隣の席で両思いだけど、お互いの顔を見ると話せなくなり中々くっつかない2人のやり取り

もんすたー

1日目(脚本)

隣の席で両思いだけど、お互いの顔を見ると話せなくなり中々くっつかない2人のやり取り

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〇教室
利根大和(髙村さん、もう席にいるのか、これはスマートに挨拶をしないとな)
髙村咲(やっと利根くん学校に来たわね。今日こそ鏡の前で練習した完璧な挨拶をするんだから)
利根大和「お、おはよう」
髙村咲「うん、おはよう」
髙村咲(あぁぁ~!なんで私は毎回そっけない挨拶しか出来ないのぉ~!いざ利根くんを目の前にすると頭が回らなく無くなるぅ~!)
利根大和(あぁ~!なんで俺挨拶くらいで顔赤くなってるんだぁ~!髙村さんの事が好きって本人にばらしてるようなもんじゃんか!)
利根大和「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
髙村咲「・・・・・・・・・・・・・・・」
髙村咲(しかもなんで無言になるのぉ~、利根くんも突っ立てないで早く席に座ってよぉ~!)

〇教室
利根大和(あ、髙村さん消しゴム落とした。これは距離的に俺が拾った方がいいのか?いや、でも要らない事して嫌われるのも・・・・・)
利根大和(いや、拾ったほうが優しい人として好感度が上がるのでは!?)
髙村咲(フフっ、今消しゴム見たわね?そうよ、私が意図的に利根くんの近くに落としたんだから)
髙村咲(拾ってくれた時、上目遣いのお礼でノックアウトしてあげるんだから)
利根大和「これ、落ちましたよ」
髙村咲(拾ってくれたわね、やっぱ優しいのね利根くんは。よし、そこですかさず・・・)
髙村咲「あ・・・・・・・・・・・うん」
髙村咲(なんでそっぽむいちゃったの私! これじゃぁ私がノックアウトされてるじゃない!??)
髙村咲(それに顔背けたら余計なお世話みたいに思われたらどうしよう!)
利根大和(なんで今顔背けられた?もしかして本当に余計なお世話だった!?最悪だ・・・・・・)
髙村咲(どうしよう、ありがとうって言わなきゃ!)
髙村咲(これから先消しゴムとか落としても拾てくれなくなっちゃうよ!!)
髙村咲「あ、あの・・・・・・・・・」
「はいじゃ~ここ。髙村~、訳してくれ」
髙村咲「は、はい!」
髙村咲(せんせぇ~タイミング~!悪すぎるって!)
髙村咲(しかもよりによって難しい場所で当てないでよ!ただでさえ英語苦手なのに~!)
利根大和(え、今髙村さん俺になにか言おうとしてた!?もしかして、お礼を?)
利根大和(いや、それかお節介やめてかもしれない・・・・・・・・・いやどっち!?)

〇教室
髙村咲(あれ、次の授業なんだっけ?消しゴムを拾わせることで頭いっぱいになってすっかり忘れてしまったぁ~)
髙村咲(こうゆう時こそ、隣の利根くんに聞く。すごくいい機会だよこれは!)
髙村咲(この調子で授業中も~って、早く聞かなきゃ!)
髙村咲「ねぇ、次の授業って・・・なんだっけ?」
利根大和「え、えとー。体育で移動教室・・・・だよ」
利根大和(なんで俺に聞いてくるわけ!?今俺の手には体育の教科書があるだろ!)
利根大和(それにクラスの半分くらいがすでに体育着に着替えてるし、いちいち俺に聞く必要あるのか!?)
利根大和(いや、話掛けてくれるだけで嬉しいんだけど!)
髙村咲「そ、そうなんだ。ありがと」
髙村咲(いけ私!そのまま一緒に体育館に行こ? って誘うんだ!)
髙村咲(このままだったら先に行かれしまう~!)
利根大和「だからさ、体育館まで、一緒に・・行かない?」
髙村咲(なんで私が言おうとしたこと先に言っちゃうわけぇ~!!)
髙村咲(いつもはそんな事言わないのに~!タイミングが悪するぎるっつーの!)
髙村咲(・・・でも、私の事誘ってくれたんだ・・・・嬉しい・・・・)
利根大和(言っちゃった!髙村さんを移動教室に誘ってしまった!)
利根大和(引かれてないかな大丈夫なのかな・・・いきなり誘うとか意味わかんないかな・・・)
利根大和(って、なんで返事してくれないの!?)
利根大和「そ、その・・・返事を聞かせて欲しいんだけど」
髙村咲「あ、え、うん。行こう?」
髙村咲(返事遅くなっちゃった~~!嬉しさに浸ってたらついボーっとしてしまった!!)
髙村咲(最悪だ、嫌われてたらどうしよう!)
髙村咲(すぐに返事も出来ない女だと思われてたら嫌だぁ~!!)
利根大和「じゃ、じゃあ行こうか」
髙村咲「う、うん」
利根大和「断られなくて良かったぁぁ~!マジで安心したぁぁ~~!!」
利根大和(それにしても、髙村さんとの移動教室。 最高だ・・・・・・)
利根大和(あ、でも着替えなきゃいけないのか・・・忘れてた)

次のエピソード:1日目 +1

コメント

  • すでに2人の恋愛感情が爆発している様子が伝わってきて、頑張れ!っと言いたくなります。より相手に好印象を与えたいという想い、それぞれが上手く受け取ってカップル誕生となること祈っています。

  • 読んでいて微笑ましく思いますね。思春期真っただ中という感じで。両想いですと、何かのきっかけで一気に行きそうですが、この距離感を見守るのも楽しいですね。

  • 好きな人の前だと緊張しますよね。
    妙にネガティブにとらえてみたり。笑
    見てるこっちがじれったくなりますが、そこがまたツボなんですよね。

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