三毒森

深都 英二

奇襲(脚本)

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〇山道
  三毒森の入り口
調査員B「別件がありますので、私は一度戻ります。調査および封印が完了したら連絡してください」
  そう言うと、怪異特別対策機関の男は車で去って行った。
伍代 炫 (呪術師)「すげー!ここが三毒森か。やべー雰囲気がぷんぷんしますね」
吉良 晴明 (陰陽師)「なんだ、ビビってるのか?」
伍代 炫 (呪術師)「いや、すげーテンション上がるなと思って」
吉良 晴明 (陰陽師)「ったく・・・遊びじゃないんだぞ。真面目にやってくれないか」
飛田 甚平 (オカルト雑誌編集長)「やっぱり三毒森は違うな・・・」
内海 太蔵 (怪異伝承研究センター教授)「うむ・・・この異様な雰囲気・・・」
内海 太蔵 (怪異伝承研究センター教授)「今まであらゆる怪奇現象を見てきたが、さすがの私も寒気がする」
雨笠 栗栖 (妖怪ミステリー小説家)「ほんとすごい雰囲気ですね・・・」
雨笠 栗栖 (妖怪ミステリー小説家)「あれ、あそこに何かありますね」
  入り口のすぐ近くに、古びた巨石があった。
  高さ2m、幅50cmほどの巨石の表面は、雨風によって風化している。
  所々が苔に覆われており、かなり前からそこにあったことがわかる。
雨笠 栗栖 (妖怪ミステリー小説家)「石に何か文字が彫られてるみたいですね」
飛田 甚平 (オカルト雑誌編集長)「これは特殊文字?内海教授、解読できますか?」
内海 太蔵 (怪異伝承研究センター教授)「どれどれ・・・」

〇壁
  三毒それぞれを石に封印せよ。
  その三つの封印石を
  正三角形に配置して結界を張り、
  結界内に三毒を封印せよ。
  再び封印が解けた時のために、
  これを記す。

〇山道
飛田 甚平 (オカルト雑誌編集長)「結界で封印か・・・伝説通りですね」
雨笠 栗栖 (妖怪ミステリー小説家)「なんか急に現実味を帯びてきましたね」
ミラクル幸運 (霊媒師)「内海教授、お任せください。私一人で封印してみせましょう」
吉良 晴明 (陰陽師)「ふんっ・・・愚かな。三毒を甘く見過ぎだ」
伍代 炫 (呪術師)「もぐもぐ・・・」
伍代 炫 (呪術師)「なんかよく分かんねーけど、とにかく封印すればいいってことでしょ」
雨笠 栗栖 (妖怪ミステリー小説家)「伍代さん、頼りにしてます!」
飛田 甚平 (オカルト雑誌編集長)「スマホも圏外だし・・・もし何かあったら・・・」
内海 太蔵 (怪異伝承研究センター教授)「これだけ優秀な能力者がいるのだから心配ないさ。とりあえず進もう」
  森の中をしばらく進むと、さっきよりも濃い霧が立ち込めてきた。

〇モヤモヤ
  突然視界が遮られ、一同は激しいめまいと頭痛に襲われた。
飛田 甚平 (オカルト雑誌編集長)「うっ・・・」
伍代 炫 (呪術師)「なんだこの感じ・・・」
吉良 晴明 (陰陽師)「くそっ・・・頭が・・・」
雨笠 栗栖 (妖怪ミステリー小説家)「視界がグラグラする・・・」
ミラクル幸運 (霊媒師)「頭が割れそうだ・・・」
内海 太蔵 (怪異伝承研究センター教授)「ミラクル幸運さん!早くなんとかし・・・」
  一同は気絶し、その場に倒れてしまった。
  深い霧が一同を包み込み、森の奥からは不気味な呻き声が響き渡っていた。

次のエピソード:遭遇

コメント

  • こんにちは:-)
    あんなに大見得きっていたキャラクターがばたばたと…😂
    一番気になるところで2話が終わったので3話があがっていて助かりました!いってきます!(笑)

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