【毎週更新】面と向かって伝えるって難しい(脚本)
〇女の子の部屋(グッズ無し)
三木遥「起きた時、まさかこんな時間だったなんて・・・」
三木遥「やばいやばい・・・」
お母さん「ちょっと・・・遅刻するわよ~?」
三木遥「分かってる!!」
三木遥「行ってきます」
お母さん「朝食は~?」
〇通学路
三木遥「やばいやばい」
ドンッ
「うわぁ!」
三木遥「すみません、わたし走ってたから・・・」
幸樹のお母さん「いいえ・・・」
幸樹のお母さん「えっ?」
三木遥「あ・・・れ」
なんで、私・・・
幸樹のお母さん「ちょっと・・・?」
三木遥「Zzz・・・」
幸樹のお母さん「ねてる?」
幸樹のお母さん「ここで?」
幸樹のお母さん「どうしよ・・・」
〇幻想空間
天女「ハロー✨」
三木遥「タイミングを」
三木遥「考えて欲しいのですが?」
三木遥(絶対変な人だと思われた・・・)
天女「うーん?」
天女「だって、了承してもらえたんだし・・・」
天女「ぶつかった女の人、幸樹くんはその人に会って話したいって」
天女「あなたにも顔は知っておいてもらわないとね?」
天女「それに」
天女「早く会って欲しいのよ」
天女「あなたと幸樹くん」
天女「幸樹くんとお母さん」
天女「こういう時、会わせたくてうずうずしてしまうのよ」
天女「あなたが日を置きたかったのなら、申し訳ないわね」
三木遥(そこじゃなくて、タイミングなんだけどな・・・)
天女「気を取り直して」
天女「あなたに取り憑く子を紹介しないとね」
天女「幸樹くん!」
沖田幸樹「こんにちは。お姉さん」
沖田幸樹「よろしくお願いします」
沖田幸樹「勝手にお姉さんを選んでしまったこと、謝らせてください」
沖田幸樹「申し訳ありません」
三木遥「私も了承したんだし、気にしないで!」
三木遥「あっ・・あなたの事、」
沖田幸樹「あっ・・・!あの!」
天女「仲良しね・・・ふふ」
三木遥「先にいいよ」
沖田幸樹「あっ・・・ありがとうございます」
沖田幸樹「えっと・・・猫を助けたこと、覚えていますか?」
三木遥「覚えてる・・・私の大切な大切な思い出だから」
沖田幸樹「!」
沖田幸樹「お母さんもきっと喜ぶと思います・・・」
三木遥「やっぱり!」
三木遥「あの時のお姉さんはあなたのお母さんだったんだ」
沖田幸樹「はい。そうです」
三木遥「私とお姉さんの写真が」
三木遥「あなたが天女様に託したお守りの中に入ってたの」
三木遥「なんで、この写真を持っているのか、ずっと、聞きたかった」
沖田幸樹「写真?」
「まさか・・・」
2人がいっせいに天女様を見る
天女「へへ~~」
三木遥「詳しく、説明してください?」
天女「遥ちゃんにとっても」
天女「幸樹くんにとっても」
天女「Winwinじゃないかと」
天女「思ったのだけど」
天女「だめだったかしらね?」
「Winwinではないです」
沖田幸樹「でもその事がなかったら、三木さんが了解してはくださらなかったかもしれないです」
三木遥「私も、幸樹くんに出会えたことが良かったです」
天女「2人は会って何を話したいの?」
「それは・・・」
沖田幸樹「何をって言われると・・・」
三木遥「難しい・・・」
天女「ええ?それで会いたいって言ってたの?」
「まぁ・・・」
2人が決めた伝えたいこととは・・・
ついに幸樹のお母さんとの対面・・・!
「伝えなきゃいけない」
次回もお楽しみに!