華学戦隊サイエンジャー

叶野遥

第六話:気付け、それぞれの役割(後編)(脚本)

華学戦隊サイエンジャー

叶野遥

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〇開けた交差点
  前回のお話
  インとヤンの二人が街に現れた
  彼らは車を次々と
  モンスターに作り替えて
  人々からエネルギーを奪わせている
  サイエンジャーの4人は
  人々を守れるのか!?

〇開けた交差点
  モンスターが
  たちはだかった!
ヤン「さあお前たち サイエンジャーの相手をしてやれ」
赤根武瑠(タケル)「わ、来る!」
倉石 龍太(リュウタ)「怯むな! 行くぞ!」
櫻井華(ハナ)「ええ!」
赤根武瑠(タケル)「えっ ちょっと・・・」

〇テクスチャ3
倉石 龍太(リュウタ)「くらえ! ブラックメガトンパーンチ!!」
  モンスターたちが
  あつまり
  ブラックのこうげきをふせいだ!
倉石 龍太(リュウタ)「なにっ」
  モンスターたちが
  きょだいな
  うでを
  ふりあげる!
倉石 龍太(リュウタ)「くっ・・・! 避けきれない!」
倉石 龍太(リュウタ)「うわっ!」

〇テクスチャ3
櫻井華(ハナ)「やあっ!」
櫻井華(ハナ)「サクラハリケーン!」
車モンスター「・・・・・・」
櫻井華(ハナ)「囲まれた・・・!?」
櫻井華(ハナ)「きゃあっ」

〇開けた交差点
赤根武瑠(タケル)「ブラック! ピンク!」
碧川瑛士(エイジ)「モンスターの数が多すぎる・・・」
ヤン「どうだ これだけのモンスター相手では 手も足も出まい」
イン「一人ひとり 倒して差し上げましょう」
赤根武瑠(タケル)「ど、どうしましょう ブルー!」
碧川瑛士(エイジ)「これだけの数相手にどうやって・・・」
倉石 龍太(リュウタ)「くそ、油断した」
櫻井華(ハナ)「数の攻撃なんかに 負けていられないわ」
倉石 龍太(リュウタ)「やあっ!」
赤根武瑠(タケル)「ま、待ってブラック!!」
倉石 龍太(リュウタ)「なんだ邪魔をするな!」
赤根武瑠(タケル)「一人ずつの攻撃じゃダメですよ! また他のモンスターにかばわれちゃう」
倉石 龍太(リュウタ)「じゃあどうするんだ」
赤根武瑠(タケル)「皆で力を合わせるべきですよ! 戦隊なんですよ俺達!」
倉石 龍太(リュウタ)「力を合わせるって・・・」
碧川瑛士(エイジ)「・・・・・・」
赤根武瑠(タケル)「ブルー、 何か作戦思いつかないですか?」
碧川瑛士(エイジ)「えっ」
赤根武瑠(タケル)「いつも俺達のこと よく見てるじゃないですか!」
碧川瑛士(エイジ)「・・・・・・」
碧川瑛士(エイジ)「わかった まかせろ」
赤根武瑠(タケル)「お願いします!」

〇開けた交差点
  サイエンジャーは
  あつまって
  そうだんをはじめた
ヤン「ふん、負けた時の相談か?」
イン「モンスターたち 今のうちにエネルギーを 吸えるだけ吸いなさい」
イン「ああ・・・殺してはいけませんよ」
イン「餌場は狩りつくさないのがルールです・・・ ふふっ」
  モンスターたちは
  ひとびとの
  エネルギーを
  すいとりはじめた!
赤根武瑠(タケル)「やめろ!俺が許さないぞ!」
倉石 龍太(リュウタ)「行くぞレッド!」
赤根武瑠(タケル)「はい!」
  レッドと
  ブルーの
  こうげきだ!
倉石 龍太(リュウタ)「ブラックメガトンパンチ!」
赤根武瑠(タケル)「レッドファイアーアタック!」
ヤン「バカが そんなものバリアで防いでやるさ」
ヤン「ふん」
赤根武瑠(タケル)「今です!」
碧川瑛士(エイジ)「オッケー!」
イン「なに!?」
碧川瑛士(エイジ)「ブルーウィップ!」
  たくさんの
  つるが
  むちのようにしなり
  モンスターにおそいかかる!
車モンスター「!!」
  モンスターたちを
  ひとつに
  しばりあげてしまった!
  モンスターたちは
  うごけない!
ヤン「う、動けないのか」
櫻井華(ハナ)「これで終わりじゃないわよ! サクラハリケーン!」
  モンスターにダメージ!
イン「その程度の攻撃、 大したダメージにはなりませんね」
赤根武瑠(タケル)「だったら!」
倉石 龍太(リュウタ)「全員で!」
櫻井華(ハナ)「攻撃するだけよ!」
碧川瑛士(エイジ)「右胸が弱点だ、右胸を狙え!」
イン(見ただけで 弱点を見抜いたのか・・・!?)
赤根武瑠(タケル)「レッドファイヤーアタック!」
櫻井華(ハナ)「サクラハリケーン!」
倉石 龍太(リュウタ)「ブラックメガトンパンチ!」
  レッドとピンクの
  パワーをまとった、
  ブラックのメガトンパンチが
  モンスターに
  さくれつ!
  モンスターは
  ばくはつした!
赤根武瑠(タケル)「やった!」

〇開けた交差点
ヤン「なんだと・・・!」
イン「これだけの数のモンスターを一気に・・・」
ヤン「個人攻撃だけかと思ったら・・・ やるじゃないか」
赤根武瑠(タケル)「どうだ! モンスターはやっつけてやったぞ!」
碧川瑛士(エイジ)「力を合わせればアンタたちにも 勝てそうな気がするね」
倉石 龍太(リュウタ)「どうする?相手してやろうか」
ヤン「・・・・・・」
イン「・・・・・・」
ヤン「いや、辞めておこう」
倉石 龍太(リュウタ)「負けそうだから逃げるのか」
ヤン「なんとでも言うがいいさ とりあえず一定の目的は果たした」
イン「そうですね 下手に戦ってあなた方に負けるようなことがあれば カイゼル様に申し訳が立たない」
碧川瑛士(エイジ)「・・・・・・」
ヤン「じゃあ、サイエンジャー 楽しかったぜ 今度はぜひ直接対決しよう」
ヤン「・・・ブラック?」
倉石 龍太(リュウタ)「ご指名か いいぜ」
イン「ブルー あなたも次に会う時までに知恵と力を蓄えておいてくださいね あなたと戦うのは楽しそうだ」
碧川瑛士(エイジ)「評価していただいてありがたいね」
ヤン「さらばだ」

〇開けた交差点
倉石 龍太(リュウタ)「敵ながら話がわかりそうな奴らだな」
碧川瑛士(エイジ)「確かに」
赤根武瑠(タケル)「ちょっと・・・ なんであいつら俺は無視なんですか!」
櫻井華(ハナ)「タケルはともかく、私のこともよ 失礼だわ」
赤根武瑠(タケル)「ともかくってなんですかー!」

〇研究所の中
葉隠拓郎(ハガクレ)「おかえり 皆、無事のようだね」
櫻井華(ハナ)「ただいま」
葉隠拓郎(ハガクレ)「どうしたハナ?不機嫌だね」
櫻井華(ハナ)「別に!アイス食べるわ」
倉石 龍太(リュウタ)「あ、俺も欲しい」
葉隠拓郎(ハガクレ)「変なの」
碧川瑛士(エイジ)「あいつらホント甘味好きだねぇ」
赤根武瑠(タケル)「エイジさん!」
碧川瑛士(エイジ)「・・・え?」
赤根武瑠(タケル)「今日はありがとうございました。 作戦考えてくれたおかげで 何とか勝てました」
碧川瑛士(エイジ)「いや・・・君が言ってくれなきゃ 考えもしなかったよ これが戦隊って奴なんだね」
赤根武瑠(タケル)「はい!」
碧川瑛士(エイジ)「ちゃんとリーダーしてるじゃん、 タケル」
赤根武瑠(タケル)「ありがとうございます!」
碧川瑛士(エイジ)「ふふっ」

次のエピソード:第七話:ミート・マウンテン(前編)

コメント

  • 仲間が力を合わせて強敵を撃破する、みんな大好き胸アツ展開ですね!そして戦いの後に絆を深める、これもお約束の胸アツシーン。大好きな展開が詰まっていて嬉しくなります!

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