レプリカな恋人

ルーデンス

3ジャンへの疑惑(脚本)

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〇川に架かる橋
  俺はバイクで逃げるジャンを追跡した
  そしてスカウターのマイクに向かい叫んだ
???「児島「ジャンの位置表示」」
  スカウターのメガネにジャンの位置と周辺の道路が映し出された

〇市街地の交差点
  住宅街の十字路をバイクで横切ろうとするジャン
  ジャンのバイクは右から飛び出した車とぶつかりそうになり車は急停止する

〇商店街
  俺はバイクをジャンのバイクと並走した
???「児島「止まれ!!」」
  ジャンは俺のバイクを蹴飛ばした

〇コンビニの店内
  俺のバイクはコンビニの店内に突っ込んでしまった・・・そこへスカウターのイヤホンから真紀の怒鳴り声が響いてきた
???「真紀の声「今どこ?ジャンの所じゃないじゃない」」
児島恭介「今ジャンを追跡中なんだ・・・そちらで位置がわかるかい?」
???「ジャンの位置ね・・・確認したわ。私もこれからヘリで確保の応援に向かうわ」
児島恭介「よろしく」
  俺は再びバイクにまたがり追跡を開始した

〇マンションの共用階段
  ジャンのバイクが雑居ビルに入ったので俺も後に続いた

〇ビルの屋上
  俺はバイクで屋上に向かうジャンを追いかけてバイクで駆け上がり屋上にジャンを追い詰めた
児島恭介「観念しろジャン」
  両手をあげるジャン
ジャン「ま、まさか撃たないよな!!血は吸ってねぇぜ・・・だって彼女もドラキュラだから」
児島恭介「じゃぁ何で彼女は倒れたんだ」
ジャン「男性・・・つまり俺のフェロモンを嗅ぎ取って興奮したんだよ・・・女性ドラキュラの発情期は短いから余計にね」
児島恭介「じゃぁ何で逃げたんだ」
ジャン「そりゃああの状況で保護官が来れば一発で射殺されるだろうからさ」
  俺はためらうことなく拳銃をジャンに向けた
ジャン「嘘だと言うのかよ・・・ま待ってくれ!!そ、それってまさか銀の弾が入っているんじゃないよね」
児島恭介「当然だろう、俺は保護官なんだぜ!!」
ジャン「信じてくれないのかよ」
児島恭介「そうじゃない、死ぬのが嫌なら3年前のあの日を思い出せと言ってるんだ・・・あの近辺ではお前しかいなかったんだよドラキュラは」
ジャン「俺は日本に来てから人間の血をすっちゃぁいねぇ真面目なドラキュラなんだ」
  俺はジャンの頭に標準を合わせ拳銃の引き金を絞り始めた
児島恭介「本当のことを言えよ」
ジャン「助けて、お願いだ撃たないでくれ」
  突然上空にヘリのローター音が響き渡るり空からサーチライトが俺たちに当てられ真紀の声がした
???「真紀の声「止めなさい恭介・・・銃をおろして」」
  俺は仕方なく銃を下した

〇アパートのダイニング
真紀「一体どういうこと?ドラキュラに銃を向けるなんて・・・そもそも殺人事件の目撃者の情報を聞き出すだけだったはずよ」
児島恭介「奴しか三年前は周辺に居なかったんだ」
真紀「証拠がないじゃないの・・・それに現行犯でしか逮捕できないわ」
児島恭介「美穂の時は何故警報が鳴らなかったんだろう?」
真紀「警報はね!!誘因ホルモンしか反応しないのよ・・・そんな事より今回の件でドラキュラ同盟が抗議してくるわ・・・全くなんて事を」
児島恭介「じゃぁ美穂は女性のドラキュラに襲われたのか?でも美穂は同性愛志向ではないよな」
真紀「当たり前でしょ、ノーマルだったから恭介と交際したんだから」
児島恭介「それにあの付近に女性ドライキュラはいなかった・・・もしかしてドラキュラに襲われた様に見せかけたのか」
真紀「それより、もう危ないことはよして頂戴・・・私の気持ちにもなってよ」
  そう言うなり真紀は俺の上着を両手で握りしめ、顔を俺の胸に埋めてシクシクと泣き始めた
児島恭介「わ分かったよ、もう遅いからシャワー浴びてくる」
ゴブリンC「ハハハ、・・・」
真紀「な、なんだゴブリンいたの?」
ゴブリンC「オヤジさんから、奴を殺せって」
真紀「ま、待って、美穂を詮索しないようにすればいいんでしょ・・・私が美穂を忘れさせてあげるわ」
ゴブリンC「では、その様にお伝えします」
  真紀はスプレーを全身に吹きかけた
真紀(これは、対女性ドラキュラ用の女性誘因ホルモンスプレーだから彼にはこんなものを使いたくなかったけど)
児島恭介「あれ、何・・・どうしたんだ俺?何時も見ている真紀が魅力的に・・・い、いかん」

〇アパートのダイニング
児島恭介「な、何だよこれは?」
真紀「ねぇ・・・恭介一緒に住み始めてもう1か月たつわよね」
児島恭介「あぁ、そうだな・・・早く美穂を殺した犯人を見つけなきゃ」
真紀「男女が一緒に住んでるんですもの・・・何もないっておかしいわよね」
児島恭介「そ、そんなことはないぜ・・・上司の真紀に手を出すのは規則違反だろ」
真紀「そんなに私って魅力ないかしら?」
  真紀は後ろから俺の背中にかぶさってきた・・・真紀の乳房がを背中に感じて俺は自分を見失いそうになった
児島恭介「だって結婚や婚約もしてないし・・・マズイでしょ」
真紀「じゃぁ、・・・結婚しましょ・・・今夜」
児島恭介「な、何を突然・・・俺が美穂の復讐を決意しているのは知ってるだろ」
真紀「じゃぁ、復讐が終わったら・・・」
児島恭介「あぁ・・・終わったらね」
  俺は何を言ってるのか・・・この香りのせいか・・・でも理性が徐々に失われてゆく自分を感じた
真紀「だったら証拠見せて今夜・・・もう一緒に生活してるんだからさぁ・・・ダーリン」
  真紀はそう言うと俺に唇を重ねてきた・・・俺は我慢できなかった

〇アパートのダイニング
  俺は朝になり台所で一人自己嫌悪に陥っていた
  テーブルに対女性ドラキュラ用の誘因材の香水があるのを俺は見つけた
児島恭介「く、クソこんなもので自分を失うなんて」
  俺は急いで部屋から出ていった

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