
  一同は遊園地のチケットを買った。

〇遊園地の広場
江川勝「お前たちが小さかった頃、よくこのエリアに連れて行ったもんだよ」
江川るり子「今でも鮮明に覚えてるわ」
江川和美「私はメリーゴーランドとかが好きだったわ」
江川和樹「僕は豆汽車とかかな」

〇大きな公園のステージ
  遊園地のステージでは、ちょうどショーが始まろうとしていた。
江川るり子「和樹と和美も小さい頃はヒーローショー好きだったのよね」
江川勝「今でも覚えてるよ」
江川和美「もう、お父さんもお母さんも恥ずかしいよぉ〜」
江川和樹「そうだよぉ〜」
  やがてショーがスタート。
「ファイトー!」
「それじゃ行くぞー!」
「了解!」
  ショーは大いに盛り上がった!!

〇観覧車のゴンドラ
  ショーを楽しんだ面々は観覧車に乗り込んだ。
江川和樹「ねえ、向こうに僕らの住んでる街が見えるよ」
江川和美「本当ね!モノレールの駅の外れに、私たちの住んでる街があるわね」
江川勝「そういえば、お前たちが生まれて間もない頃に今の街に引っ越してきたもんなぁ」
江川るり子「こうして家族みんなで一緒にいられるのが1番の幸せよ」

〇メリーゴーランド
  メリーゴーランドの近くで食事をした一同。
江川和樹「和美、馬車のやつに乗らない?」
江川和美「兄さんったら、すっかり王子様気分ね。私はお姫様も大好きよ」
江川勝「ハロウィンの時、2人のために衣装必死になって探したもんなぁ」
江川るり子「今でも覚えてるわ」

〇ショッピングモールのフードコート
  夜になり、一行はショッピングセンターのレストランで夕食を摂った。
江川勝「せっかくなんだから、君たちの好きな物を注文しなさい」
江川るり子「構わないわよ」
江川和樹「フライドポテトと、ピザにしようかな」
江川和美「私も兄さんと同じのにするわ。みんなでシェアしたいもん」
  夕食を楽しむ面々。

〇ホテルの受付
  夕食後、ホテルにやってきた。
受付「ご予約の、江川様ですね?」
江川るり子「そうです」
受付「お部屋の鍵をどうぞ」
江川勝「鍵はこっちで預かるよ」
江川和美「荷物はみんなロッカーから持ってきたわ」
江川和樹「遊園地のコインロッカーに預けてたからね」
  一行は、部屋に向かった。

〇ホテルの部屋
江川和樹「僕らの部屋はここだね」
江川和美「お父さんとお母さんは隣の部屋ね」
江川和樹「もし何かあったらバレないようにしないとね」
江川和美「そうね」
  その時だった。
江川和樹「何だろう?」
江川和美「何かしら?」
  スマホをチェックする二人。
江川和樹「間違いない!この近くで事件だ!」
江川和美「行ってみましょう!」
江川和樹「その前に変身だ!」
江川和美「わかったわ!」

〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
  アイテムとスマホを駆使して変身する二人!
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
ジャスティスボーイ「出発するぞ!」
ジャスティスガール「ワープホール、オープン!」
  二人は、事件現場へ出発した。

〇霊園の駐車場
  事件現場では。
酔っ払い「俺が何をしたってんだよ?」
警備員「ですから、お酒を飲んだ上にここで横たわってた以上は....」
酔っ払い「うるせえ!」
  男は警備員に殴りかかった!
警備員「至急警察を呼びます!」
  警察官が駆け付けるも、男はかなりの暴れようだった!
警察官「暴れるのはやめてください!」
  しかし、男は容赦なく抵抗!
警察官「これ以上は危険だわ!」
「ここはお任せを!」
警察官「ジャスティスツインズですか?」
警察官「僕このペア知ってます!」
  警察は事情を説明した。
ジャスティスボーイ「お任せください!」
ジャスティスガール「暴れている酔っ払いを何とか確保して見せます!」
  早速攻撃態勢に入る二人。
酔っ払い「なんだ?俺に何か文句あるのか?」
ジャスティスガール「酔っぱらったからって、何してもいいと思ったら大間違いよ!」
ジャスティスボーイ「人を襲ったことに変わりはないんだ!」
酔っ払い「うっせえんだよ!」
  酔っ払いを何とか取り押さえた二人。
「ジャスティスヒーリングアターック!」
酔っ払い「俺、間違ってたわ。ありがとう.....」
ジャスティスガール「何とかうまくいったわ!」
ジャスティスボーイ「ああ!」
  その後、警察が男の身柄を確保した。
警察官「ご協力ありがとうございました!」
ジャスティスガール「いえいえ」
ジャスティスボーイ「僕らは当然のことをしたまでです」
  ジャスティスツインズは、その場を去った。

〇ホテルの部屋
江川和樹「事件も解決したし、お風呂に入ろうよ」
江川和美「そうね」
  その時、両親が入ってきた。
江川るり子「和樹、和美、さっき駐車場で事件があったの。知ってる?」
江川和樹「知ってるけど、どうしたの?」
江川和美「外から見てたの?」
江川勝「ああ。酔っ払った男が警備員にたてついて事件を起こしたんだよ。警察が何とか身柄を取り押さえた。 あの二人も協力したという」
江川和樹「僕らは部屋にいたからね。あの二人のおかげだよ」
江川和美「私も部屋にいたわ」
江川勝「それはよかったな。今から入浴するけど、行くかい?」
江川和樹「いいね」
江川るり子「早く準備しなさい」
江川和美「わかったわ」
  何とか事件は解決。
  まだまだ気を抜けないぞ。
  次回へ続く!

次のエピソード:ゴールデンウィーク旅行(その2)

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