デジタルアドバイザーロン

ロンSAN

3プレイ目 唐突に始まった対戦(脚本)

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〇学生の一人部屋
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「説明が遅れ、申し訳ございませんっ!  この格闘ゲーム名は ストイックファイター10ッ!」
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「世界中でプレイされている 大人気2D格闘ゲームの雄であり FVOのeスポーツ公式種目にも 選ばれていますっ!」
白井 昇(しらい しょう)(流石に解説説明上手だな・・・ きっとセリフを何回も言って 覚えたんだろうな)
  ショウは
  
  【ゆきいぬ】の流れるような説明に
  
  素直に感心していた

〇格闘技リング
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「1Pショウ、使用キャラは胴着 2Pロン、使用キャラは おおっと同じく胴着! なんと同キャラ対決だーっ!」
  キャラ選択が終わりバトル画面に移行する
  
  その間にレバーをカチャカチャと回す音
  ボタンをタンタンと
  
  リズミカルに叩く音が響き渡る
  しかも
  
  隣に対戦相手が並んでいることもあり
  
  ショウは少し緊張気味だったりする
  『ラウンドワン、ファイト!』
  
  モニターから軽快な電子音が響き渡る
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「ショウダウンっ!」
  と、同時に
  
  【ゆきいぬ】の可愛らしくも
  
  荒々しい声が部屋中に響き渡る!
  
  ・・・が、心配無用
  この部屋は
  
  離れの小屋を
  
  改造しているものであるため
  
  家族の誰にも迷惑はかからない
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「この胴着キャラ 【対空のドラゴンダンス】 【遠距離けん制の飛び道具の玉】 【突進技の螺旋】」
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「と、オーソドックスな必殺技と 使いやすい平均的なリーチを持つ通常技 がウリです」
  【ゆきいぬ】の流暢で的確な
  
  ワードチョイスな解説が始まる
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「と、ここでいきなり ショウが開幕からジャンプしたー・・・ が・・・ロンは冷静に対空で落としていくっ」
  開幕から玉の打ち合いになると
  
  ショウは予測し
  
  なんとなくの読みで
  
  最大ダメージを狙うため
  
  ジャンプ攻撃を仕掛ける
  対してロンは
  
  玉コマンドを入力していたものの
  
  ボタンを押さず
  様子を見た
  
  手堅い保険プレイをしていたため
  
  ショウの飛びに対して、対空処理ができた
  知識に基づき
  
  堅実にプレイしていたロンと
  
  何となくプレイしていた
  
  ショウの差が開幕からでた結果である
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「そしてロンは ここからダッシュで ショウとの間合いを詰めていく」
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「と、ショウの起き上がりに・・・・・・ 投げっ、そして起き上がりに投げっ そして3回目の・・・」
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「と、あっーとここで ロンの投げシケが決まり 【胴着】最大の 難易度の高いコンボが決まるーッ!」
美少女レイヤー【ゆきいぬ】「そして地獄の壁際だーっ! この流れでたたみ掛けるロン・・・」
  結果、最初のラウンドは
  
  このままの流れで
  
  ロンにパーファクト試合を取られてしまう
ロン「はっはっは 初見でいきなり 最大ダメージ狙いのジャンプ攻撃とか 愚の骨頂ですねえ?」
白井 昇(しらい しょう)「くそーわからされた・・・・・・ てか、お前コンボ上手いな」
ロン「・・・ありがとうございますッ!」
  笑顔でドヤ顔し、煽っていくロン
  
  対し、イラつくショウ
  そう、煽りやドヤ顔は
  
  格闘ゲームの1つの
  
  パフォーマンスなのである

次のエピソード:4プレイ目 デジタルアドバイザーロン

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