☆セピア色のツリー☆(脚本)
〇イルミネーションのある通り
宇野木「お待たせしました!!」
小夜子「宇野木さん、こんばんは」
宇野木「小夜子さん!!いい笑顔!!」
小夜子「お陰様で。 今は前向きに暮らしております」
宇野木「待ち合わせ場所..ここで良かったですか?」
宇野木「小夜子さんにとっては、色々と思い出させてしまうんじゃないかと..」
小夜子「いえ、私にとっては、クリスマスツリーが明かりを灯してくれた場所ですから」
宇野木「小夜子さんが元気になられて本当に良かったです!!」
宇野木「でもさすがに立話もなんなので、どこか温かい場所に入りましょう!」
〇シックなカフェ
小夜子「素敵な所ですね」
小夜子「私まだ、一人ではカフェに入れなかったので、宇野木さんと来られて良かったです」
宇野木「いえいえそんな!! 私こそ、小夜子さんのおかげで」
店員「ご注文をお伺いいたします」
宇野木「あ、じゃあ、私が。 コーヒーと紅茶と、あと頼んでおいたものを」
店員「かしこまりました」
宇野木「お答えし辛ければいいんですが、小夜子さんは今、どちらに住まわれているんですか?」
小夜子「今は、主人と暮らしております」
宇野木「そうですか!そうですか!」
「読者の皆さん! 小夜子さんは、以前の日常に少しずつ戻れているみたいですよ!」
宇野木「え、えーっと、実は今日、小夜子さんに朗報がございまして..」
宇野木「こうしてお話をする機会をいただいた次第なんです」
小夜子「なんでしょうか?」
宇野木(あ、ちょっと小夜子さん、嬉しそう)
宇野木「始まりは、少し悲しいお話になってしまうのですが..」
宇野木「『セピア色のツリー』は、1日で制作された物語なんです..! (他作は2ヵ月かかったりしてます..)」
小夜子「そうでしたか!」
宇野木「しかしそれがですね..」
(店員さん!!早く例の物持ってきてー!!)
宇野木(小夜子さんも、以前の表情に戻っちゃったよ!!)
店員「お待たせしました」
店員「こちら、コーヒーと紅茶」
宇野木「小夜子さん、好きな方を飲んでくださいね!」
小夜子「ありがとうございます」
店員「そして、こちらがご注文の..」
店員「小夜子さん!! ランキング入りおめでとうケーキです!!」
小夜子「信じられません..。 私が、ランキング入り?」
宇野木「そうですよ! この間は7位だったのですが、今回は6位ですよ!!」
宇野木「他作は全くタップされないのに!!」
宇野木「小夜子さんの作品はランキング入りまでしてます!!」
小夜子「それは本当に..」
小夜子「有難い限りですね」
小夜子「こんな私の物語を、読んでくださる方が大勢いるなんて」
宇野木「そうなんです。 本当に読者の皆様には感謝でいっぱいです..!」
宇野木「さて、今度はこちらが待ち構えているので食べましょー!」
小夜子「そうですね。 こんな大きなケーキ初めてです」
宇野木「そういえば、タップノベルの中なら、いくら甘いものを食べても太らないからいいですね~♪」
ぱくぱく..
宇野木「特にタップノベルのアイテムは美味しそうな物が多いから、ブッフェ物語を描いて、私が登場して..」
小夜子「太りますよ」
宇野木「えぇっ!!?そうなんですか!!」
宇野木「だって小夜子さん、細い..」
小夜子「私は細食なので」
宇野木「そんなーーー(;;)」
自分のキャラと対談って楽しいですよね。
書いててあれ?って思うことがあったり、いろいろと思い出してみたり、なかなか書けなくて苦しい時もあって、それでも自分の作品は愛おしいものです!
読んでいる人がいるということは書いている人がいるということですよね。自分は基本的に読むことが多いですが、色々な作品に出会えることを日々感謝しています。
これからも頑張って下さい!
作者様から読者への感謝の想いが伝わってきて温かく幸せな気持ちになりました。まるでビデオレターとか、映画のエンドロールで流れるその後の穏やかな瞬間のような感じでとても好きです。すばらしい作品は私たちの心を豊かにします。こちらこそありがとうございます。