エピソード16〜最後の戦い〜(脚本)
〇豪華な部屋
〜23:30 聖裁大学 学長室〜
上子「・・・着いた・・・。ここが・・・、学長室のはずだ」
上子「学長は一体どこに・・・」
上子「!!い、今・・・ものすごい早さで、何かが俺のすぐ横に飛んできたような・・・」
上子「なっ、なななナイフ!?あっぶな・・・」
「・・・フン。避けたか。運の良い奴め」
上子「!!」
「・・・ようこそ。聖裁大学の学長室へ。と言っても、特に歓迎などしていないがな・・・」
「まあ、せっかくここまで来てくれたんだ・・・学長である俺が直々におもてなしをしてやろう」
「ナイフで切り刻まれるのと、ひと思いに心臓を貫かれるのと・・・どちらがお好みかな?」
上子「・・・あいにくですが。俺はどちらも結構です」
上子「俺はあなたを倒します。蔵杏大学のみんなや・・・レイさんのためにも」
「・・・ほう・・・俺と戦うか」
「お前、俺の魔法は知っているか?」
上子「ええ。時を戻す力・・・ですよね。戻せるのは15秒ほど、とか」
「そうだ。たかが15秒だ」
「・・・されど、15秒。体感時間が大きく感じると思うぞ。戦えばわかることだがな」
上子「わかっています。でも、俺は耐えてみせますよ」
「・・・なるほど。俺と我慢比べするつもりか。なんて愚かな・・・」
「・・・まあいい。そんな口、数分後には聞けなくしてやるぞ・・・蔵杏大学の新入り」
学長モルダーナ「・・・覚悟するんだね。この若造が」
上子「・・・あ・・・えーと・・・」
上子「すみません。どちら様でしょうか」
学長モルダーナ「んなッ!何ですって!?聖裁大学の学長に対して、その口の聞き方は何なのよォ!!」
上子「いや何か・・・ただのババアが急に出てきたなーと思って・・・」
上子「話し方も声色もさっきと全然違うし・・・」
学長モルダーナ「さっきはまだ女装の途中で、女スイッチが入ってなかっただけよォ!」
学長モルダーナ「ワ・タ・シが聖裁大学の学長であり、王様よ。わかった!?このボンクラがッ!!」
上子「・・・あのー、せっかくシリアスな場面だったのに、雰囲気ぶち壊しなので、その女装やめてもらっていいすか」
学長モルダーナ「何でよ!女装しないと男は魔法が使えないでしょうがァ!」
学長モルダーナ「でも、なァんか私の女装って、バルバロッサや聖裁大学の魔法使いたちにも評判が悪いのよねェ・・・何でなのかしらァ」
上子(・・・そりゃあそうでしょうよ)
学長モルダーナ「ま、良いわ。あなたをぶちのめすことに変わりはないんだから」
学長モルダーナ「本当は銃も使いたいところだけどォ・・・。若造相手に大人気ない気もするから、今回はナイフだけ使うことにするわァ」
上子「ナイフも十分怖いんですけどッ!!」
学長モルダーナ「別に良いでしょ。あんたはバルバロッサのパイロキネシスをコピーしているはずだし。ナイフなんてかわいいもんよォ」
学長モルダーナ「では行くわよ。勝負!!」
上子「ぐぐッ。炎よ、出・・・」
学長モルダーナ「ふふ。そうはさせないわよォ。時よ、戻りなさい!!」
上子「・・・あれ?俺、今何して・・・」
学長モルダーナ「ゆ・だ・ん・し・て・て、良いのかしらァ?」
上子「ぐッ・・・ぐああああああああああッ!!」
学長モルダーナ「ほらほら、時が戻る感覚に慣れないと、あなた、やられるわよ?・・・そうれッ!!」
上子「くそ・・・くそおおおおッ!!このままやられるわけにはいかない!」
上子「相手は15秒のインターバルがあるんだ!今のうちに・・・ファイヤー!!」
学長モルダーナ「いやァァァァァァアアアアッ!!」
学長モルダーナ(・・・こ・・・これがこいつの魔法・・・)
学長モルダーナ(なんてこと・・・魔力が高すぎる・・・!!バルバロッサの現役時と同等か、それ以上の力・・・!!)
学長モルダーナ「・・・なるほどォ。私、少しあなたをみくびってたみたいねェ」
学長モルダーナ「時を戻す能力をうまく使わないと、こちらがやられてしまいそうだわァ」
上子(・・・よく言うよ・・・。涼しい顔してるくせに・・・!)
上子(俺の魔法も直撃したはずなのに、ピンピンしてやがる・・・)
学長モルダーナ「仕方がないわァ。いつまでもあなたと遊んでいても仕方がないし、早くケリをつけてあ・げ・る。覚悟しなさァい?」
上子「ぐっ・・・。ほんと・・・見た目はふざけてるのに、このババア、力は本物だ・・・!受けて立つぞ!!」
学長モルダーナ「ババアは余計ッ!!では、次々と行くわよォ!果たしてついてこれるかしらね、新入りィ!!」
上子「ついていって、お前を追い越してみせる!はああーーー!!」
〇豪華な部屋
上子「・・・はあ、はあ、はあ・・・」
上子「くそ・・・せっかく攻撃しても、時間を戻される・・・!!本当に厄介だ・・・」
学長モルダーナ「はあ、はあ・・・。あ、あなた、中々根性あるじゃなァい」
学長モルダーナ「まさか、ここまで粘るとは、思わなかったわァ・・・」
上子「はあ、はあ、俺、もう体力の限界・・・」
上子「と見せかけてファイヤーーーーー!!くらえーーー!!」
学長モルダーナ「んなッ!!ふ、不意打ちとは卑怯よォ!!」
学長モルダーナ「ま、まあ良いわ。時よ、戻りなさァい・・・!」
学長モルダーナ「・・・あら・・・?出ない・・・?」
学長モルダーナ(ここまでの戦いの疲労で・・・魔法を出すための集中力がもうないってことォ!?)
上子「これで終わりだ!俺の魔法よ、あのババアにつっこめーーー!!」
学長モルダーナ「い、いけない・・・今からじゃ避けられないわァ。まずい・・・このままだと私・・・負け・・・」
上子「・・・あ・・・あれ・・・」
上子「俺の魔法が・・・パイロキネシスが・・・突然消えちまったぞ!まさか・・・」
上子「こんな時に限って・・・タイムリミット!!」
学長モルダーナ「・・・ふふ・・・ほほほほ・・・ざァんねんだったわねェ・・・」
学長モルダーナ「私、あの攻撃できっと、やられていたと思うわァ・・・」
学長モルダーナ「だけど、運命が私に味方してくれたようねェ」
学長モルダーナ「夜の12時!あなたは魔法が使えない!!つまり・・・。ジ・エンドってことよォ!!」
上子「くそ・・・何でだよ・・・。もう少し・・・魔法を出すのが早ければ・・・!!」
学長モルダーナ「・・・さて。では、あなたを存分に痛めつけてあげましょうかねェ」
上子「ぐあッ!お、俺の身体に木のツルが巻きついて・・・ッ!」
上子「まさか、この部屋には・・・他にも魔法使いがいたのか!?」
学長モルダーナ「そういうこと」
上子「ひ、卑怯だぞ!そんな・・・」
学長モルダーナ「何言ってるの。戦いに卑怯もクソもないわ」
学長モルダーナ「せ・ん・りゃ・く・よ。私はあなたたち蔵杏大学のお馬鹿さんたちと違って、いくつか策を練っていたのよォ」
学長モルダーナ「ま、この木を生やす魔法使いは身体が弱いから、1日1回しか魔法が使えないようだけどね」
学長モルダーナ「でも、使えるモンは使わないとねェ・・・。まさかこの魔法が役に立つ時が来るとは!おーっほっほっほ!!」
上子「てめェ・・・。まるで人を、道具みたいに・・・!」
学長モルダーナ「だって、彼には私が魔法を使えるようにしたんだもの」
学長モルダーナ「だから、私の役に立つよう働かせるのは、当然でしょォ?何のために魔法の力を与えてやったと思っているのよォ」
上子「・・・ゲス野郎ッ・・・!本当に・・・お前だけは、許さない・・・!!」
学長モルダーナ「ほほほほ。好きなだけ喚くと良いわ。魔法を失ったあなたにできることなんて、何もないんだからァ」
学長モルダーナ「・・・さてと。では、もう一度聞くわよォ」
学長モルダーナ「ナイフで切り刻まれるのと、ひと思いに心臓を貫かれるのと・・・どちらがお好みかしらァ?」
上子「・・・くっ・・・」
学長モルダーナ「それとも、切り刻んだ後に一突き・・・っていうのも悪くないわよねェ。ねえ、どう思う?」
学長モルダーナ「・・・回答はなし、か。じゃあ私の好きなようにさせてもらうわァ」
上子「・・・あのさ。1つ聞いても良いかな」
学長モルダーナ「あら、この後に及んで命乞いかしら?無駄よォ、そんなことしても。あなたが死ぬ運命は変わらないわァ」
上子「そういうんじゃない。お前は・・・どうして、レイさんを引き取ったんだ?」
上子「彼女、あんたの孫と友達だったそうだな。そのよしみか?」
学長モルダーナ「・・・フン。何だ、そんなこと」
学長モルダーナ「あの子の魔法は・・・魔物を操る魔法は・・・何かと役に立つ」
学長モルダーナ「だから、側に置いて使った方が都合が良かったってだけよォ」
学長モルダーナ「有益性がなきゃ、あんな醜い子、助ける訳ないでしょォ?」
上子「・・・本当・・・あんたって・・・最低な奴だ」
学長モルダーナ「最低で結構。私は失うものが何もないんだからねェ・・・」
学長モルダーナ「それではさようなら、新入り!!あの世で女装でもしてなさァい!!」
「・・・待ちなさい!!」
リオ「上田ッ!生きてるッ!?」
上子「・・・り・・・リオ先輩・・・!!」
リオ「下にいた魔法使いどもは、みんな仲良くのびてるわ!!おじいちゃんたちも、もうじきここに来るわよ!!」
リオ「ってあんた・・・木で拘束されてるじゃない!!」
上子「そ、そうなんです・・・。この木、魔法みたいです。おかげで身動きが取れなくて・・・何もできんのです・・・」
リオ「しっかりしなさい!!早く脱出するのよ!!」
上子「痛ッ、いだだだッ!ちょ、無理に頭だけ引っ張らないでくださいッ!!」
学長モルダーナ「・・・フン・・・来たわね・・・」
学長モルダーナ「セリーナを見捨てた、子猫ちゃんが・・・!!」
リオ「!!・・・お、王様・・・」
学長モルダーナ「あんたのせいで、私は・・・」
学長モルダーナ「大切な孫を失い・・・人を信用できなくなり・・・そして、国も地位も何もかも捨てることとなった!!」
学長モルダーナ「このっ・・・全ての元凶がァ!!そんなに易々と私に顔を見せるかァ!!」
リオ「・・・も・・・申し訳ありません。私・・・私・・・!!」
学長モルダーナ「もう良いわ。これで何もかも全て終わる。この新入りを潰せば・・・。蔵杏大学なんて、目じゃないわ」
学長モルダーナ「さあリオ、そこをどきなさい。この新入りにトドメを刺すから」
リオ「・・・!!」
学長モルダーナ「・・・何よ。私に歯向かう気?あんたに戦う力なんて、ないくせに!!」
リオ「・・・わかったわ。でも最後に、上田にお別れの挨拶を言わせて」
学長モルダーナ「・・・まあ、良いでしょう。私は慈悲深い。それ位の時間なら与えてやってもいいわァ」
リオ「・・・上田」
上子「・・・リオ先輩・・・」
リオ「・・・わかってるわよね。どうして私が、真っ先にここへ来たか」
上子「!!」
リオ「さっき私が、あなたに何をしたか。・・・それを理解したら、わかるはずよ。これからあなたが何をすべきか」
上子「・・・・・・」
学長モルダーナ「もう良いかしらァ?」
リオ「ええ、良いわ。言いたいことは言ったから」
学長モルダーナ「そう。じゃあ、あなたはもう・・・」
リオ「・・・ぐっ・・・きゃああああああ!!」
学長モルダーナ「用無しよ。部屋の隅でうずくまってなさい」
上子「り、リオ先輩!!」
リオ「・・・問題、ないわ。少し、肩を、かすめた、だけよ」
学長モルダーナ「そうよ、問題ないわよォ」
学長モルダーナ「どうせ、みんなで一緒にあの世へ行けるんだから。良かったわね、誰かさんみたいに一人取り残されずに済んで」
学長モルダーナ「感謝しなさァい!!私の優しさにィ!!」
上子「・・・!!」
〇豪華な部屋
〜0:20 聖裁大学 学長室〜
「・・・どう、してよ・・・」
「どうして、あなたが・・・」
学長モルダーナ「テレポートなんて使ってるのよォォォォ〜〜〜!!」
「残念だったな、オバハン」
学長モルダーナ「お、オバハン!?」
「あんたは事前に、俺の魔法についてリサーチしていたみたいだが・・・」
「一つ、知らなかったことがある」
「俺は、魔法を浴びることで魔法をコピーすることができる。でも、それだけじゃない」
「魔法使いの身体に触れるだけでも、コピーすることができるんだ」
「その事実を俺が知ったのは、つい数時間前のこと。お前が知り得るはずがなかった情報だ!!」
学長モルダーナ「・・・な・・・なんてこと・・・」
学長モルダーナ「ど、どこへ!一体どこへテレポートしたのよ!!」
学長モルダーナ「あんたが姿を現したら・・・。すぐさま、私の魔法で時を戻して、なかったことにしてやる!!」
「それはどうかな。さて・・・俺は、ここだよ」
上子「あんたの頭上さ!!」
学長モルダーナ「うっ、上から・・・。くそ、この新入りがァ・・・」
学長モルダーナ「まあ良いわ。時よ、戻・・・」
上子「遅いんだよッ!!」
学長モルダーナ「いやァァァァァァアアアア!!わ、私の顔に、傷を、つけやがってェ・・・!!」
上子「それだけじゃないぞ」
学長モルダーナ「な、何ですって?」
学長モルダーナ「ぐがぎごごごごっ!!いやァァァ・・・」
上子「・・・リオ先輩がさっき、俺の頭を引っこ抜くフリをして頭を触り、俺がテレポートをコピーできるようにしてたのさ」
上子「ついでに、俺の服のポケットにスタンガンを入れていたんだよ。まあ、気絶しているあんたに、こんなこと言っても意味ないけどな」
リオ「・・・上田・・・。ついに、やったのね」
上子「ええ。これで終わりましたよ」
上子「・・・ん?俺の足に、何かが当たって・・・」
上子「・・・・・・・・・・・・」
リオ「・・・上田・・・。ナイフなんて持って、どうするの?まさか・・・」
上子「・・・・・・この学長は・・・たくさんの人を傷つけてきた」
上子「人を道具のように使い、人を人として見ていなかった」
上子「こいつが生きていても・・・不幸の連鎖がまた起こるだけ・・・。だから・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・だめだ・・・・・・」
上子「俺は・・・こいつに刃を突き立てることは、できない・・・!」
上子「リオ先輩、縄とか持っていませんか?あったらこいつを縛りましょう。身動きが取れないように」
リオ「・・・わ、わかったわ。縄なら持ってるから・・・」
「・・・上田。よくぞ耐えたの」
学長バルバロッコ「そいつにトドメを刺さなかったことは、正しい。よく思いとどまった」
学長バルバロッコ「いくらそいつがゲス野郎とは言え・・・わしらが制裁などしてはならん」
学長バルバロッコ「そんなことをしたら、わしらもこいつと同類になってしまうからの」
学長バルバロッコ「こいつの処理は、然るべきところでしてもらう。・・・それが、正しいんじゃ」
上子「・・・そう、ですね」
上子「俺も少し前までは、ナイフを突き立てることしか考えていませんでした。でも・・・」
上子「そんなことをしても、誰も救われない」
上子「俺は、蔵杏大学も、聖裁大学も救うためにここまで来た。そんな俺が、人殺しなんてして良いはずがない。・・・そう思ったんです」
上子「俺が救うべき対象に、この学長も含まれていた。だから生かした。・・・それだけのことです」
学長バルバロッコ「・・・ふむ。随分カッコつけたことを言っとるが・・・」
学長バルバロッコ「して、貴様の本心は?」
上子「・・・単純にナイフを使うのが怖いだけです、ハイ」
学長バルバロッコ「・・・よろしい。貴様はそれで良い」
学長バルバロッコ「変にナイフに慣れても困るからの。・・・わしに投げつけてくる可能性もあるし」
上子「さ、流石にそんなことしませんって!!」
「・・・う・・・」
学長モルダーナ「・・・よくも、この私を・・・。こんな目に合わせたわね」
学長モルダーナ「・・・許さない・・・許さないわよ・・・」
学長モルダーナ「新入り・・・蔵杏大学・・・全部・・・潰してやるッ・・・!!」
学長バルバロッコ「・・・久しぶりじゃのう、モルダート」
学長バルバロッコ「本当、貴様の女装は・・・昔から、変わらんな」
学長モルダーナ「・・・ば・・・ば・・・」
学長モルダーナ「バルバロッサ・・・!!」
学長バルバロッコ「モルダート。これでもうお終いにしよう」
学長バルバロッコ「貴様ももう、わかっているはずじゃろ?」
学長バルバロッコ「・・・こんなことをしても、何も変わらない・・・。貴様の孫が、生き返る訳でもない・・・」
学長モルダーナ「・・・ッ!黙れ、裏切り者が!!」
学長モルダーナ「お前に、私の何がわかる!!」
学長モルダーナ「大好きな孫の笑顔を・・・私はもう二度と見られないんだぞ・・・」
学長モルダーナ「それがどんなに悲しくて・・・悔しいことか!!」
学長バルバロッコ「・・・そうじゃな。セリーナ様のことについては、完全にこちらに非がある」
学長バルバロッコ「防ごうと思えば防げた悲劇じゃった・・・。じゃから・・・わしのことは恨んでくれて構わん」
学長バルバロッコ「でもだからと言って・・・わしの周りの人たちを傷つけるのは許さんぞ」
学長バルバロッコ「周りを巻き込むな!!わしに全てぶつければ良いじゃろが!!」
学長バルバロッコ「わしが全て背負ってやる!怒りも、悲しみも、復讐も・・・全て!!」
学長モルダーナ「・・・・・・!!」
学長バルバロッコ「・・・貴様の話は、後でわしが好きなだけ聞こう。まあ、そんなことをしても、貴様にとっては慰めにもならんじゃろうが・・・」
学長バルバロッコ「結局、セリーナ様が亡くなった事実は、変えられないんじゃからのう」
学長モルダーナ「・・・・・・・・・・・・」
学長モルダーナ「・・・そのこと・・・なんだけどねェ」
学長モルダーナ「確かにセリーナは、あの日から動かなくなったわァ。でも・・・」
学長モルダーナ「セリーナは、死んだ。正確には、それは違うの」
学長モルダーナ「セリーナは、10年経った今もなお、ベッドの上で眠り続けている。・・・それが、真相なのよォ」
聖裁大学の学長のビジュアル……
ラストバトルの緊張感や高揚感を見事なまでにスッ飛ばしてくれましたねww
普通の悪役ビジュアルでも見応え充分なストーリーなのに、こんなエッセンスを加えてくるところに脱帽です