猫のモモと犬のゴンによるショートギャグです。(脚本)
〇アーケード商店街
『肉屋のコロッケ』
モモ「お肉屋さんのコロッケって美味しいわよね」
ゴン「定説やな」
モモ「それも、ヘルシーなコロッケに出会ったの」
ゴン「肉屋のコロッケで?」
モモ「そう。おからの中に 茹でた大豆とコンニャクが入っててね」
ゴン「ほう・・・」
モモ「それを、揚げずに蒸してるの」
ゴン「コロッケ言うなッ!」
(つづく)
〇明るいリビング
『限定クーポン』
モモ「ネットでお得なクーポン見つけたの」
ゴン「ほぅ、えぇやん」
モモ「けど、限定でゲットできなかった・・・」
ゴン「あらま。期間限定?」
モモ「ううん」
ゴン「数量限定?」
モモ「違うの・・・」
ゴン「なに?」
モモ「資産家限定」
ゴン「やらしいわッ!」
(つづく)
〇大衆居酒屋
『甘い玉子焼き』
モモ「和食のお店の玉子焼きが甘くなくて・・・」
ゴン「関西風か?」
モモ「お店の人に「お砂糖、忘れてません?」 って言ってみたの」
ゴン「言うたんや」
モモ「そしたら、 スティックシュガーを持ってきてくれたの」
ゴン「何やそれ。あとがけかいな」
モモ「なかなか気が利くお店よね」
ゴン「えぇんか!」
(つづく)
〇スーパーマーケット
『新鮮な地鶏』
モモ「スーパーで 「新鮮地鶏フェア」をやってたの」
ゴン「鶏肉は新鮮なやつに限るわな」
モモ「けど、あんなに新鮮な鶏肉は初めてよ」
ゴン「良かったやん」
モモ「もう、ビックリ」
ゴン「何が?」
モモ「実演販売・・・」
ゴン「新鮮過ぎやッ!」
(つづく)
〇入り組んだ路地裏
『隠れ家レストラン』
モモ「路地裏の隠れ家レストランを見つけたの」
ゴン「へーっ、大人な感じ?」
モモ「ううん。わりと庶民的な感じ」
ゴン「ハードル低めなんや」
モモ「若い人が多くて、けっこう賑わってたわ」
ゴン「そこ、どうやって見つけたん?」
モモ「クーポンアプリ」
ゴン「「隠れ家」言うなッ!」
(つづく)
〇スーパーの店内
『受賞ワイン』
モモ「最近「〇〇賞受賞」って書いたワイン 多くない?」
ゴン「いろんなコンクールがあるんやろな」
モモ「で、つい買ってしまうの」
ゴン「ハズレが無い気がするわな」
モモ「でも、ハズレのワインだったの・・・」
ゴン「あらまぁ。気の毒に・・・」
モモ「お値段もそこそこしたのよ」
ゴン「あーぁ。で、何の賞?」
モモ「残念賞」
ゴン「アカンやろッ!」
(つづく)
〇おしゃれなキッチン
『最高のマッチング』
モモ「「カルピス」って好物の一つなの」
ゴン「だいたい、みんな好きやわな」
モモ「プレーンヨーグルトにかけると 美味しいって聞いて・・・」
ゴン「へー、どうやった?」
モモ「それがもう、最高のマッチングよ」
ゴン「絶賛やな」
モモ「一杯、480円でどう?」
ゴン「売るんかッ!」
(つづく)
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このシリーズだいすきです!2人の掛け合いがなんだか可愛くて、ほっこりします。さくっと読めてしまうのもすごくいいです!続編楽しみにしてます。
どれもオチで吹いてしまいました。この脱力系漫才はいつでも読みたくなりますね。地鶏の実演販売は、、、シュールな絵のはずなのにこのユルいトークなら楽しめる不思議!
ボケとツッコミの掛け合いはやはり関西弁に限りますな。ボケのボキャブラリーが多彩でどうなることかなと思っていると思惑通りの展開で安心しました。