23歳アイドル引退します

めぐる

オーディション(脚本)

23歳アイドル引退します

めぐる

今すぐ読む

23歳アイドル引退します
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇空っぽの部屋
コノハ「テスト終わりましたねー! みなさんお疲れさまです」
モモ「一ヶ月ぶりだね! 体なまってるよー」
ヒマ「はぁー、とりあえず赤点免れて良かった・・・」
ヒマ「赤点取ったら補習あるんだよね! 練習の時間減っちゃうし、必死に勉強したわ」
モモ「そういえばマリン、大学もこの時期テストなの?」
マリン「うん。私の場合はテストというか、レポートの提出だけどね」
監督「おう、みんなお疲れ!」
  お疲れさまでーす!
監督「さて、今後の活動についてだが、一つ提案がある」
監督「アヤメが抜けたので、1人メンバーを募集するオーディションをやるのはどうだろう?」
コノハ「オーディション・・・ 私たちが受けたようなやつですか?」
監督「そうだ! 今回はもちろん、君たちにも審査員として参加してもらう」
ヒマ「審査員!? へぇー面白そうっ!」
監督「特に反対意見がなければ、その方向で進める」
監督「詳細が決まったら、君たちもSNS等で告知を頼むぞ!」
  はーい!

〇空っぽの部屋
  ──三ヶ月後
ヒマ「・・・って、何よこれ!!」
ヒマ「応募者5人って、どういうこと!?」
マリン「私たちが受けた時は、100人くらいいたのにね・・・」
モモ「あれは、受かったら「アイドルstruggle」に出演できるって約束されてたからね」
コノハ「なるほど・・・。 今の私たちだと、YouTubeくらいしか定期的な活動していませんからね」
ヒマ「しかも、ハッキリ言うけど、この5人全員書類落ちでしょ!」
ヒマ「年齢20歳までなのに25歳いるし、アイドルとして厳しい見た目の子もいるし、アンケート白紙とかやる気あるの!?」
マリン「うーん・・・どうしよう」
監督「お、みんな揃ってるな。 どうだ?オーディションの方は」
ヒマ「監督!これ、ありえないですって! この中から今後一緒にやっていくメンバー選ぶの無理ですよ」
監督「そ、そうか・・・」
モモ「応募者5人しかいなくて。 私たちも、オーディションのことはSNSで頑張って告知したんですけど・・・」
監督「まぁ、君たちをフォローしている大半は男性だろうからなぁ」
ヒマ「はーあ、アタシたちの知名度って、こんなもんだったのかしら」
監督「書類選考の時点でそこまで厳しいのなら、何か策を考えなければいけないな」

〇空っぽの部屋
監督「うーむ・・・ かといって、応募期間を延ばすのもなぁ」
コノハ「現状、2ヶ月で5人ですからね・・・」
モモ「・・・あ、そうだ」
監督「どうした?モモ」
モモ「オーディションじゃなくて、勧誘はダメですか?」
モモ「うちの学校を卒業した先輩で、最近事務所辞めてフリーで活動してる人がいるんです」
モモ「前に歌もやってたみたいなので、その辺は大丈夫かと!」
監督「おぉっ、そうか! その子が良ければ、大歓迎だ!!」
ヒマ「へぇー、さっすが織越! そういうつながりあるんだねぇ〜」
ヒマ「てかさ、その子、芸能人なら調べたら出てくるよね? なんて子?」
モモ「あ、えーっと、それは・・・」

〇空っぽの部屋
  グラビア活動!?
モモ「う、うん・・・ 最近はそういうのをメインにやってるみたい」
ヒマ「それって、イメージとしてどうなの? グラビアからアイドルって」
監督「うーん、どれどれ」
監督「おおっ、これはまた・・・発育の良い・・・」
ヒマ「げっ、このオッサン何言ってるの!? キモっ!!」
監督「いやいや、むしろオブラートに包んだんだが!?」
コノハ「水着可愛い・・・ いやでも、ありじゃないですか?うちのグループ、セクシー系いないですし」
マリン「色気のあるお姉さんって感じかと思ったけど、いやらしくもないし、良いんじゃないですか?」
監督「それじゃあモモ、その人に話通せるか? もし興味持ってくれそうなら、俺からきちんと話しに行く」
モモ「わかりました!」

次のエピソード:新メンバー加入

コメント

  • 補充メンバーがグラビアアイドルですか。
    アイドル活動にどう影響するか、楽しみにしてます。

ページTOPへ