私もラブストーリーガールズサイド!攻略対象は、同じ名前で三人で!

ブルークレヨン

助けてあげたい(脚本)

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ブルークレヨン

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〇洋館の廊下
  刑事達にロッカールームへ行くと言っていた自称はやとは、服を着替えてから城に戻ってきた
はやとさん「そろそろ葉子さんの目が覚める頃でしょうね」
はやとさん(さて夜になったら隙を見て、遊園地裏に隠してある僕の車に移動してもらいましょうか)
はやとさん「事務所に戻る前に、少し様子を見てみましょう。 彼女とはもう数日お付き合いしたいなぁ」
はやとさん(絶望を知らなさそうなあの性格・・・虐めたくなる)
  声が聞こえる。長と葉子の話す声だ
はやとさん(長さんは、姿を消したかと思ったらまた戻って来たんですね)
はやとさん(葉子さんを騙すために、未来から来ただなんて、ほんと笑わせてくれます)
はやとさん(嫌ですね、電話で警察を呼んでいるんですか。 このままでは、葉子さんを独り占めできません)

〇広い更衣室
  警察は捜索中に、使用禁止エリアが園外からも入れる事を確認した。
刑事「使用禁止エリアの「トリックハウス」と書かれた廃屋の中で、血痕を発見しました!谷原さんはいません」
あきさん「・・・!」
刑事「血が犯人のものか谷原さんのものか、今はわかりません」
刑事「古城もあるが、入口に鍵がかかっていて、誰も入った形跡がない。ここには居ないのかもしれない」
あきさん「今、遊園地事務所から連絡が入りました!」
あきさん「古城に監禁されている人間が助けを求めているそうです。現場近くにいる者はすぐ古城に入ってください。私も直ぐに行きます!」
あきさん(葉子さんを早く助けなければ!)

〇洋館の廊下
ながさん「どうして包丁がここに?」
  ドアを開けた長治が、血の付いた包丁を手に取った時だった
はやとさん「それは、あなたの包丁ですよね。お返しします」
ながさん「お前・・・よくも葉子を傷つけたな!」
はやとさん「ああ、もみ合った時たまたまね」
私「あ、あなた!」
私(警察が来るまで逃げないように引き止めなきゃ・・・ 何を話せばいいの?)
私「今まで何人の人を苦しめたの?こんな事をして許されると思ってるの?」
はやとさん「知りたいですか?ふふっw5人です。 1人目は私の恋人でした」
はやとさん「あまりに言う事を聞かないので、研究中だった毒針で指したんです。その後、亡父が経営していたペット用焼却場で焼いてあげました」
はやとさん「とっても楽しい出来事で、それ以来殺してから焼却するのが快感になったんです」
私「・・・必ず天罰が下るわ」
はやとさん「捕まらないか?大丈夫です。僕には仲間の死神が見方してくれているので」
私(この会話を残せれば、犯罪の証拠になるのに・・・)

〇洋館の廊下
  廊下の電気がついた。
  向こうから数人が走ってくる足音が聞こえる
ながさん(警察が来た。こいつを捕まえるチャンスだ!)
はやとさん「助けてください!この人が包丁を振り回しています!」
刑事「動くな!包丁を下に置け!」
ながさん「ち、違う!俺は何もしてない!」
私「違います!長さんは私を助けようとして!」
はやとさん「観念してください。ほらここのツボを針で指すと、足の力が抜けて、舌も動かないでしょ?」
ながさん「違う!ぐっ!う、う・・・」
はやとさん「そして、葉子さんには、この針で三度目の睡眠を」
私「やだ、止めて!たす・・・」
はやとさん「刑事さん!この人は観念したみたいです。 私にひざまずきました」
はやとさん「葉子さんは恐怖で気を失ったようです。 私が運びます」
ながさん「く、よ、葉・・・」
  長治は葉子が乗せられた車椅子のタイヤを掴んだ
はやとさん「刑事さん、この人を捕まえてください」
  遅れて、あきが古城に辿りついた
あきさん「長!よくも葉子ちゃんに・・・」
ながさん「あ、き、たすけ・・・」
あきさん(長が僕に助けを?)
あきさん(おかしい。もしかして・・・)
はやとさん「先に外に出ていますね」
あきさん「待て!」
  自称はやとは、聞こえないフリをして、車椅子を押しながら古城のバルコニーへ出て行く
あきさん「おい!」
あきさん「そっちは行き止まりだぞ」
はやとさん「いえ、こっちで合ってますよ」

〇城壁
  外は雨が降り出していた。
  ガタガタした、崩れそうなレンガのバルコニー。
私「うっ、うーん・・・」
  睡眠薬に耐性がついたのかもしれない。
  葉子は苦しみながらも目が覚めた。
私「ま、待って・・・! くっ!負けるもんか・・・」
私「助けて・・・この人が犯人よ!」
あきさん「葉子ちゃん!大丈夫か? おい、はやと、車椅子から離れろ!」
はやとさん「何を・・・葉子さんは気が動転してるんですね。 チッ。 早く楽になれる所に行きましょう」
私「お、降りなきゃ・・・」
  葉子は身を捩らせて車椅子から降りようとした。しかし犯人の押す車椅子はスピードをあげバルコニーの崩れた部分へ突っ込んで行く
私「きゃ〜!」
あきさん「葉子ちゃん!」
ながさん「葉子!」
  刑事に腕を捕まれていた長治が、捻れた足で転がるようにバルコニーへ飛び出した。
ながさん「うぉぉぉ〜!」
ながさん「どけっ!」
ながさん「くっ〜!」
  長治は車椅子のハンドルを奪い取り、葉子を助けた
ながさん「ふう〜。葉子!大丈夫か!?」
はやとさん「変更です。焼却するのはあなたにしましょう」
  犯人は、ほっとしている長治を後ろから蹴り、バルコニーの壊れた箇所に突き落とした
ながさん「うお!? が〜〜!」
私「長さん!!」
  しかし、長治は落ちたのではなかった。
  バルコニーの隙間から、瓦礫で出来た下り坂が延びており、そこを転がっていく
はやとさん「さぁ、ゴロゴロ降りましょうね!」
ながさん「ぐお〜が〜〜!」
はやとさん「ワッハッハー!」
  犯人は、ぐったりしている長治を蹴飛ばしながら、瓦礫の坂を下っていく
私「きゃ〜!彼を助けて!」
あきさん「くっ!待てっ!」
刑事「止まらないと撃つぞ!」
  あきが慌てて追いかけたが、後少しという所で追いつけない
ながさん「がっ!!」
はやとさん「ふん!」
  刑事達が銃を撃ったが、犯人は止まらない

〇森の中の沼
ながさん「ぐえっ!」
  瓦礫の坂のふもとには鬱蒼とした沼があった。
  長治はそこに落とされ、もがく。
はやとさん「やれやれ。やっとここまで来ました。 あの人達が来る前に、楽にしてあげますよ」
ながさん「うぐっ!」
  長治は犯人を掴もうとするが、蹴飛ばされる
はやとさん「ぐっ!大人しくしなさいっ!」
ながさん「・・・」
あきさん「オラッー!」
はやとさん「はぁ、今回は失敗しましたね」
  城から、刑事達が降りて来る。ジリジリ囲いこもうとした。
はやとさん「・・・」
  犯人は沼に飛び込んだ。

次のエピソード:会いたい人

コメント

  • まるで、刑事ドラマでも見ているような臨場感あふれたストーリーにドキドキしながら読みました。続きも今すぐにでも読みたいです。

  • うわ~、シーン(背景)を変えると、スピード感と臨場感が出ますね~♪ そうよね~、長編の場合、どこかで転調を入れないと! 勉強になるな~、今度真似しよう~っと(笑)沼、プクプク~♪ ますます目が離せなくなりました♪

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