〇魔法陣2
　　死後の世界、そこは想像とは全然違ってた。
　　ミサトをかばい、交通事故で俺は死んだ。でも後悔はしていない。
　　でもミサトとはもう同じ世界にはいられないんだと思うと悲しい
ドッグラLaQLove「これが今の俺の姿。」
ドッグラLaQLove「神様の粋なはからいで俺はミサトの飼い犬シロに生まれ変わったんだ。」
ドッグラLaQLove「こうして俺はいつもミサトの側にいられるようになった。」
ドッグラLaQLove「ミサトは優しくて思いやりがあって、やはり俺の目に狂いはなかった。」
ドッグラLaQLove「でも一緒に暮らしてるうちに、いつもニコニコ笑ってるミサトが実は陰で色んなことに悩んでるのを知った。」
ドッグラLaQLove「俺は決めた！ どんなことがあろうとミサトを守ると」
ドッグラLaQLove「でもただの犬になにができる？ 人に噛み付けばあっという間に保健所行きだ。」
ドッグラLaQLove「せっかくミサトの側にいられるようになったのに、そんなのは絶対に嫌だ。そんな俺に神様は特殊な力を与えてくれていた。」
ドッグラLaQLove「それは、、、」

〇怪しげな祭祀場
「1日1度だけ、人間の姿に戻り、ドラキュラになること。」
「犬のドラキュラ、だから神様が付けた名前は「Dog la キュLove❤」 頭文字をつなげるとドラキュラになる。」
「神様の癖にシャレかよっ！！ と思わずツッコミ入れてみた！！」

〇学校の校舎
　　ミサトはこの学校に通う中学3年生。
ドッグラLaQLove「かつては俺もこの学校に通っていた。懐かしいなー」
ドッグラLaQLove「最近ミサトは進路に悩んでる。そんな姿を見るのは辛かった。」
　　そんなある日、、、
プロデューサーK「君、芸能界に興味ある？」
　　アイドルプロデューサーKという怪しげな男がみさとに近づいてきた。
みさと「私が、アイドル？！」
　　ミサトはその日からアイドルを夢見る女の子になってしまった。

〇コンサートホールの全景
プロデューサーK「君をいつかこんなステージで歌わせてあげるよ」
みさと「ホントにホント！？ 夢みたい。この私がアイドルだなんて」
ドッグラLaQLove「俺は得意の嗅覚を活かして、奴のオフィスを突き止めた。」
ドッグラLaQLove「それで、わかったことは、アイドルプロデューサーなんてのは全くのウソ。」
ドッグラLaQLove「可愛い女の子を騙して地獄の底に突き落とす悪魔のような男だったのだ。」
　　その日からミサトは勉強も手につかず、毎日ボンヤリと暮らしてる。
プロデューサーK「今日からアイドルになるための特訓だ！！」
みさと「はい！」
プロデューサーK「アイドルになるためには、なんでも俺の言うことをきくんだ！！」
みさと「えっ、、、」
プロデューサーK「アイドルになりたくないのか？！」
みさと「でも、、、」
ドッグラLaQLove「クソ〜、ミサトを騙しやがって、許せん」

〇異世界のオフィス
　　ある夜、俺は奴のオフィスに忍び込んだ。奴はうすら笑いを浮かべて、ミサトを地獄に突き落として金儲けする方法を考えていた
プロデューサーK「なんでこんな所に犬がいるんだ、シッシッ、出て行け」
ドッグラLaQLove「ミサトに近づくな！！」
プロデューサーK「なんだこの犬、ワンワン吠えやがって、うるせえよ」
ドッグラLaQLove「クソっ、言葉が通じない。こうなりゃ仕方ない。あのパワーを使うしかないな」
プロデューサーK「うわー、な、なんだお前！！」
Dog la キュLove「我は神より聖なるパワーを与えられし者。DogLaキュLove❤と名乗る者。真の勇者なり」
プロデューサーK「こうなりゃ、これを使うしかないか。」
Dog la キュLove「け、拳銃！！」
Dog la キュLove「そんなもので俺が倒せるとでも思うのか？」
Dog la キュLove「俺は奴の首筋に噛みつき、思い切り血を吸い取ってやった。」
Dog la キュLove「二度とミサトには近づくな！！」

〇ファンシーな部屋
　　こうしてミサトは悪の手から逃れた
　　でも、なんだか元気がない。
ドッグラLaQLove「ミサトに元気がないと俺まで元気がなくなるよ」
ドッグラLaQLove「ミサト、元気を出して、ほら、笑って、笑って❤」
　　俺の思いが通じたのか、ミサトが、、、
　　笑った❤
ドッグラLaQLove「ミサト、やっと笑ってくれたね。ミサトの笑顔は俺を100万倍元気にしてくれるんだ。」
ドッグラLaQLove「俺はこれからもずっとミサトを守っていくんだ。ミサトのために。」
ドッグラLaQLove「神様がくれた新しい命ぜ〜んぶでミサトを守る。」
ドッグラLaQLove「大好きなミサト、これからもずっと一緒だよ」
　　ミサトの笑顔のために。