第八話(脚本)
〇けもの道
ゼータ「やべぇ!最弱の俺にもどっちまった!」
ゴブリンLevel不可説不可説転の攻撃
精神一統
ゼータ「ぐッ!」
ゼータは999のダメージを
受けそうになった!
ゼータ「え?」
ゼータ「受けそうになった!?」
ゼータ「たしかに痛くねぇ!」
ゼータ「と言うか、999のダメージって表記が普通に凄いはずなんだけど、今までが凄すぎてかすむ!」
ゴブリンLevel不可説不可説転「我の精神一統が届かぬとは何事じゃ」
???「そこまでになさい」
???「ゴブオよ」
ゴブリンLevel不可説不可説転「誰だ! なぜ我の真の名を知ってる!?」
P「私だ」
Pが戦闘に加わった!
ゴブリンLevel不可説不可説転「なんだこの小鳥は! 何ヤツ!?」
Pは異彩を放った!
ゴブリンLevel不可説不可説転「こ、このオーラ!? 間違いない!」
ゴブリンLevel不可説不可説転「ま、魔王ピイ様なのですか!?」
P「いかにも」
ゴブリンLevel不可説不可説転「あぁ、おいたわしや この様な姿になられて」
P「まぁ、気にするな 私は案外この姿気に入っている」
P「とにかくこの者は、私の命の恩人だ」
P「魔族のものにこう伝えよ」
P「この者を傷つけたものは、私の名に置いて」
P「永久プリン禁止とする!」
ゴブリンLevel不可説不可説転「永久プリン禁止!?」
ゼータ「なんだよソレ、大したことねぇじゃん!」
ゴブリンLevel不可説不可説転「永久プリン禁止とは・・・」
ゴブリンLevel不可説不可説転「この者をそこまで大切にされているのですね」
ゴブリンLevel不可説不可説転「すべての魔族はこの者に手出しする者はいないでしょう」
ゼータ「え!?そんな!?」
ゼータ「プリンって、俺の知ってるプリンと違うのか!?」
P「おや、ゼータさん、プリンをご存知で?」
ゴブリンLevel不可説不可説転「プリンとは、我々魔族、最高の楽しみであり、」
ゴブリンLevel不可説不可説転「デザートなのだ」
ゼータ「多分俺の知ってるやつだな」
ゴブリンLevel不可説不可説転「基本、魔族には寿命がない」
ゴブリンLevel不可説不可説転「つまり、永久にプリンを味わえないのだ!」
ゴブリンLevel不可説不可説転「ギャーッ!!」
ゴブリンLevel不可説不可説転「想像しただけでおかしくなりそうだ!」
ゴブリンLevel不可説不可説転「早く皆に知らせねば!」
ゴブリンLevel不可説不可説転「魔王様、これにて失礼!」
ゼータ「そんなになのかよ!プリン!」
ゼータ「こっそり楽しめばいいじゃん」
P「魔族は私が親のようなもの」
P「隠し事は出来ませんよ」
ゼータ「そんなもんか」
ゼータ「まぁ、これで魔族に襲われる心配がなくなって良かったよ」
P「では、酒場に戻りますか」
ゼータ「だな」
〇荒れた小屋
お店の人「もう朝になっちゃった」
お店の人「大丈夫かしら」
ゼータ「お待たせー」
お店の人「ずいぶん遅かったわね!」
ゼータ「悪りぃ悪りぃ、なんか色々あってさ」
お店の人「で、クマは退治してくれたの?」
ゼータ「あぁ、あっという間だよ」
お店の人「それで、どこにあるの?」
ゼータ「何が?」
お店の人「いやいや、クマよ」
ゼータ「クマの体ってこと?」
ゼータ「燃えてチリになってってけど」
お店の人「はぁ〜?」
お店の人「クマの肝臓に価値があるのになにしてくれてんのよ!」
ゼータ「え?そうなの?」
ゼータ「倒せばいいだけかと思ってたんだけど」
お店の人「ったく使いものになんないわねー」
ゼータ「度々、申し訳ない」
お店の人「あれ?ツキノワは?」
ゼータ「あ、ツキノワはクマにやられてたよ」
お店の人「え!あのツキノワが!?」
お店の人「それは仕方ないわね」
ゼータ「案外アッサリだな」
お店の人「ツキノワの体はどこ?」
ゼータ「ん?どこだろ?」
お店の人「ツキノワの肝臓も高価なのよ!」
お店の人「探してこなきゃ!」
ゼータ「すげぇドライだな!」
P「商魂たくましいですね」
ブイ「ふぁ〜よく寝たぁ」
ゼータ「お、ブイ」
ゼータ「おは」
ブイ「いや〜ん、ゼータぁ 朝から『おは』だって、かわいい〜」
ゼータ「普通だろ!」
ゼータ「あ、あの花助かったよ」
ブイ「あの花?」
ゼータ「お花摘みの花だよ」
ブイ「いやだ、ゼータぁ」
ブイ「お花摘みは女子の内緒ゴトよ」
ゼータ「へ?花のこと覚えてないのか?」
P「かなり酔っ払ってましたからねぇ」
ゼータ「そっか」
ゼータ「眠ぃケド、そろそろ行くか」
ゼータ「いや、じゃねぇわ!金払わねぇとか」
ゼータ「ブイ、金持ってないんだっけ?」
ブイ「にゃい!」
ゼータ「それはそうなんだな」
P「ちょっと街の様子見てきますね」
ゼータ「あ、また逃げやがった!」
お店の人「ヒヒヒのヒ」
ゼータ「すげぇ上機嫌だな」
お店の人「いい肝臓よー」
ゼータ「怖えな」
お店の人「これでしばらくルーカスでバカンス楽しめるわぁ〜」
お店の人「もうアンタたち役に立たないし 帰っていいわよ」
ゼータ「お、マジ!? ラッキー」
ブイ「世話になったな」
ゼータ「じゃ、行くとしますか」
〇荒廃した街
ゼータ「で、どこに行くんだっけ?」
ゼータ「消し飛んだ街人を探すんだっけ?」
ブイ「それもそうなんだけど」
ブイ「そもそも、光の騎士を探してるんじゃない」
ゼータ「光の騎士? 何ソレ?」
ブイ「デーヴァナガリー倒すのが私たちの使命じゃないの」
ゼータ「デーヴァナガリー!? 久しぶりに聞いたな!」
ゼータ「倒すの? 俺らが!?」
ブイ「私たちには倒せないから光の騎士を探してるんじゃない?」
ブイ「ホントになにもかも忘れたのね」
ゼータ「え、あぁ、うん」
ブイ「一応、言っておくけど」
ブイ「デーヴァナガリーは私たちの父親よ」
ゼータ「えッ!?」
ゼータ「どぇぇぇぇーーーッ!!!」
つづく
まさかのプリン禁止!そんな笑いから父親捜索へ!ギャップがありすぎですね!