安らぐ場所(脚本)
〇走行する車内
あぁ、、、
頭が痛い、、、
少し眩暈がする、、、
このままじゃ、、、
意識が飛んでしまいそうだ、、、
〇走行する車内
いけない、、、
気をつけよう、、、
カナコ「どうしたの? 気持ち悪い?」
カナコが心配そうにこちらを見ている
カナコ「車止めた方が良い?」
視線を左右に振る
エイジ「ヤバい時は早めに言えよー? すぐ止まるから」
目線を上下に動かす
キヨシくんもこちらを心配そうに見ている
頭痛もする、、、
けど、1人ずつに目を合わせて
僕は大丈夫と言う代わりに
ニッコリと微笑んだ
偽装誘拐に至った経緯を聞いて
正直
頭が混乱している・・・
それでも
僕を山小屋で生活させるのが難しい事は
理解できた
カナコが
勤めている事業所の関連施設に頼み込んで
僕をしばらく寝泊まりさせてもらえるように
手配したらしく
今はそこに向かっている
〇走行する車内
あぁ・・・
意識が薄れてきた・・・
困ったな・・・
でも3人の事は信頼してる
少し甘えて
寝ようかな・・・
ずっと緊張していた反動なのか
僕の意識はそこでプツリと切れた