〇教室
　　朝のホームルームでの出来事。
山下紀夫「さて、いよいよ今週からゴールデンウィークです。事故や事件に巻き込まれることがないよう、十分注意して生活してくださいね」
江川和樹「先生、実は僕と和美は、５月５日が誕生日なんですよ」
江川和美「だから、誕生日がゴールデンウィーク中なんです」
山下紀夫「それはよかったですね。高校生の自覚を忘れずに生活するんですよ」
宇野武「へぇ～、よかったじゃん」
照井愛「いい誕生日になるといいわね！」
「だよね！」

〇怪しいオフィスビル
ボス「忌々しきジャスティスツインズ！」
敵幹部「我々の野望の邪魔ばかりして！」
敵幹部「もう一度行く」
ボス「しくじるなよ！」
敵幹部「私もいずれは彼らと対峙する予定だ」

〇学校の屋上
　　昼休み。
江川和樹「いよいよ明日から連休だね」
江川和美「家族旅行、去年は受験で行けなかった分、思いっきり楽しめるわね！」
江川和樹「しかも僕らの誕生日もあるしね！」
江川和美「そうね！」

〇郊外の道路
　　和樹たちの通う高校の近くの交差点。
敵幹部「獲物でも探してみるか！」
新米漫画家「くそ～、あの担当編集者め！俺のアイデアをボツにしやがって！俺はボツは嫌いなんだ！」
敵幹部「その憎しみを、パワーにしてやる！」
新米漫画家「うわーっ!!」
　　操られた漫画家は、暴れだした！
敵幹部「これであいつらを追い詰めてやる！」

〇学校の屋上
江川和樹「スマホが光ってるぞ！」
江川和美「本当だわ！事件が起きたわ！」
江川和樹「場所はこの高校の近くの交差点だ！」
江川和美「急いで変身するわよ！」
江川和樹「人目の付かないところへ行こう！」

〇屋上の入口
江川和樹「誰もいない！変身だ！」
江川和美「オッケー！」

〇幻想空間
　　スマホを手に、二人は変身した！
「行くよ！レッツ、ジャスティスチェンジ！」
江川和樹「イェイ！」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参！」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参！」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する！」
ジャスティスボーイ「急いで向かうぞ！」
　　二人は、急いで現場へと向かった！

〇郊外の道路
敵幹部「このまま暴れてしまえ」
「そうは問屋が卸さない！」
敵幹部「貴様ら、また邪魔しに来たのか！」
ジャスティスガール「あなた、また人の怒りや弱みに付け込んだわね！」
敵幹部「黙れ！あいつは俺の言いなりだ！」
ジャスティスボーイ「まずいぞ！」
新米漫画家「俺は所詮、有名にはなれない！」
ジャスティスガール「そんなことないわ！あなたの努力は報われるはずよ！」
ジャスティスボーイ「だから、自分を信じてほしいんだ！」
敵幹部「騙されるな！お前をはめる罠だ！」
「コスチュームチェンジ！」
「スーパーヒーローモード！」
ジャスティスボーイ「覚悟するんだな！」
敵幹部「何を!?このオレがダメージを受けるとは！」
ジャスティスガール「よく聞いて！あなたはきっと必ず報われるわ！くよくよしてももったいないわ！」
新米漫画家「それが何だという？」
ジャスティスボーイ「自分を信じれば、きっと成功へとつながるはずだよ！きっとほめてくれる人はいるさ！」
　　二人は、スマホを手に、こう叫んだ。
「ジャスティスヒーリングアターック!!!!」
新米漫画家「ありがとう、俺は間違っていたらしい.... きっと、成功して見せる.....」
　　漫画家は浄化された。
「やったぁ！」
　　ジャスティスツインズは、その場を去った。
敵幹部「貴様ら、次こそは.....!!!」
刑事「そこの君、ちょっと署まで同行願いたい！君が黒幕らしいな」
　　敵幹部は、警察に逮捕された。

〇教室
江川和樹「何とか間に合ったようだね」
江川和美「そうね」
岸俊一「それでは今から現代文の授業を始めます。教科書を開いてください」
　　何とか午後の授業に間に合った二人だった。

〇怪しいオフィスビル
ボス「一味が逮捕されるとは何たる失態！」
敵幹部「彼を連れ戻すしかないでしょう」
女幹部「ええ。すぐに連れ戻しましょう」

〇シックなリビング
江川勝「住宅街でまた事件があったね」
江川るり子「人を操る不審者を逮捕ですって」
江川和美「その操られた人は？」
江川勝「何とか無事だったそうだ」
江川るり子「あの事件は、あの二人が解決したそうよ」
江川和樹「ジャスティスツインズだよね？」
江川勝「そうらしい。あの二人は事件解決後、すぐに姿をくらませてしまった」
江川るり子「遠くないうちに、会えるわよ」
江川勝「そうかもしれないな」
　　かくして、事件は無事に解決。だが、二人の活躍は、まだ終わらない！
　　次回へと続く！