who is the hero★

しばしば

エピソード1(脚本)

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〇渋谷のスクランブル交差点
  人が行き交う夜の街──
  その中に、人間ではない者が
  時に紛れ込んでいることがある
「化け物だ、助けてぇ」
「でっかいバッタだ!」
「誰か殺虫剤を持ってこい!」
「危ない、みんな、逃げろぉ」
「ああ、小さい女の子が逃げ遅れてる・・・」
  バッタの化け物は
  お構いなしに、女の子の頭上から
  腕を振り下ろした
「ってあれ?女の子無事だわ」
ヒーロー「お前の好き勝手にはさせない!」
バッタ星人「ふっ、女の子を守るために 自分の腕を斬られるとはお前も弱いやつだな」
ヒーロー「なんだと、バッタ星人」
バッタ星人「コスチュームの生地、うすっ」
バッタ星人「ぺらぺらではないか」
バッタ星人「それに比べて、私は頑丈だぞ♫」
ヒーロー「悪いな、予算が足りねえんだよ」
ヒーロー「だがな、薄くていいこともあるぜ」
バッタ星人「は、速い」
ヒーロー「まだまだいくぜ!」
ヒーロー「あ〜、スーツ、軽くて動きやすいわ♫」
バッタ星人「ぐぁぁぁあ!おのれ」
ヒーロー「ちっ、逃げたか」

〇入り組んだ路地裏
ヒーロー「ふぅ〜疲れたな」
ヒーロー「ヒーローモード解除!」
ヒーロー「あっ、やべ」
ヒーロー「明日、学校のテストじゃないか」
ヒーロー「帰って勉強しなくちゃ」

〇入り組んだ路地裏
バッタ星人「まじで、何なんだ、あの薄スーツの奴」
バッタ星人「邪魔しやがって」
バッタ星人「怪人モード解除!」
バッタ星人(変身前)「そういえば、明日はテストだな」
バッタ星人(変身前)「まっ、俺の頭脳なら余裕だな」

〇教室

〇教室
ヒーロー「終わったな、テスト・・・」
ヒーロー「確実に赤点だわ」

〇教室
バッタ星人(変身前)「ふふふ、読み通りのところが テストに出たな」
バッタ星人(変身前)「満点確実だわ」
バッタ星人(変身前)「・・・って、ん?あいつは」
バッタ星人(変身前)「薄スーツ野郎!」
ヒーロー「ってことは、お前があの時の怪人?!」
「この事はお互いに・・・」
「秘密にしておこう」

〇教室
バッタ星人(変身前)(といいつつ、弱みを握るためにも)
バッタ星人(変身前)(普段のアイツの様子を見ておいてやろう)

〇教室
「女子)ユーリ君、さっきのテストどうだった?」
ヒーロー「恥ずかしながら全然だめだった」
「女子)もお、またー? また勉強教えてあげるね♡」
バッタ星人(変身前)(なんだ、アイツ!)
バッタ星人(変身前)(どうして赤点疑惑なのにモテているんだ!)
バッタ星人(変身前)(おのれ、薄スーツ野郎)

〇コンサート会場
「きゃー!正義のヒーローよ」
ヒーロー「やあ、みんな元気かい?」
「きゃー!かっこいい!!」
バッタ星人(変身前)(放課後、どこに行くかと付いていったら ライブまで・・・)
バッタ星人(変身前)(ちやほやされやがって・・・)
バッタ星人(変身前)(何か腹立ってきたぞ・・・)
バッタ星人(変身前)(よし、こうなったら・・・)
バッタ星人(変身前)(怪人モードオン!!)
バッタ星人「うるさいライブだ! みんなを傷つけてやる!」
「きゃあ、バッタよ、気持ち悪いわ」
ヒーロー「出たな、悪者!そうはさせるか!」
バッタ星人「ふふふ、これでもくらえ♪」
ヒーロー「ふっ、遅いな」
バッタ星人「なっ、全部よけたのか!」
ヒーロー「薄スーツの動きをなめるなよ!」
バッタ星人「ぐあああ」
バッタ星人「前と同じじゃないかあ」
ヒーロー「ちっ、また逃げたか」
「きゃー!さすがヒーロー!」
「かっこよかったあ」
ヒーロー「みんな、怖い思いをさせてごめんね」
ヒーロー「何かあったら僕が守るからね♡」

〇コンサート会場
バッタ星人(変身前)(ちっ、結局、俺は アイツの盛り立て役ってことか・・・)
バッタ星人(変身前)(あれか?やっぱり外見か?)
バッタ星人(変身前)(バッタがよくないのか?)

〇入り組んだ路地裏
バッタ星人(変身前)「おのれ、おのれ、おのれえ」
バッタ星人(変身前)「ん?何だこれは?」
バッタ星人(変身前)「鏡か!何か手紙もあるぞ」
  この鏡を見つけた者へ──
  この鏡は映した者の姿を完全に
  入れ替えることができる。
  うまく使いこなしてくれたまえ──
バッタ星人(変身前)「ふふふ、いいこと思いついちゃった♪」

〇教室
  次の日の休み時間──
バッタ星人(変身前)「ユーリ君、ちょっと話があるんだ」
ヒーロー「話?」
ヒーロー(みんなに秘密をバラされても嫌だしな・・・)
ヒーロー「分かった、裏庭で話そう」
バッタ星人(変身前)「オーケー♪」

〇教室の外
ヒーロー「で、話って何?」
バッタ星人(変身前)「それはね・・・」
ヒーロー「鏡?」
  ヒーローが鏡を覗き込んだそのとき!
ヒーロー「ま、まぶし」
ヒーロー「うわぁあ」
バッタ星人にされたヒーロー「な、何だこれ」
  鏡に、いつもと違う姿が映っていた
ヒーローに変身したバッタ星人「ふふふ、お前の体はいただいた♪」
バッタ星人にされたヒーロー「姿が入れ替わっている!?」

〇教室
ヒーローに変身したバッタ星人「あのさ、ここの問題教えてくれない?」
「女子)しょうがないなあ♡ ここはね・・・」
ヒーローに変身したバッタ星人(ふふふ、ぐへへ)

〇コンサート会場
「今日もかっこいいわあ」
ヒーローに変身したバッタ星人「みんな、ありがとう♡」
ヒーローに変身したバッタ星人(ふふふ、誰も俺の正体に気づいていないぜ)
ヒーローに変身したバッタ星人(ああ、いい気分だ♪)

〇入り組んだ路地裏
  一方、そのころ・・・
バッタ星人にされたヒーロー「くそっ、あいつに騙された」
バッタ星人にされたヒーロー「なんとか鏡を奪って 元の姿を取り戻さなければ・・・」
バッタ星人にされたヒーロー「とりあえず変身してみよう」
バッタ星人にされたヒーロー「体が重い・・・」
「きゃー、大きなバッタよ!」
「こっちに来るな!」
バッタ星人にされたヒーロー「やはり、変身してもヒーローにはならないか」
バッタ星人にされたヒーロー「俺はバッタ星人になってしまった・・・」
「よくも、あの時、うちの娘を 襲ってくれたわね!」
  母親は石を投げつけてきた
バッタ星人にされたヒーロー(くっ、あのとき助けた娘の母親に 恨まれるとはな・・・)
バッタ星人にされたヒーロー(こんなに辛いことはないな)
  ヒーローは、いてもたってもいられなくなり
  その場を立ち去った──

〇シックな玄関
バッタ星人にされたヒーロー「母さん、ただいまー」
「誰だい、あんた!」
「出ていきなさい!」
バッタ星人にされたヒーロー「母さん、俺だよ、ユーリだよ」
「何気持ち悪いこと、言ってるんだい!」
「出て行ってくれ!」

〇住宅街の公園
バッタ星人にされたヒーロー「ううー、どうしてこんなことに・・・」
バッタ星人にされたヒーロー「家にも入れないなんて・・・」
バッタ星人にされたヒーロー「雨も降ってきた」
バッタ星人にされたヒーロー「空も泣いているんだな」
バッタ星人にされたヒーロー「俺はこれからどうしたらいいんだ」
バッタ星人にされたヒーロー「誰も俺のことを信じてくれない・・・」
マズロー「わしは信じるよ」
バッタ星人にされたヒーロー「誰?」
マズロー「わしは心理学者、マズロー」
マズロー「倫理の教科書で見たことがないかい?」
バッタ星人にされたヒーロー「えっ、あのマズローさん!?」
マズロー「そうじゃ、5段階欲求説をご存知かな?」
バッタ星人にされたヒーロー「勉強は苦手で・・・」
マズロー「なぬ?知らぬだと!」
マズロー「けしからん!」

〇黒背景
マズロー「では説明しよう」
マズロー「君は今まで 全ての欲求が満たされていたんじゃ」
マズロー「1つ目、 生きていくための本能的な欲求である 「生理的欲求(食事、睡眠、排泄)」・・・」
マズロー「2つ目、心身ともに健康で安全な生活を送りたいという「安全欲求」・・・」
マズロー「おい、寝るなっ!」
バッタ星人にされたヒーロー「はっ、つい難しくて・・・」
マズロー「けしからん!」
マズロー「3つ目、集団に所属したり仲間を求めようとする「社会的欲求」・・・」
マズロー「4つ目、集団の中で高く評価されたい、自分の能力を認められたいという 「承認欲求」・・・」
マズロー「最後5つ目、 自分にしかできないことを成し遂げたい、 自分らしく生きていきたいという 「自己実現欲求」だ!」
バッタ星人にされたヒーロー「うう、頭が痛いぜ」
マズロー「君は前はヒーローとして みんなから認められ自分らしく生きていた」
マズロー「だが、今は自分の家を失い、」
マズロー「安全に住むこともできない」
バッタ星人にされたヒーロー「もう、その図を出すのは、やめてくれ」
マズロー「ちょっと待った! 少しトイレに行かせてくれ」
マズロー「生理的欲求ぅ!!」
  マズローは公園のトイレに消えていった
  5分後──
マズロー「いやあ、すまんすまん」
マズロー「最近、トイレが近くての」
マズロー「どうだ、突然だが、 住む所に困っていたら私の家に来ないか?」
バッタ星人にされたヒーロー「えっ、いいんですか!」
バッタ星人にされたヒーロー「ありがとうございます!」

〇西洋の城
マズロー「どうぞ、我が家へ」
バッタ星人にされたヒーロー「マズローさんの家、豪邸じゃないですか!」
マズロー「書いた本がすごく売れてな♪」
マズロー「まあまあ、中に入って ゆっくり休んでくれたまえ」

〇貴族の部屋
バッタ星人にされたヒーロー「寝室に案内されたが、落ち着かないな」
バッタ星人にされたヒーロー「とりあえず安全の欲求は満たされたが」
バッタ星人にされたヒーロー「これからどうしていけば・・・」
バッタ星人にされたヒーロー「みんなからの信頼を失ってしまった・・・」
マズロー「一から作っていくしかないのう」
マズロー「もう今は違う姿で 君は生まれ変わったんじゃ」
マズロー「過去のヒーローに縛られず」
マズロー「今のありのままの姿で みんなから信頼を集めていくしかないんじゃ」
バッタ星人にされたヒーロー「なるほど」
バッタ星人にされたヒーロー「よーし、頑張るぞ!」
バッタ星人にされたヒーロー「ありがとう、マズローさん」

〇通学路
バッタ星人にされたヒーロー「おはようございます」
「まあ、ごみを拾ってくれているのかい?」
「ありがとうね」
バッタ星人にされたヒーロー「いえいえ♪」
  ヒーローは早速、街のみんなのために
  自分ができることを一つ一つ
  取り組んでいた
バッタ星人にされたヒーロー「あっ、おばあさん、 荷物持つの手伝いますよ♪」
「ありがとう、助かるわい」

〇街中の道路
「おい、誰か助けてくれ!」
「事故で人が車の下敷きになったんだ」
「うわ、どうしてバッタが来たんだ! お前は来るな!」
「殺虫剤、かけるぞ!」
マズロー「そこの者!ちょっと バッタちゃんを信じてやってくれないか?」
  バッタ星人は楽々と車を持ち上げ
  けが人を助け出した──
「バッタが人を救うなんて・・・」
マズロー「ほらの、信じてよかったじゃろ?」
バッタ星人にされたヒーロー「これをパンにどうぞ♪」
「ん?これはバター?」
「バッタがバターをくれるなんて・・・」

〇街中の道路
バッタ星人にされたヒーロー「ありがとう、マズローさん」
バッタ星人にされたヒーロー「あなたのおかげで 僕は心がぽかぽか満たされている気がする」
マズロー「人は皆、誰かに自分のことを 認めてもらいたい生き物なんじゃ」
マズロー「承認欲求は大事なんじゃ」
バッタ星人にされたヒーロー「だから、その図はやめて!」

〇渋谷のスクランブル交差点
  一方、そのころ・・・
ヒーローに変身したバッタ星人(ふふふ、この姿なら みんなが俺をちやほやしてくれる)
ヒーローに変身したバッタ星人(ファンのみんなが 俺を家に招待してくれるからな)
ヒーローに変身したバッタ星人(だが、ユーリのやつ、俺の姿でも そんなに困ってなさそうだな)
ヒーローに変身したバッタ星人(よし、もっと懲らしめてやろう)

〇街中の道路
ヒーローに変身したバッタ星人「やあ、久しぶりだな、ユーリ君♪」
バッタ星人にされたヒーロー「お、お前は!よくも!」
ヒーローに変身したバッタ星人「バッタ星人の姿、なかなか似合ってるよ」
バッタ星人にされたヒーロー「ぐああ」
ヒーローに変身したバッタ星人「いつかの仕返しだよ」
ヒーローに変身したバッタ星人「いやあ、薄スーツは動きやすいな」
ヒーローに変身したバッタ星人「このまま、俺がお前をやっつけたら 俺が本当のヒーローだよなあ♪」
バッタ星人にされたヒーロー「くっ、くそお」
ヒーローに変身したバッタ星人「ほら、どうする?ユーリ君よ」
ヒーローに変身したバッタ星人「自分の姿から攻撃を受けるなんて 皮肉だね♪」
ヒーローに変身したバッタ星人「ケケケ、ああ、愉快♪」
ヒーローに変身したバッタ星人「やめといた方がいいぜ」
ヒーローに変身したバッタ星人「ヒーローを殺してしまったら みんなから嫌わせるぞ♪」
「バッタが、ヒーローを攻撃してるわ!」
バッタ星人にされたヒーロー「くそっ、どうすれば・・・」
バッタ星人にされたヒーロー「ぐあああ」
バッタ星人にされたヒーロー(みんなが見ているから 下手に攻撃できない)
バッタ星人にされたヒーロー「ああ、だめだ、せっかく今まで 頑張ったのに・・・」
バッタ星人にされたヒーロー(意識が遠のいていく・・・)
ヒーローに変身したバッタ星人「これで、ようやく」
ヒーローに変身したバッタ星人「俺がヒーローになれる・・・」
ヒーローに変身したバッタ星人「これでようやく、 俺はみんなに本当に認められるんだあ!」
ヒーローに変身したバッタ星人「これで終わりだ!」
バッタ星人にされたヒーロー(なっ、ビームだと!?)
バッタ星人にされたヒーロー「あれ、痛くない?」
マズロー「だ、大丈夫か?ユーリ君」
バッタ星人にされたヒーロー「マズローォォォ!」
バッタ星人にされたヒーロー「どうして、俺をかばって・・・」
マズロー「君の役に立てて嬉しいよ」
マズロー「満たされる承認欲求ぅぅ!」
バッタ星人にされたヒーロー「今は、その図、見せなくていいから!」
マズロー「君が昔のわしに似ていたんじゃ」
マズロー「誰にも認めてもらえなくて 苦しんでいる姿が・・・」
マズロー「だから、どうしても君を放っておけなくてな」
マズロー「思わず助けてしまったんじゃ」
マズロー「いかん、もうお別れの時間じゃ」
マズロー「今まで、あ・・・り・・・が・・・と・・・」
バッタ星人にされたヒーロー「マズロォォォ」
バッタ星人にされたヒーロー「そうか・・・承認欲求・・・」
バッタ星人にされたヒーロー「悪役よ、俺を殺してくれ」
ヒーローに変身したバッタ星人「なっ、何だと!?」
バッタ星人にされたヒーロー「お前が俺をバッタにした理由が 分かったよ」
バッタ星人にされたヒーロー「お前、今まで寂しかっただろ」
バッタ星人にされたヒーロー「バッタ・・・いや」
バッタ星人にされたヒーロー「悪役であるがゆえに、みんなに 嫌なことを言われて苦しかったんだろ?」
バッタ星人にされたヒーロー「そんな自分の気持ちを俺に知ってもらいたかったんじゃないのか!」
ヒーローに変身したバッタ星人「お前に何が分かる!!」
ヒーローに変身したバッタ星人「今までどれだけ苦しかったか」
ヒーローに変身したバッタ星人「誰にも認められず 俺は1人で戦い続けてきた・・・」
バッタ星人にされたヒーロー「だったら俺を殺せ!」
ヒーローに変身したバッタ星人「うぉぉぉ!」
ヒーロー「あれ、痛くない」
  ヒーローは元の姿に戻っていた
  そして、悪役は深い傷を負っていた
ヒーロー「まさかお前、攻撃したあとに 姿を入れ替えたのか!」
ヒーロー「ばかやろう、どうしてそんなことを・・・」
バッタ星人(変身前)「もういいんだ・・・」
バッタ星人(変身前)「お前が俺の気持ちを分かってくれて 嬉しかったんだ」
バッタ星人(変身前)「だから、もう十分なんだよ」
バッタ星人(変身前)「ありがとうな、俺のために・・・」
ヒーロー「ばかやろう!」
ヒーロー「ううー、お前が本当のヒーローだよ・・・」
ヒーロー「最後にお前の名前を教えてくれないか?」
バッタ星人(変身前)「ジンだよ」
バッタ星人(変身前)「じゃあな、お別れの時がきたようだ」
バッタ星人(変身前)「生まれ変わったら お前と友達になりたかったぜ・・・」
バッタ星人(変身前)「あばよ・・・」
ヒーロー「ジン!!」
マズロー「死なせないわよ♡」
マズロー「必殺、回復の魔法陣♡」
バッタ星人(変身前)「なっ、傷が塞がっている」
ヒーロー「マズロー、生きてたのか!」
マズロー「てへ♪」
マズロー「回復の魔法陣使えるの忘れてた♪」
ヒーロー「マズローも無事で本当によかった」
マズロー「魔法陣使えるわし、かっこよくない?」
マズロー「わしが本当のヒーローじゃ♡」
「承認欲求、強し!!」
  完──

コメント

  • 怪人とヒーローの物語でまさかマズロー本人から欲求5段階説の講義が聞けるなんて、得した気分です。とか言ってたら最後おいしいところも全部マズローが持っていった。本人が一番承認欲求強いんかい。「薄スーツ野郎」とか「バッタがバターをくれた」とか小ネタにも笑わせていただきました。

  • 悲しくも美しいラスト、、、と思いきや、マズローさんw 見事にしてやられました
    ヒーローや悪役って、各人の心根に基づく要素と、外観などで客観的に規定される要素、などなどが複雑に絡み合っているのですね。色々と考えさせられましたが、それ以上に小ネタで笑ってしまいましたw

  • マズローさんが最高でした。自ら身を投じて承認欲求とは何かということを二人に伝えてくれましたね。ヒーロー君はバッタ怪人の真意を理解してまさにヒーローだし、バッタ成人は最終的にヒーローを助けて真のヒーローでした!

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