O-KO 君がいた日に

逆境 燃

O-KO(脚本)

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逆境 燃

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〇サイバー空間
ドクトル・ケイシー「手伝ってくれたら 君の願いを何でもかなえてあげよう!」

〇殺風景な部屋
アツヒト「あぁ?何でもだぁ?」

〇サイバー空間
ドクトル・ケイシー「そう!何でもさ!」
ドクトル・ケイシー「例えば莫大な財産!」
ドクトル・ケイシー「例えば食べきれない超ごちそう!」
ドクトル・ケイシー「例えば絶世の美女!」
ドクトル・ケイシー「そう!例えば!」
ドクトル・ケイシー「壊れてしまった君の肩♪」

〇殺風景な部屋
アツヒト「てめぇなんで」

〇サイバー空間
ドクトル・ケイシー「ドクトル・ケイシーは 何でも知ってるのさ♪」
ドクトル・ケイシー「ねぇ簡単なことだよ 悩む必要なんて一つもない!」
ドクトル・ケイシー「ただちょおっと女の子と遊ぶだけ♪」
ドクトル・ケイシー「私が生み出した女の子と」
ドクトル・ケイシー「宇宙最高の科学者が生みだした」
ドクトル・ケイシー「宇宙最強の殺戮兵器と」
ドクトル・ケイシー「ただ遊んで 楽しませるだけ!」
ドクトル・ケイシー「壊れた彼女に記憶を蓄積させて 感情を芽生えさせるだけ!」
ドクトル・ケイシー「それだけで君の願いは叶う!」
ドクトル・ケイシー「ドクトル・ケイシーからのお願いさ♪」

〇殺風景な部屋
アツヒト「・・・」

〇サイバー空間
ドクトル・ケイシー「どうする?やるかい?やらないかい? やるよね?やっちゃうよね?」
ドクトル・ケイシー「それとも」
ドクトル・ケイシー「断ってまたぼんやりとした日常に戻るかい」

〇殺風景な部屋
アツヒト「俺は・・・」

〇テーブル席
  翌日
  アミューズメント施設『ゴーズ』
オーコ「アツヒト あなたってほんとにバカね」
アツヒト「ああん?」
オーコ「あんな怪しい博士の言うことを信じるなんて」
オーコ「正気の沙汰とは思えないわ」
アツヒト「うるせぇ」
アツヒト「てめぇ どの口で言ってやがんだ」
アツヒト「その怪しい博士が映る画面の前に 俺を誘拐したのはお前じゃねぇか」
オーコ「しょうがないでしょう」
オーコ「知られてしまったんだもの」
オーコ「私の秘密を・・・」
アツヒト「体重が150キロもあるって言う秘密をな」
オーコ「アツヒト レディの秘密をそう公言する物ではないわ」
アツヒト「いいじゃねぇか 他の奴が聞いたって本当だとは思わねぇよ」
オーコ「それでも」
オーコ「乙女には知られたくないことがあるの」
アツヒト「へぇへぇ、気を付けますよ」
アツヒト「しっかし、その椅子も お前の体重によく耐えてるよな」
アツヒト「きしむ音一つ立てないなんてさ」
オーコ「耐えるも何も 私、座ってないもの」
アツヒト「ハァ?」
オーコ「空気椅子よ 椅子にはほとんど体重をかけてないの」
アツヒト「ははぁ、なるほどね 物同士、思うところがあるわけだ」
オーコ「私は人間よ 物ではないわ」
アツヒト「ロボットなのにか?」
オーコ「心があるもの」
アツヒト「一度も笑ったとこ見たことねーけど?」
オーコ「あなたの話がつまらないからよ」
アツヒト「そもそも表情が変わったとこ見たことねー」
オーコ「世の中がつまらないせいね」
アツヒト「てめぇがつまらないからじゃねぇのか?」
オーコ「・・・」
アツヒト「第一、心なんてもんがあるなら あの爺さんだって俺に」
オーコ「それでも」
オーコ「あるわ、心」
アツヒト「・・・」
アツヒト「あっそ・・・」
アツヒト「そんじゃま、そろそろ行くか」
アツヒト「あの博士の言う記憶の蓄積ってやつに 協力してやんよ」
アツヒト「適当に遊んで お前を楽しませればいいんだろ?」
アツヒト「楽勝だ」

〇ゲームセンター
  リロードォ!
オーコ「つまらないわね」
オーコ「敵を撃つだけのゲームなんて 工夫のしようがないわ」
アツヒト「・・・」

〇ゲームセンター
オーコ「何が面白いのかしら、これ」
オーコ「流れてくる色に合わせて 叩くだけでしょう?」
アツヒト「・・・」

〇ボウリング場
  バッキャアン!!
通りすがりのボーラー「すっ、すげぇあの女!パーフェクトだ!?」
オーコ「失敗する理由がないわね」
オーコ「何を楽しむのかしら、これ」
アツヒト「・・・」

〇渋谷のスクランブル交差点
アツヒト「やめだやめだやめだぁ!」
アツヒト「やってられっかよ、クソったれ!」
オーコ「どうしたの?何かあった?」
アツヒト「どうしたもこうしたもあるか! この無表情ロボ子!」
オーコ「オーコよ」
アツヒト「ロボ子でもオーコでも ピーコでも何でもいい!」
アツヒト「つまんねぇんだよ お前と一緒にいても!」
オーコ「何を言っているのかしら?」
オーコ「あなたの仕事は私を 楽しませることであって」
オーコ「あなた自身が楽しむことでは ないでしょう?」
アツヒト「うるせぇ!その通りだけどうるせぇ!」
アツヒト「てめぇがつまんなそうにしてんのが つまんねぇって言ってんだ!」
オーコ「そう言われてもね」
アツヒト「・・・じゃ聞くけどよ てめぇは楽しかったのかよ」
オーコ「いいえ」
アツヒト「それじゃ意味ねーじゃねぇかよ」
アツヒト「こっちはてめぇを楽しませねぇといけねーんだからよぉ!」
オーコ「まぁ、そうなるわね」
アツヒト「クソッたれ そうそう甘い話は転がってないってことか」
オーコ「あなたも大変ね」
アツヒト「どっかの誰かさんのおかげでな!」
アツヒト「クソッ!まったくどうしたもんだか・・・」
オーコ「・・・」

〇繁華な通り
通りすがりの女子高生「やだぁ! せんぱい速すぎぃ❤」
通りすがりの男子高生「ハハハッ! しっかり捕まってろよぉ!」
通りすがりの女子高生「キャア~❤もうやだぁ~❤」

〇渋谷のスクランブル交差点
オーコ「・・・」
アツヒト「あぁ?なんだお前?」
アツヒト「自転車の二人乗りなんかに興味あんのか?」
オーコ「別に」
アツヒト「ジッと見てたじゃねーかよ」
オーコ「法律違反だと思っていただけよ」
アツヒト「ふーん・・・」
アツヒト「なぁ、俺のチャリに乗ってみるか?」
オーコ「無理よ」
アツヒト「あぁ?お前なぁ あんな物欲しそうな目で見ておいて」
オーコ「私の体重忘れたの?」
オーコ「私が自転車の荷台に乗ろう物なら 荷台ごとタイヤが潰れるわ」
アツヒト「あぁそうか・・・」
オーコ「ええそうよ」
アツヒト「・・・」
アツヒト「ちょっと待ってろ」
オーコ「?」
アツヒト「おう、トウジ?今暇か? わりーんだけどよ」

〇渋谷のスクランブル交差点
オーコ「アツヒト これは?」
アツヒト「俺のダチが持ってる自転車だよ」
オーコ「自転車?」
アツヒト「趣味でカスタムしてんだとよ」
アツヒト「乗りな? 300キロまで耐えられるって話だ」
オーコ「・・・」
アツヒト「うおっと・・・!」
アツヒト「ふぅ」
アツヒト「よっし行くぞ!」
アツヒト「フン!」
アツヒト「おんもッ!動かねぇ!? お前やっぱちょっとやせろ!」
オーコ「アツヒト レディに対して」
アツヒト「あーはいはい すみませんでした!」
アツヒト「かわいいレディに向かって 重いなんて言ってよ!」
アツヒト「グッ!コノッ!」

〇繁華な通り

〇開けた交差点

〇公園の入り口

〇奇妙な屋台

〇街の宝石店

〇店の入口

〇モヤイ像

〇商店街

〇スーパーマーケット

〇川沿いの道
アツヒト「ハァッ!ハァッ!」
アツヒト「どうだよ! 気分はよ!?」
オーコ「そうね」
オーコ「・・・」
アツヒト「なんか言えよ!」
アツヒト「こんだけ俺が頑張ってんだから 少しぐらい反応返せよ!」
オーコ「うるさい人ね」
オーコ「・・・」
アツヒト「だから何か言えって!」
オーコ「そうね」

〇空
「景色」
「景色が」
「流れていくわね、アツヒト」

〇川沿いの道
アツヒト「ああ?んなもん当たり前じゃねーか!」
アツヒト「自転車に乗ってんだからよ!」
オーコ「そうね」
オーコ「その通り」
オーコ「でも」
オーコ「・・・」
アツヒト「だから聞こえねぇってロボ子! もっとデカイ声で喋れってば!」
オーコ「・・・」
オーコ「なんでもないわ」
アツヒト「あっそう!」
オーコ「・・・」
オーコ「・・・・・・」

〇古いアパートの部屋
  その日の夜
アツヒト「はぁクソ・・・」
アツヒト「結局、今日一日あのロボ子に 振り回されただけか」
アツヒト「笑顔の一つも見せねーし」
アツヒト「ほんとに心なんてあんのかよ、あいつ」
  ニュースをお伝えします
  本日、あの隕石落下による
  大災害から1年が過ぎ
  各地では黙とうが行われました
  死傷者、行方不明者が2000人以上にも
  ピッ

〇一戸建て
「・・・!」
「・・・」

〇古いアパートの部屋
アツヒト「チッ・・・」
アツヒト「くだらねぇ」
アツヒト「ああ?」
アツヒト「もしもし?」

〇開けた交差点

〇空
オーコ「アツヒト?今どこにいる?」

〇古いアパートの部屋
アツヒト「ロボ子か? なんだよ急に」

〇繁華な通り

〇繁華な通り
オーコ「オーコよ あなた今家にいるのね よかったわ」

〇古いアパートの部屋
アツヒト「いるけど」
アツヒト「てかどこにいんだお前?」
アツヒト「変な音が聞こえっけどさ」

〇渋谷のスクランブル交差点
オーコ「いいから。よく聞きなさい、アツヒト」
オーコ「あなた、その場から動かないで頂戴」
オーコ「何があっても」
オーコ「何が起こっても」
オーコ「絶対に」
オーコ「そこから一歩も動かないで」

〇空

〇古いアパートの部屋
アツヒト「はぁ?そりゃどういう意」
アツヒト「んなっ!?」
アツヒト「い、今の音は・・・」
アツヒト「おい、ロボ子!ロボ子!?」
アツヒト「切れた・・・?」
アツヒト「クソッ!ニュース!?」
  ピィーーー・・・
アツヒト「映像が・・・」
アツヒト「スマホは!?」
アツヒト「圏外だぁ?」
アツヒト「こ、これ」
アツヒト「あの時と」

〇一戸建て
「にげ・・・!」
「アツ・・・」

〇古いアパートの部屋
アツヒト「クソッ!」

〇渋谷のスクランブル交差点
???「ウガアアアッ!」
???「眩しい!汚い!うるさい!臭い!」
???「俺を!俺をイラダたせるナァ!」
???「俺を!この俺ををを!」
オーコ「オートマタ・アルファ」
アルファ「俺の名を呼ぶナァ!」
アルファ「ウアァア!」
オーコ「怒りしか感じない感情回路と」
オーコ「怒りしかエネルギーに変換できない 欠陥品なE2ジェネレーター」
オーコ「不完全なテスト機のあなたが なぜここに」
アルファ「俺に聞くナァ!」
アルファ「俺は爺ィに行けと言われただけダァ!」
アルファ「アアッ!クソッ!黙れ!」
アルファ「喋るナァ!」
アルファ「俺をイライラさせるナァ!」
アルファ「俺を、俺を!」
アルファ「怒らせるナァ!」
オーコ「ムダよ」
オーコ「あなたはただ立っているだけでも 怒りを感じる」
オーコ「そしてそれをエネルギーに変えて」
オーコ「破壊をばら撒き続ける」
アルファ「ウルサイッ!ウルサイッ!」
アルファ「黙れェエ!」
アルファ「心装ォォオォッ!」
アルファ「アルファアアッ!」
オーコ「そう・・・」
オーコ「感情をエネルギーに変え破壊を繰り返す」
オーコ「宇宙で一番頭のおかしい博士が生み出した」
オーコ「宇宙で一番恐ろしい兵器」
オーコ「それが私たち」
オーコ「『オートマタ』」
オーコ「博士のことはよく分かっているわ」
オーコ「気分屋で適当な人間だから」
オーコ「今朝まで持っていた 私に対する興味を失って」
オーコ「不良品の在庫処分を始めた」
オーコ「ついでにデータ取りをする目的で」
オーコ「あなたをここに送り込んだ」
アルファ「黙れ黙れ黙レェ!」
アルファ「喋るナァ!」

〇空
オーコ「きっといつかこうなると思っていた」
オーコ「人に混じって生活してみても」
オーコ「結局私は人間にはなれない」
オーコ「でも・・・」
オーコ「償いはするわ」

〇渋谷のスクランブル交差点

〇渋谷のスクランブル交差点
オーコ「あの日の償いを、今」
オーコ「心装」
オーコ「オメガ」

〇開けた交差点
アツヒト「クソッ!」
アツヒト「さっきから聞こえるこの音・・・!」
アツヒト「頼むからこっちにいるんじゃねーぞ あのバカ!」

〇渋谷のスクランブル交差点
アルファ「貴様ァ!」
アルファ「この俺を怒らせておいてッ!」
アルファ「この程度なのカァ!」
アルファ「オメガァッ!?」
オメガ「・・・」
アルファ「憤撃ィィィッ!」
アルファ「ブラストフィストォッ!」
オメガ「・・・」
オメガ「E2ジェネレーター及び エネルギータンクの完全損壊を確認」
オメガ「心装維持限界まで30秒」
オメガ「それでもまだ・・・」
アルファ「オメガァアアアッ!」
オメガ「心撃──」

〇渋谷のスクランブル交差点
オメガ「ハートブレイカー」
アルファ「グッ!」
アルファ「グウウウウッ!!」
アルファ「グワアアアアアアアッ!!」

〇渋谷のスクランブル交差点
オメガ「残存エネルギー枯渇」
オメガ「擬態・省エネモードに移行・・・」
オーコ「終わりね・・・」
オーコ「これですべて・・・」
アツヒト「オーコッ!?」
オーコ「・・・?」
オーコ「あなた なぜここに・・・」
オーコ「家にいろと・・・」
アツヒト「うるせぇ! それよりお前胸にでけぇ穴がッ!?」
オーコ「放っておいて」
オーコ「もうすべて終わったのよ」
オーコ「わたしはもう・・・」
アツヒト「うるせぇ! 放っておけるかこのバカ!!」
アツヒト「グヌッ!このっ!」
アツヒト「てめぇ ほんとに軽くなってんじゃねぇよ・・・!」
オーコ「アツヒト・・・」
アツヒト「悪かったな! レディに体重の話してよ!」
アツヒト「とりあえずお前んち行くぞ!」
アツヒト「あの爺になんとかさせよう!」
オーコ「その爺に私は壊されたのよ」
アツヒト「んなっ!?」
オーコ「もういいの いいのよ、アツヒト・・・」
オーコ「もう全て終わったの」
オーコ「だからもう・・・」
アツヒト「うるせぇ!」
アツヒト「まだ何も終わっちゃいねぇ!」
アツヒト「あそこに行けねぇんなら俺んちに来い!」
アツヒト「グオオッ!フンッ!」
アツヒト「ヌゥッ!」
オーコ「なんで」
オーコ「バカなの あなた・・・」
アツヒト「黙ってろ!」
アツヒト「自分でもバカだって思うけどよぉ!」

〇一戸建て
父親「逃げなさい・・・!」
母親「アツヒトッ・・・!」
「ああっ・・・」
「うわああああっ!」

〇渋谷のスクランブル交差点
アツヒト「もう後悔するような 生き方はしたくねぇんだよ!」
オーコ「・・・」
オーコ「・・・」

〇繁華な通り

〇公園の入り口

〇開けた交差点
アツヒト「ハァッ!ハァッ!」
オーコ「アツヒト・・・」
オーコ「あなたは何も知らないのね」
オーコ「だからこうやって私を助けてる」
オーコ「全てを知れば きっと私を放り捨てて逃げ出すわ」
アツヒト「あぁ!?何言ってんだてめぇ!?」
オーコ「一年前にあった隕石落下による大災害」
オーコ「あの原因は私よ」
アツヒト「なっ!?」
オーコ「この星に降り立って」
オーコ「初めて外の景色を目の当たりにして」
オーコ「私は幼子が泣くように感動を覚え」
オーコ「そして暴走した」
オーコ「辺り一面に破壊の力をばら撒いた」

〇東京全景

〇開けた交差点
アツヒト「・・・」
アツヒト「それがどうした」
オーコ「あなたの両親を殺し あなたの肩を壊したのは私なのよ」
アツヒト「だからッ!」
アツヒト「それがどうしたって言ってんだッ!」
オーコ「アツヒト」
オーコ「あなたバカなの・・・?」
アツヒト「うるせぇ!」
アツヒト「てめぇにも心があんならよ!」
アツヒト「考える前に感じてみろ!」
アツヒト「今やりてぇことをやりゃいいんだよ!」
アツヒト「俺にとってはこれがそうなんだ!」
アツヒト「だから!」
アツヒト「てめぇは黙って背負われてろ!」
オーコ「・・・」
オーコ「こ こ ろ」
オーコ「心」
オーコ「・・・」
アツヒト「ハァッ!ハァッ!」
  ねぇアツヒト
アツヒト「何だよ今度は!何度も言わせんな!」
アツヒト「てめぇちったぁ静かに」
  また
  わたしを
  じてんしゃに
  ・・・・・・
アツヒト「おい・・・どうした・・・?」
アツヒト「おい! オーコ!? おい!」

〇空
  オーコオオオ!!

〇地下実験室
  10年後
アツヒト「・・・」

〇水中
オーコ「・・・」
オーコ「・・・?」

〇地下実験室
アツヒト「10年だ」
アツヒト「青春を投げ捨てちまった」

〇水中
オーコ「アツヒト」
オーコ「あなた」
オーコ「まさか・・・」

〇地下実験室
アツヒト「もう一度自転車に」
アツヒト「だろ? オーコ?」

〇水中
オーコ「アツヒト・・・」

〇空
  あなたってほんとにバカね・・・

コメント

  • Tap作者の画像、Twitterと同じでいいような気がするほど、内容と画像の印象が近かったです。
    いいですね、あの昭和少年漫画の主人公みたいな彼と心がまだ出来かけの怪人の組み合わせ!オーコの短く紡がれる言葉と彼のかみ合わなさが読んでる側だけわかるような構造で、作中につっこみ役を入れないというのも斬新に感じました。面白かったです。

  • 少ない文字数に描きたいものがギュッと凝縮された、素敵なストーリー。こういうボーイミーツガールの物語は大好物です!
    特にラストシーンは、セリフも含め、とても印象的でした^^

  • 新しい順に読んでいたため、コンテスト振り返り作品から読了してしまいましたが、流石、しっかりコンセプトを考えながら作られたんだなと感じさせる作品でした!
    演出…特に書き文字エフェクトの表現が非常に上手で、ゲームセンターのシーンでは何をプレイしているのか想像できてしまい思わず笑ってしまいました(笑)
    プロローグとエンディングで繋がる展開にも驚きがあり、人外なのに人間らしさを感じる青春ストーリーでした!

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