私もラブストーリーガールズサイド!攻略対象は、同じ名前で三人で!

ブルークレヨン

ピーンチ!(脚本)

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ブルークレヨン

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〇オフィスの廊下
秋長を名乗る殺人鬼「葉子さん、驚いてたな。 本物だと知った時のあの顔、恐怖で固まって可愛かった」
秋長を名乗る殺人鬼(1ヶ月前にお化け屋敷に隠した骸骨を葉子さんに見てもらえるなんて!)
秋長を名乗る殺人鬼「今の所、犯人とバレていないけど、警察が本格的に動き出したから、そろそろ彼女を隠したい」
秋長を名乗る殺人鬼(会って数時間しか経ってないのに、こんなに惹かれるなんて、まさに運命の出会いだ)
  彼女にこの気持ちをどうやって伝えよう

〇広い更衣室
  警察は、遊園地のスタッフ休憩室を臨時の事件対策室にした。
刑事「被害者の身元判明。半年前に行方不明になっていたAさん、27歳。 「アイドルのライブに行く」と言ったきり帰宅せず」
あきさん「殺されてから火葬されたんだな。 殺されて、火葬⋯今までの連続殺人事件と似ている」
刑事「お化け屋敷だけでなく、遊園地内に何か犯人に繋がる物はないか捜索中」
刑事「先程、ジェットコースターから二人の秋長の指紋が採れました。 しかし今までの殺人事件で確認された指紋と一致しませんでした」
あきさん「了解。そろそろ谷原さんに事情を話したいんですが⋯」
刑事「そうですね。彼女には話して、容疑者はまだ泳がせませしょう」
刑事「しかし、我々が関わってきたから容疑者は本格的に動き出すんじゃないか?」
あきさん「事情聴取を長引かせて、誘導尋問してみないか?」
刑事「いや、今まで何の証拠も残して来なかったんだ。誘導尋問には引っかからないだろう」
あきさん「とりあえずあの二人を谷原さんから引き離しましょう」
刑事「了解」
刑事「了解」
あきさん(葉子ちゃんってほんと無防備だよな。 僕は仕事抜きで、彼女が心配だ)

〇女子トイレ
私「うーん、まだ気持ちが悪い〜 早く家に帰りたいな」
車椅子の女性?「すみません・・・申し訳無いですが、個室に入るのを手伝ってもらえませんか?」
私(車椅子の女性の方、お連れさんがいないのかな?)
私「はい、いいですよ」
  私は車椅子を押しながら個室に入った。
  軽く会釈をして出ようとした時、
  肩にチクリと痛みが走り、
  気を失った
私「・・・」

〇広い更衣室
はやとさん「すみません。警察の方に相談があるんですが⋯」
刑事「ここは、関係者以外立ち入り禁止です」
はやとさん「いえ、事件に関係している事で⋯」
刑事「⋯どう言ったお話ですか?」
はやとさん「我々が「長さん」と呼んでいる男が刃物のような物を持っているのを見ました。 なんか危ない奴じゃないかと⋯」
あきさん「もしかして、はやとさんが「連続殺人事件」の件でお電話をくれたんですか?」
はやとさん「えっ!そういうあきさんは刑事だったんですか?」
はやとさん「勝手に犯人を捕まえようと思っていたら、秋長がすでに二人いて、焦って自分も秋長になったんです」
あきさん「よし!容疑者は「長さん」と呼んでいるあいつだろう。 銃刀法違反で逮捕しよう」
刑事「わかった。遊園地の事務所に戻るぞ」
あきさん「あなたにも事情を聞きたいので、こちらで待っていて下さい」
はやとさん「わ、わかりました」

〇地下室(血の跡あり)
  気がつくと私は、後ろ手にくくられ体を椅子に縛られ、暗いジメジメした場所に閉じ込められていた
私「な、何これ!?私誘拐されたの? 事務所の机の上のお茶を飲んだ後、何だか気持ちが悪くなって⋯トイレに行ったんだけど」
私「車椅子の女性が個室に入る手伝いをした所で意識が⋯」
私「これって、やっぱり捕まったんだよね?!」
私(あっ、誘拐犯は骸骨を置いた殺人犯とか? え〜!ド・ラ・マかぁ〜!?)
私「やっぱりさぁ、リアル男子で逆ハーだなんて、浮かれてた私が馬鹿だったのよ〜」
私「も〜ここはどこ〜 トンくん助けてぇ〜 「葉子、怖かっただろ。もう大丈夫だ」って、ハグしてぇ〜」
私(助けてくれる時のトン君は、黒のライダースジャケットで、いつものクールさが吹っ飛ぶような必死顔で、ドアを蹴破ってくれて⋯)
  しばらく、おかしな妄想をしているうちに落ち着いてきた
私「こうしてても仕方ない。 私のモットーは「空元気でも元気!」」
私(嘘の元気でも、元気の仲間。きっとパワーが出てくる!⋯って、誰かの受け売りだけど)
  周りを見回し、何か使える物がないか探す。
私(足元に紐⋯犯人は私をもっとぐるぐる巻きにするつもりなのかな? 時間がなくてまだ途中とか?)
私「この縛られてる紐、緩くならないかな⋯ウーン、ウーン⋯ダメだ」
私「車椅子⋯と帽子?これはあれだな、 私をここまでこれに乗せてきたのね。 そしてもう一度気絶させて、乗せて外に連れ出すと⋯」
私「そんなの嫌だ〜 犯人が戻る前に逃げ出さなきゃ」
  私は椅子をガタガタ揺らす。
私「携帯は⋯ポケットに入ってない」
私「うんしょ!うんしょ!」
  足を縛られてなかった私は、ズリズリ椅子ごと前に進む。
私「はぁ、結構大変!」
  さっき見つけた小さな天窓の下に辿りついた。
  その窓の外に向かって、できるだけ野太い声で叫ぶ。
私「うお〜い!誰かぁ〜! 助けてくれ〜!」
私「•••」
私(⋯はい。来ません)
私「うーん」
私「ううん!私は諦めないぞっ!」
私「誰かぁ〜お〜い! 助けてくれ〜!」

次のエピソード:マジですか?

コメント

  • なんか、いろんな小技を散りばめてストーリーが展開されるので、この先も楽しみです。

  • おお~、怒涛の展開ですね~、手に汗を握る~! なるほど~、人物を全身表す必要はないですものね、勉強になるな~♪ はらはらドキドキの物語、続きが気になる~♪

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