第1話(最終回)(脚本)
〇児童養護施設
ここは平和な田舎の教会。
???「ここが「標的」の住む教会か・・・」
???(しかし意外だったな)
???(まさか吸血鬼が教会に隠れ住んでいるとは・・・)
???「とりあえず中に入ってみるか」
〇教会の中
女の子「あっ、お客さんだ! いらっしゃいませ~」
???「おや? お嬢さん一人しかいないのかい?」
女の子「はい 先生やシスターの皆さんは出かけてます」
???(吸血鬼は教会関係者に変装しているのだろうか・・・?)
???「私はこの教会のある人に会いに来たんだ 帰ってくるまで待ってもいいかな?」
女の子「はい! もちろんです! こちらのお部屋でお待ち下さい~」
〇教会の控室
女の子「お茶を入れました はいどうぞ!」
???「ああ、ありがとう」
???「それにしても 何か吸血鬼の手がかりはないものか・・・?」
???「!!」
女の子「どうかしましたか!?」
???「この紅茶は・・・」
???「血ではないか!?」
女の子「!!」
女の子「あら・・・ うっかり間違えてしまいましたね」
???「・・・ということは お前が吸血鬼か!?」
女の子「いいえ この教会にいる人は みんな吸血鬼なの!」
???「なんだって・・・!?」
女の子「どうやらあなたは 吸血鬼ハンターね ここから帰すわけにはいかないわ」
女の子「寝てるみんなも出てきて!!」
???「まさか・・・ 他の奴らは地下で眠っていたのか」
女の子「そう わたしは半吸血鬼だから 昼でも活動できるの」
女の子「でもそろそろ日も落ちる 逃げることは出来ないよ」
???(吸血鬼たちに 囲まれてしまった・・・か)
日が暗くなり、教会の明かりが灯る。
男がその後どうなったかは分からない。
大きな流れを持つ物語の、ちょうどイイ部分を切り取ったような感じですね。この物語の前段階や、この後の展開を想像するのも楽しそうです。
カップが出てきた時点でイヤな予感がしましたが…毒入りではなくて血が入っていたとは。
でも、どっちみち逃げられそうにないですよね。
吸血鬼にも半吸血鬼がいたんですか。半吸血鬼は昼夜を問わず行動ができるなんて、なんて素晴らしい能力ではないですか。羨ましいですね。