第一話 ゾンの恋(脚本)
〇怪しい研究所
「生命研究所」
もうすぐ!もうすぐ完成じゃ!
20××年。1人の博士が不老不死の薬の開発をしていた
〇実験ルーム
博士「いいぞ!いいぞ!」
博士「!?これだ!これだ!!」
博士「やっと!やっと出来たぞ!」
博士「これを身体に打ち込めば永遠の命が手に入る!」
博士「早速、実験じゃ!」
博士「わしもこれで 永遠の命を手に入れることが出来るぞ!」
ブスッ
博士「・・・・・・」
博士「う!」
博士「く、くるしい・・・」
助手「博士!どうされました!?」
助手「博士!大丈夫ですか!」
博士「・・・・・・」
助手「博士!しっかりしてください!」
助手「博士ー!」
バタン
助手「・・・・・・」
助手「ん?博士?」
博士ゾンビ「うぅぅぅぅ」
助手「うわー!」
助手「なんだ!?なんだ!?」
博士ゾンビ「うぅぅぅー!」
博士ゾンビ「うぅぅぅぅーうわー!!」
助手「うわー!」
助手「助けてくれー!!」
博士ゾンビ「うがーーー!」
博士ゾンビ「うぐぐ・・・」
うわーーー!
しかし、出来上がった薬は・・・
人をゾンビ化してしまう薬だった・・・
〇商店街
男「助けてくれー!」
女「助けてー!」
博士ゾンビ「うぅぅぅ〜!」
そして人々は次々にゾンビ化していった
ゾンビ「うががががぁー!」
戦闘員「くらえー!」
ゾンビ「うがーー!」
博士ゾンビ「うがぁぁー」
ゾンビ「うががーぁー!」
戦闘員「くそ!次々に来やがる!」
ゾンビ「うぅぅぅー!」
博士ゾンビ「うがががー!」
戦闘員「うわーー!」
ゾンビと人間の戦いが始まったのだった・・・
〇渋谷のスクランブル交差点
逃げろー!
やめてくれー!
キャスター「ゾンビは日光に弱いので、夜に活動します!」
キャスター「くれぐれも夜は絶対に外を出歩かないように注意してください!」
キャスター「以上!北地区ニュースをお送りしました」
〇ビルの裏
北地区
はぁはぁはぁ
高橋美奈「はぁはぁ」
高橋美奈「助けてー!」
ゾンビ「うがががが」
高橋美奈「こっちにもいる!」
ゾンビ「うぅぅぅぅー!」
高橋美奈「どうしよう・・・」
高橋美奈「あ!」
高橋美奈「ビルの扉が空いてる!」
ゾンビ「うがが」
〇大会議室
ガチャ
高橋美奈「ふぅ〜」
高橋美奈「ここなら大丈夫」
高橋美奈「神様!」
高橋美奈「お願い!私を守って!」
ゾンビ「うがががー」
高橋美奈「きた!」
高橋美奈「隠れなきゃ!」
ゾンビ「うぅぅぅー」
「・・・・・・」
ゾンビ「うぅぅぅ」
高橋美奈「いなくなった?」
高橋美奈「はぁ〜よかった!」
パリーン!
高橋美奈「え!?」
ゾンビの影「ぅぅぅうう」
高橋美奈「は!お願い!神様ー!」
ゾンビの影「うがががー」
高橋美奈「誰か!誰か!」
高橋美奈「助けてー!!」
ゾン「うぅぅ・・・」
高橋美奈「誰かー!」
ゾン「!!!!」
ゾン「うが」
高橋美奈「え?」
ゾンビは彼女に恋をしてしまった
このお話はそんなゾンビの物語
ゾンビが恋しちゃダメですか?1話
〇渋谷のスクランブル交差点
ゾンビ「あー!暇だなぁー」
ゾンビ「墓地でも行って夜まで時間潰すかぁ〜」
ゾンビ「ねぇねぇ!彼女!」
ゾンビ「俺と一緒に遊びない〜?」
ゾンビ「えーどうしよっかなぁ〜」
ゾンビ「そんなこと言わずにさぁー」
ゾンビ「おごり?なら行ってあげる」
ゾンビ「安いよ安いよー!」
ゾンビ「ねぇねぇ、ここで女子会やろー」
ゾンビ「いいね!いいね!」
ゾンビ「お!いらっしゃーい!」
ゾンビ「ねえねえ?2人だけどいける?」
ゾンビ「お!2名様ご案内ー」
ゾンビ「さぁさぁ!今なら血の飲み放題もやってるよー」
〇汚い一人部屋
ゾン「はぁ〜」
ゾン「可愛かったなぁー」
ビー「・・・・・・」
ビー「で、その子に惚れちゃったって訳だ」
ゾン「うん」
ビー「なるほど・・・」
ゾン「いやー、めっちゃ可愛いの!」
ビー「いやいや」
ゾン「なんかカバンとか落としちゃったから」
ゾン「渡そうと思ったんだけどさ」
ゾン「逃げちゃったからさぁー」
ビー「あのー」
ゾン「なんかね!免許証によると 北地区在住の美奈って子みたいなんだ」
ビー「あの、お前さ」
ゾン「わかってるよ・・・」
ビー「え?」
ゾン「勝手に持ってきちゃダメなんだろ」
ビー「いや違うよ」
ゾン「ちゃんと本人に返すつもりだよ」
ゾン「でもさ、警察に持って行くときでも」
ゾン「中を見ないとさ どうしたらいいのか、わかんなかったりもするじゃんー」
ビー「あのさ!」
ゾン「ん?」
ビー「・・・・・・」
ビー「なんでゾンビが人に惚れるんだよ!」
ゾン「・・・いやそれは仕方ないだろ!」
ゾン「俺も元は人間なんだから!」
ビー「いや、そうだけどさ」
ビー「なんか違わなくねぇ?」
ゾン「いや、お前は彼女いるからいいけど」
ビー「ゾンビのな」
ゾン「もう付き合って1年だっけ?」
ビー「ゾンビのな」
ゾン「この間、ついにチューもしたって自慢してたじゃん」
ビー「ゾンビとな!」
ゾン「俺いないもん!」
ビー「いやいや、あのさ」
ゾン「なんだよ?」
ビー「いやだからってさ」
ビー「そういう問題じゃないような・・・」
ゾン「いいなぁ〜彼女〜かぁ〜」
ビー「あのさ、1ついいかな?」
ゾン「ん?何?」
ビー「たぶんだよ・・・」
ビー「無理じゃねぇ?」
ゾン「なんでそんなこと言うのぉー」
ビー「いやわかるだろ!」
ゾン「あれか?俺が奥手だからか!」
ビー「そういうことじゃなくて!」
ゾン「まぁそれはさ、否定は出来ないけど」
ゾン「だからって無理とか言わないでよー」
ビー「違うよ!そうじゃなくてさ」
ビー「もっとあるでしょ!」
ゾン「はい?」
〇渋谷のスクランブル交差点
ゾン「うーん・・・」
ビー「何がわからないんだよ・・・」
ゾン「あ!そっか!」
ビー「え?なに?」
ゾン「そういうことか!」
ビー「やっとわかった?」
ゾン「うん!」
ゾン「普通に言ってくれればいいのにー」
ビー「いやいや、わかるでしょ」
ゾン「なるほどね!」
ビー「わかったんならよかったよ!」
女ゾンビ「あーあ、暇だなぁー」
女ゾンビ「まったくぅー」
女ゾンビ「ドタキャンとかありえないし!」
イケメンゾンビ「こんにちは!」
女ゾンビ「え?」
女ゾンビ「は!」
イケメンゾンビ「どうだい?」
イケメンゾンビ「この後、一緒に血でも飲みに行かないかい?」
女ゾンビ「はい!よろこんで!」
イケメンゾンビ「あっちに良い血を飲ませてくれるお店があるんだ!」
女ゾンビ「私はあなたに飲まれたいわ」
ゾン「・・・・・・」
ゾン「オレがイケメンじゃないからなぁ」
ビー「そうじゃなくて・・・」
ゾン「え?じゃあなんでだよ?」
ビー「人とゾンビが付き合えるわけないだろ!」
ゾン「・・・・・・」
ゾン「え・・・」
ゾン君とビー君の掛け合いが面白ーい!世界観も好きです!
ゾンビが人間と、付き合えるのか? ゾン君ならいけるのかもと、可能性を感じさせてくれます。本人いや本ゾンビも、問題を感じてないので、ワンチャン有りか、続きを見てみよう。
美奈さんかわいいですね!ゾンビでなれけばすぐに成就したかもしれない恋なのに…。いいお友達もいるし、何とか味方になってもらって平和に両想いになってほしいです!