エピソード10(脚本)
〇怪しげな酒場
ジャコ「ところで、契約のことだが!」
ドンキー「お客もみんな帰ったことだし、 早速契約の内容を詰めよう 総額500万ビッタで、 若造が5年間滞在すると、300万ビッタ」
ドンキー「若造の宣伝に100万ビッタ差し引き 100万ビッタを手渡す。 毎月支払いが10万ビッタ。 はい90万ビッタと手渡された」
ジャコ「・・・・・・・・・!?」
ドンキー「どこかで間違いでも?」
ジャコ「いや! 計算は合っていますが、 若造の給料は?」
ドンキー「そりゃ支払いますよ! 興業での収入に応じて!」
ジャコ「年額いくらとか?」
ドンキー「お客さん冗談はよしてくださいよ! 慈善活動している訳ではない 闘牛士として実績がなけりゃ! 私達だって生きてはいけません」
ジャコ(・・・・・・・・・!?)
ドンキー「どうします? ホテル代とここの飲み食いの支払い がありますが?」
ジャコ(さて、どうしたものか・・・!? 窮地に立たされた)
ジャコ(しまった! そこまで、読めなかった! 時代が時代だけに! 選択が浅はかだったと反省 何処かで引っ繰り返せる!と)
ジャコ「分かりました。 それでてお手打ちましょう!」
ドンキー「そうですかよろしいですね! ここにサインをしてください と契約書を渡された」
〇可愛らしいホテルの一室
ジャコ「オーイ! どうした!元気か?」
チキラ(日常的)(どうにか生きてます!)
ジャコ「よかった! 夜が明ける! 少しでも寝るぞ!」
チキラ(日常的)(そうですよね! おやすみと、ベット潜り込んだ)
ジャコ「しょうがない奴だ! 鍛えて、ガッチリ稼いでもらうから! 覚悟してな!」
チキラ(日常的)(寝言 俺の嫁さんどこ?・・・・・・・・・)
ジャコ「まったくどこまで能天気な奴!」
〇怪しいロッジ
ゴースター(死の案内人)「おはようございます 今日のスケジュールでございますが 午前中は施設をご案内致します 午後は闘牛士の紹介と訓練と致します」
蛇漉(ジャコ)(おはようっございます よろしくお願いします)
チキラ「よろしくお願いします ラ・マガリート闘牛場は、確か 1874年開場で、妙雲空漠国随一の闘牛場で9千人近く収容できると」
ゴースター(死の案内人)「よくご存知で!」
チキラ「それくらい知らない人はモグリですよ!」
蛇漉(ジャコ)「・・・!!」
ゴースター(死の案内人)「それでは話が早い! 現場に案内します」
〇闘技場
ゴースター(死の案内人)「こちらが、闘牛場です。 ここは、午後の研修の時 詳しく説明します」
チキラ「まぁ!逃げるところだけ 説明してくれれば!」
蛇漉(ジャコ)「チキラ! 恐怖や興奮を醸し出すように! 猛進してくる牛を、華麗に舞いるように 演技しなくては! そうですよね!」
ゴースター(死の案内人)「そうですね! いつも死と隣合わせですから!」
チキラ「あまり脅かさないでくださいよ!」
蛇漉(ジャコ)「男になる第一歩だから頑張れ!」
ゴースター(死の案内人)「じゃ次に行きます」
〇闇の闘技場
「こちらが、闘牛士の控え室になります」
蛇漉(ジャコ)「凄いですね! 闘志を醸し出すには最高だ!」
チキラ「最高に落ち込むとこだなぁ!」
蛇漉(ジャコ)「次行こう! お願いします」
ゴースター(死の案内人)「大事な事を! ここには悪魔の化身が住んでおり、 その悪魔を乗り越えた者だけが、 栄光を手にできると言われております」
〇大広間
ゴースター(死の案内人)「この応接間は、招待客や闘牛士が歓談の場にも使われます パーテイには、国の大臣も表彰に訪れます」
蛇漉(ジャコ)「そうかチキラもここで表彰されると 結婚も早いぞ!」
チキラ「いや!」
ゴースター(死の案内人)「素質がある聞いておりますので! 謙遜なさらずに! では、次案内します」
〇ホストクラブ
蛇漉(ジャコ)「豪華ですな! ここまで施設が、充実しているとは!」
チキラ「こりゃ楽しそう! 美しいい踊り子が、夜に華をそえる 男たちがむらがる?」
蛇漉(ジャコ)「調子に乗るでない!」
ゴースター(死の案内人)「いやいやいいですよ! その通り! ここでは、極秘に密会が出来ますから! 会員制ですので!」
ゴースター(死の案内人)「それくらいにして次に!」
〇病院の診察室
「ここが怪我をした 闘牛士や飛び入りで怪我をした人の治療に当たります」
チキラ「そうですよね! 牛の角でやられたら怪我は当たり 治療は大事ですよね」
蛇漉(ジャコ)「そうそう!」
ゴースター(死の案内人)「次に一番大事な施設です」
〇祭祀場
「見ての通り祭壇になります ここで皆んなとお別れの儀式となります ご愁傷さまとなります」
蛇漉(ジャコ)「そうですか! 人生の終わり! 当然墓場へと運ばれるのですよね」
ゴースター(死の案内人)「必ず誰でも一度は死にますから!」
〇池袋西口公園
霧香(きりか)「エリナが家に帰るまでに、 計略に嵌っていた!」
衣理那(困ったわ! どうしてみんないなくなったの? 探したけど? ニャニャン! ・・・・・・・・・・・・!?)
レント(変装)「どうしました?」
衣理那「友達が? ここに来ると思うのですが?」
レント(変装)「そうですか! バイト先でネコを飼わないかと 1匹いるのですが?」
衣理那「ネコですか?」
レント(変装)「この猫です」
小白(コハク)「ニャン〜ニャン」
衣理那(あらかわいいわ!)
レント(変装)「そでしょう! 俺にはぶっきらぼうで、 とても飼えないので お嬢様に差し上げます 本当に差し上げますから!」
小白(コハク)(ニャン〜ニャン)
衣理那「そうなの! 私が好きなの? 決めた! 本当、本当にいいのね!」
レント(変装)「もちろん! 抱っこしてみて!」
衣理那(あら! 軽いわね、 食べてないでしょ! 食べないと!)
レント(変装)「良かった! これで、OK! 捨て猫を拾って良かった! これで怪しまれずに近寄寄れる! と」
衣理那「コハク 帰ろう! と疑いもせず猫を抱きしめた」
〇魔法陣2
霧香(きりか)(チキラはこのまま墓場へ行く運命なのか? ニャン〜ニャンは何者? こうご期待!)