追憶の記憶

スナオ

連れ出してみた(脚本)

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〇教室
  エスカレーター式だからか効率重視だからか、入学式を無視して授業が始まった。転校してきたばかりのましろは若干戸惑っていた。
  さらに言えば休み時間のたびに話しかけられるものだから、ましろは休む間も無さそうだ。
  それは昼休みも続きいい加減騒がしいことに苛立ってきた僕は、昼食を持って席を立った。
鷹司優「おい、ましろ。いくぞ」
ましろ「え?」
  僕はましろの腕をつかみ、引っ張っていく。いろいろな言葉が聞こえたが気にしない。

〇学校の廊下
  ましろを引っ張って廊下を歩く。騒がしいのは嫌いだ。それ以上にましろの周りを囲まれるのが嫌だった。
ましろ「ちょ、ちょっとゆーくん! どこいくの?」
  ましろの声で正気に戻った僕は彼女の腕を放す。
鷹司優「ご、ごめん! 痛かった? 怪我とかしてない?」
ましろ「ふふふ さっきまであんなに強引だったのに。 わたしをどこに連れ込もうとしたのかなゆーくんは?」
鷹司優「ち、ちがうって、ただ騒がしくて、ましろ・・・・・・さんも食べにくいんじゃないかなって」
ましろ「ということはゆーくんは静かにごはんができる場所を知っているんだね? 念のためお弁当だけは持ってきたから案内してよ」
  ましろ・・・・・・さんの笑顔がまぶしい1日だった(まだ半日しかたっていないけど)。
  
  to be continued

次のエピソード:玉子焼き

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