ワゴンで50円で買ったゲームはクソゲー世界へのカギでした

フグ田 ナマガツオ

第2話 ループ(脚本)

ワゴンで50円で買ったゲームはクソゲー世界へのカギでした

フグ田 ナマガツオ

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〇霧の立ち込める森
赤崎レン「はっ!!ここは・・・・・・!?」
赤崎レン「さっきと同じ場所・・・・・・ でも僕、斬られて死んだはずじゃあ」
  自分の体を触ってみるが、傷一つついていない。
赤崎レン「でも、たしかに思い出せる。斬られた感触も、流れ出る血の温かさも、そして、死ぬ瞬間の間隔も」
  記憶を反芻して、身震いする。
赤崎レン「もう、あんな目にあうのはごめんだ」
赤崎レン「でも、どうしたら・・・・・・」
「ガサガサ・・・・・・」
赤崎レン「これは、さっきと同じ!!」
  レン、とっさに茂みに隠れる。
赤崎レン「あいつは・・・・・・さっき僕を殺したやつ・・・・・・」
エアル「なんだ?でけえ魔力反応があったから来てみたけど、何にもねえじゃねえか」
赤崎レン「(魔力反応?そういえば、一度目の時もそんなことを言っていたような)」
赤崎レン「(この世界ではそんな設定があるのか?)」
エアル「チッ、久しぶりの大物だと思ったのによ・・・・・・」
  男は何やら電話のようなものを取り出し、誰かと話し始めた。
エアル「ああ、そう。つーわけで、外れだ。異常は特になし。うるせえなあ、そんなにわめくなよ。わかったわかった、じゃ、切るぜ」
赤崎レン「(何をしゃべっているんだ?)」
  話の内容を聞き取ろうと、身を乗り出した瞬間、足元の枝がパキリと音を立てた。
赤崎レン「(まずい!!)」
エアル「誰だ!?」
  男、茂みに近付く。
エアル「なんだ・・・・・・ガキか」
エアル「おい、貴様。ここで何してる?」
赤崎レン「(台詞も同じ・・・・・・)」
赤崎レン「ちょっと、道に迷っちゃって」
エアル「ふうん・・・・・・まあ、なんでもいいか」
  男がじりじりと近づいてくる。
赤崎レン「(僕を見付けた後の台詞もまったく同じ・・・・・・)」
赤崎レン「(だとしたら!!)」

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コメント

  • 一目散に逃げる必要があるな!

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