エピソード弍(脚本)
〇一戸建て
あんなー!何か届いてるわよ!
〇汚い一人部屋
下記にて特訓の場を設けた
おぱんつシーフ準二級資格保持者は参加されたし
千誅アンナ「ついにこの時が来てしまった・・・!」
千誅アンナ「とりあえずやれるだけやってみよう・・・!!!」
千誅アンナ「というかおぱんつシーフの特訓って何するんだろう?」
千誅アンナ「ヤバいことやらされなかったら良いけど・・・」
〇柔道場
──某日
セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!
千誅アンナ(なんかめちゃくちゃ人がいるけどここであってるの・・・?)
はい、こちらであっております
千誅アンナ「その声は・・・!」
〇柔道場
???「これはこれはよくお越しいただきました」
・・・・・・・・・・・・
千誅アンナ「えっと、どちらさま・・・・・・」
???「わたくしですよ! 先日検定員を務めさせていただきました」
千誅アンナ「つまり・・・・・・」
???「紹介が遅れて誠に申し訳ございません」
???「わたくし、先代よりおぱんつシーフを務めさせていただいております」
???「十九代目下着窃盗斎【したぎせっとうさい】でございます!」
千誅アンナ「したぎ・・・せっとうさい・・・・・・」
下着窃盗斎「以後お見知りおきを・・・」
千誅アンナ(仮面を被っててヤバいひ・・・雰囲気重視のそんな感じの人だと思ってたのに・・・・・・)
千誅アンナ(普通にイケメン・・・・・・)
千誅アンナ「あれ?」
千誅アンナ「十九代目なんですか?」
下着窃盗斎「はい、十九代目でございます」
千誅アンナ「創業っていつごろなんですか?」
下着窃盗斎「生業を始めたという意味でしたらば、いわゆる呪われし初代は大正ごろだと聞いておりますが・・・」
千誅アンナ「代替わり激しくないですか?」
下着窃盗斎「一族短命でございますので・・・ははは!」
千誅アンナ「ははは・・・・・・」
誰だ貴様ッ!
千誅アンナ「えっ」
知らない人「女人禁制のこの道場に出入りしているとは何やつ!」
千誅アンナ(めちゃくちゃヤバそうな人だ・・・・・・)
知らない人「俺の右手が語りかけてくる・・・・・・ お前は忌々しい存在・・・早急に立ち去れィ!」
千誅アンナ「こちらの人は・・・・・・」
下着窃盗斎「あぁ、こちらの方はこの道場の研修生さんですね!」
千誅アンナ「け、研修生・・・・・・」
知らない人「研修生がなんだというのだ!!!!!」
知らない人「このような女人を神聖な道場に連れ込むとはいけませんな!」
知らない人「十九代目も落ちたものではないですか!?」
下着窃盗斎「なるほど・・・よろしい」
下着窃盗斎「アンナ様、わたくしはこの研修生様より情熱も才能も上だと見込んでおぱんつシーフ検定準二級の称号を与えました」
知らない人「なっ・・・・・・」
知らない人「こ・・・こやつが・・・・・・ おぱんつシーフ準二級だと・・・!」
おい、準二級資格者だってよ・・・・・・
嘘だろ・・・あいつがか・・・・・・
まだ成人もしてないぞ・・・・・・
千誅アンナ(道場中からいろんな視線を感じる・・・・・・)
千誅アンナ(というか準二級ってそんなに良いものなの・・・・・・)
下着窃盗斎「ですが、実力が伴っていないのも事実」
知らない人「ほら見ろ、そんなやつにおぱんつシーフ準二級の称号なんぞ・・・」
下着窃盗斎「つきましては1週間後、とある試験にてお二人方には勝負していただきます」
知らない人「勝負だと・・・・・・!」
千誅アンナ(勝負させられるの・・・・・・)
下着窃盗斎「勝負にて研修生様よりアンナ様の方が格上だということを証明して差し上げましょう!」
知らない人「くっ・・・こうしてはおれん・・・・・・!」
知らない人「稽古を積むぞ!!!!!!!!!!」
千誅アンナ「あんなこと言って大丈夫なんですか?」
下着窃盗斎「分かりません・・・・・・ ですが先日の試験で確信しております」
下着窃盗斎「お嬢様を救えるのは貴方様だけだと・・・・・・」
千誅アンナ(やっぱりヤバい人たちだった・・・・・・)
十九代目下着窃盗斎……名前からしてアカン人ですね!w ツッコミ要素が満載なのに楽しくすらすら読めてしまうこの不思議感。次回、果たしてどんな勝負が見られるのか楽しみです。