第七話(脚本)
〇けもの道
ゼータ「クマの先制攻撃ピンチ!」
シロは大きく息を吸い込んだ!
ゼータのコマンドを選択してください。
ゼータ「息を吸い込んで1ターン終わり? 次ターンヤバいやつじゃん!」
ゼータのコマンド
・転ぶ
・名前を叫ぶ
・逃げる
・アイテム
ゼータ「ん?アイテム?」
ゼータ「なんだろ?」
ゼータ「他にいいのないから、アイテムを使う!」
ゼータはアイテムを使った!
ゼータ「ん、お花摘みの花!?」
花が美しく光りはじめ、ゼータの身体を優しく包み込む──
ゼータ「・・・」
シロの攻撃
ゼータ「いやいや!それだけ!?」
シロは口から燃えさかる火炎を吐き出した!
ゼータ「やべ!終わった!」
ゼータのエネルギー反射能力発動
ゼータ「え?」
シロ「ゴワッ!!」
ゼータのエネルギー反射により、
シロは燃えさかる火炎のクリティカルヒットの倍の倍、さらに倍のダメージを受けた!
ゼータ「なんだこれ!前にどっかで見たことあるぞ!」
シロはチリとなって崩れ去った!
ゼータ「え?え?なに?」
ゼータ「なんか分かんないけど勝った、のか?」
〇けもの道
ゼータ「ま、まぁ、とりあえずクマ退治これで終了っと!」
ゼータ「ん?」
ゴブリンがあらわれた!
ゼータ「やべ、油断した!」
ゼータ「めっちゃ弱そうだけど、絶対俺のが弱いんだろうな!」
ゼータのコマンドを選択してください
ゼータ「はいはい、転ぶしかないやつね」
ゼータのコマンド
・弌式
・贄式
・餐式
・死式
・御式
・次ページ
ゼータ「はぁ〜?なんだコレ!?」
ゼータ「てか、読めないんだけど!」
ゼータ「とりあえず1番上のやつ!」
ゼータの攻撃
弌式
ゴブリン「ぎやぐわぬぐがあああ!!!」
ゴブリンはアミノ酸配列レベルで裁断された!
ゼータ「え?え?今の俺の動き!?」
ゼータ「まるで・・・」
ゴブリンLevel99があらわれた!
ゼータ「レベル99ってMAX強えやつじゃん!」
ゼータ「めっちゃ怒ってんじゃん!」
ゼータのコマンドを選んでください
ゼータのコマンド
・弌式
・贄式
・餐式
・死式
・御式
・次ページ
ゼータ「じゃ、じゃあ、2番目のやつ!」
ゼータの攻撃
贄式
ゴブリンLevel99「へずらごぎゃぶきえッ!!」
ゴブリンLevel99はスーパーカミオカンデでも捕捉不可なほど裁断された!
ゼータ「ヤバい!ヤバいって!この強さ!」
ゼータ「間違いなく、ブイの力が宿ってるだろ! 俺!」
ゼータ「なんだ!?」
ゼータ「またなんか来たぞ!」
ゴブリンLevel無量大数があらわれた!
ゼータ「レベル99がMAXじゃないのかよ!?」
ゼータ「無量大数って!? ゼロ何個つくんだっけ!?」
ゴブリンLevel無量大数「68個!!」
ゼータ「しゃべったー!」
ゴブリンLevel無量大数「我はゴブリン一族の最強戦士! 一族の恨み、喰らうが良い!」
ゼータ「なんか、でも負ける気しないんだけど」
ゼータのコマンドを選んでください
ゼータのコマンド
・弌式
・贄式
・餐式
・死式
・御式
・次ページ
ゼータ「んじゃ、ま、順番で3番目のやつ!」
ゼータの攻撃
餐式
ゴブリンLevel無量大数「ずぃごまでどぅうぅ!」
ゴブリンLevel無量大数は永久地獄行きとなった!
ゼータ「あ、これがブイの言ってた、永久地獄行きの技だったのか!」
ゼータ「悪ぃ!知らずに使っちまった!」
どこからともなく声が響き渡る
ゼータ「なになに!?」
???「貴様、なかなかの強さだ」
ゼータ「え?」
???「だが、その強さに後悔するがいい!」
ゴブリンLevel不可説不可説転があらわれた!
ゼータ「もはや意味不明なレベルだな!」
ゼータ「でも、全く負ける気がしない」
ゼータ「俺は今、無敵!」
ゼータ「さぁ、武術の神となった俺の前で踊れ!」
ゼータの花の効果が切れた
ゼータ「ぎやぐわぬぐがあああ!!!」
ゴブリンLevel不可説不可説転はロケットスタート効果により先制効果
ゼータ「へずらごぎゃぶきえッ!!」
つづく
細かすぎる小ネタが盛りだくさんですね。ストーリー展開がしっかりしているのに笑えるという絶妙に楽しい作品ですね。