エピソード1(脚本)
〇ホストクラブのVIPルーム
チキラ(俺は、桃園伽市(とうえんがし)生まれの魑綺羅(チキラ)8月の獅子座)
蛇漉(ジャコ)「幸福を求めている!占ってやろう! よし小僧手を見せな! これが生命線でこれが感情線で財産運はこれだ!」
〇ホストクラブのVIPルーム
(結婚線は・・・・・・)
〇ホストクラブのVIPルーム
蛇漉(ジャコ)(なんだって結婚線が一番気になるか いいかこれだ! と、小指の付け根を指差し。 ほう!力強い二本線が読み取れる)
〇ホストクラブのVIPルーム
蛇漉(ジャコ)(・・・・・・・・・・・・)
「”二本て?”どうなんだ!?」
〇ホストクラブのVIPルーム
蛇漉(ジャコ)「お前恋しているな!可愛い娘か? チャント出でいる。これだ! しかし!?また可愛い子があらわれるとも出ている・・・」
〇ホストクラブのVIPルーム
皆なが羨むような美人かな?
では、お前の心を覘いて見るとしょう!!?
ほお・・・・・・・・・なるほど!!
チキラ(俺の心を覘いているのか? 摩訶不思議な占い師だな! ニヤニヤして、よからぬ事を考えているのか? 何がわかったのだ!)
蛇漉(ジャコ)(単刀直入に話すが、お前に生死を達観する素質があるかないか、見極めなければならないと。 天が申しておる!)
〇荒地
「何で俺が、こんな空間に飛ばされなきゃいけないの? 何も無い! ちがう!ちがう!」
蛇漉(ジャコ)「もしかして、この王の温かき心が 気に入らぬと! お前にふさわしいところ 修業と思ってな! 今までの行いを何と心得る!」
チキラ「俺をちがうところに! 戦闘服だって、こんな! 誰と戦うのだ! 戦いたくない!」
〇池袋西口公園
玖にゃにゃん(おかしいわね? 私の 「ニャニャン」何処に消えたの? 本当にいつもいなくなちゃんだから! でもいいわ!)
にゃにゃん「ワンワン (玖には言葉として聞こえている) 『ブレインネットにより会話出来る) 怪しいから気をつけて!」
霧香(きりか)「ブレインネットワーク(人間の頭脳と頭脳をネットする技術) ニャニャンの頭脳とも新技術でネットワーク 化された優れ物なのよ」
にゃにゃん「予感が! 玖(くう)の前世に関係あるみたい! 情熱的な恋をしたことある?」
玖にゃにゃん「私が!あるわけないでしょ! まったく、今の私を見れば一目瞭然でしょう!」
にゃにゃん「そうだね。 玖ちゃんが、恋する顔ではないね」
にゃにゃん「あれ! おかしな景色に? 玖気をつけて!」
〇池袋西口公園
にゃにゃん「ワンワン 玖(くう)この次元の人ではないみたいだけど?」
玖にゃにゃん「着物がお似合いね。 私たちに何かご用?」
般若燕(魔王の使い)「そうね。 どう説明すれば迷うわ? この世界には、友達もいないし 家族も居ない! 孤独なおばさんなの! お話相手になって!」
にゃにゃん「ワンワン 「衣理那(エリナ)と待ち合わせでしょう 断わりなよ! どうせろくな事にしかならないよ 下ごころがありそうだし!」
般若燕(魔王の使い)「わ! 急に吠えないで! いい子いい子 と宥めるように、やさしい声で 頭をなでなでする仕草をした」
玖にゃにゃん(人見知りをするのこの仔 御免なさい 大丈夫よ 吠えないの!となだめた)
般若燕(魔王の使い)(心の中は怒り心頭! そう!邪魔しては悪いわ よかったら日を改めてお会いしましょう! いつも午後3時頃に散歩してますわ!)
玖にゃにゃん「おばさん 御免なさい 友だちと会う約束をしているの またの機会に逢えるとうれしいわ! 久し振りに会う友だちだから」
玖(くう)戦闘「何が起こったの?」
にゃにゃん「ワンワン だろう! 魔女かもしれないよ!」
にゃにゃん「ワンワン やはりこの鳳凰剣があったお陰で どうにか難を逃れたか? 玖気をつけないと!」
ごめん!
一瞬身構えてしまったわ!
元に戻るね!
〇荒地
チキラ「どうにかしてよ! 夜になる オオカミが出てきたらどうするの? まさか、魔法を忘れた?」
蛇漉(ジャコ)(忘れた! まぁ気長に考える事が大切! 人生は、長い! そう3千年は大丈夫! 君だって、千年は生きているからね!)
チキラ「おいおい!やめてくれ! 俺はまだ27歳だぜ! これからの人生、可愛い嫁さんを貰って! 本当に俺が千歳の爺いかよ!」
蛇漉(ジャコ)「だから、ちよっともどりすぎて、中世の世界に来てしまったようだ! 大丈夫! 世界は広いのだ!」
チキラ「本当に頼むよ! 間違いないな!」
蛇漉(ジャコ)「大丈夫! 魔法陣を正確に書いたから! 早く魔法陣に入って! (らぶらぶ魔法陣よわれを導き給え!?)」
〇闘技場
チキラ「ここは? 辺りを見わたし驚いた 闘牛場? 俺を幸福にさせる ここが?」
蛇漉(ジャコ)「どうじゃ! ここなら、闘牛のツノにかかれば、 観客に栄光を讃えられて死ぬには、最高! 冗談、冗談まともにうけないの!」
ゴースター(死の案内人)(・・・・・・・・・・・・)
チキラ「オィオィ! 俺を殺すために連れてきたと! ふざけるな! 俺が倒れたら、笑い者にされ、 地獄行きの切符などいらん!」
蛇漉(ジャコ)「だから冗談と言っているでしょう! お嫁さんんが見つかるように 演出しますって! 機嫌を直してくださいよ」
ゴースター(死の案内人)「ようこそわが闘牛場へ! 歓迎致します。 セニョリータいやセニョール! まずは、着替えをしてくださって! こちらへと案内」
チキラ「なんでこうなるの! 占い師よくも悪列な手段で罠にハメ寄って!」
チキラ「・・・・・・・・・」
蛇漉(ジャコ)「なかなかの 孫にも衣装とは、このことか! いやはや観客も大入り満員! 見応えがある勇姿が見られるわ! 頑張れ!」
蛇漉(ジャコ)「困った!困った! もし お前が闘牛を倒したらどうしょう」
チキラ「心配はいらん! 俺が殺されるに決まっている それよりも俺の嫁さん! 妙雲空漠国の皆さん! 死ぬことを宣言いたします」
蛇漉(ジャコ)(一千年も修行してきておるから、 心配なのだ! 秘めたる能力が、いつ爆発するか? いいか、誰でも秘めた能力はあるものだ!)
ゴースター(死の案内人)「おやおやどうしましたかな! その立ち振る舞いは、小さい時から闘牛士として経験を? ここに軽いチタンの剣を進呈しましょう」
霧香(きりか)(さてこれからどうなるのか? チキラのお嫁さんは、見つかるのか? それとも・・・・・・ また、変身した玖(くう)は何者?)
勢いのある作品だなぁと思いました。
様々な人の思いが交差する中で、なにが正しいんでしょうか?とか色々と考えてしまいました。
誰だって自分の将来を占ってみたくなる時ありますよね。チキラもただそんなのりで占い師の元を訪ねたんだと思うけど、それがそのジャコと異次元の旅に出る事になるとは思ってもなかったでしょうね。彼が最終的にどの地点に到達するのか楽しみです。
ジャコさんの言うことは何も信用できない!
というかだいぶテキトーなことを言ってる感じが笑
でもふと思うのですが、人生真面目よりも少し抜けている方が楽しかったりするものですよねえ。