ワゴンで50円で買ったゲームはクソゲー世界へのカギでした

フグ田 ナマガツオ

第3話 ルート(脚本)

ワゴンで50円で買ったゲームはクソゲー世界へのカギでした

フグ田 ナマガツオ

今すぐ読む

ワゴンで50円で買ったゲームはクソゲー世界へのカギでした
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇霧の立ち込める森
赤崎レン「・・・・・・」
赤崎レン「また同じ場所・・・・・・」
赤崎レン「やっぱり、死んだらここに戻されるって認識で間違いなさそうだな」
赤崎レン「そして、あいつは最初の敵・・・・・・で合ってるのか?」
赤崎レン「何か引っかかるんだよな・・・・・・」
赤崎レン「最初の敵にしては強すぎるってのもあるだろうけど、おそらくそこじゃない」
赤崎レン「最初の敵が強すぎる、だなんてクソゲーでは珍しくもないことだ」
赤崎レン「だとすると、なんだろう・・・・・・?」
赤崎レン「何がこんなに引っかかる?」
「ガサガサ・・・・・・」
赤崎レン「ヤバい、隠れなきゃ!!」
  レン、茂みに隠れる。
エアル「なんだ?でけえ魔力反応があったから来てみたけど、何にもねえじゃねえか」
赤崎レン「(また同じ台詞・・・・・・ループしているという仮説は間違っていなさそうだ)」
赤崎レン「(今回は隠れて様子を窺ってみよう)」
エアル「チッ、久しぶりの大物だと思ったのによ・・・・・・」
  男は何やら電話のようなものを取り出し、誰かと話し始めた。
エアル「ああ、そう。つーわけで、外れだ。異常は特になし。うるせえなあ、そんなにわめくなよ。わかったわかった、じゃ、切るぜ」
赤崎レン「(前回はここで音を立てたせいで見つかったんだ)」
赤崎レン「(何もしないと、どうなる?)」
  レン、木の陰で息を潜める。
  男、電話の電源を切る。
赤崎レン「(よし、このまま隠れていれば、イベントが・・・・・・)」
エアル「・・・・・・?」
  男は不自然に立ち止まると踵を返し、レンが隠れている木の元に歩いていく。
赤崎レン「(こ、こっちに来る!?)」
  男、茂みに近付く。
エアル「なんだ・・・・・・ガキか」
エアル「おい、貴様。ここで何してる?」
赤崎レン「(また、このパターンだ・・・・・・)」
赤崎レン「(見つかるのは確定事項なのか?)」
赤崎レン「(行動は変えない方がいい)」
赤崎レン「(同じルートなら一撃目は確実に躱せるはずだ)」
赤崎レン「ちょっと、道に迷っちゃって」
エアル「ふうん・・・・・・まあ、なんでもいいか」
  男がじりじりと近づいてくる。
エアル「死ね」
  レン、男が剣を振るタイミングで身を躱す。
エアル「ほう・・・・・・ただのガキじゃないみたいだな」
赤崎レン「(ここまでは順調)」
赤崎レン「(この後の2撃目を躱して、次は・・・・・・)」
赤崎レン「(攻撃を当てる!!)」
エアル「よっと」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:第4話 ロマン

コメント

  • 下手に相手にせずトンズラ一択!

成分キーワード

ページTOPへ