シェアハウス!

てくてく

エピソード2(脚本)

シェアハウス!

てくてく

今すぐ読む

シェアハウス!
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇おしゃれなキッチン
  みゆが台所で朝食の準備をしている
ルーク「おはようございます、みゆさん。」
みゆ「おはよう、ルーク。 昨日はよく眠れた?」
ルーク「はい。」
みゆ「良かったわ。 そうそう、台所の説明してなかったわね。」
みゆ「基本、食事は各自で準備するようになるわ。他の人に食べられたくない食材には 名前を書いてね。」
みゆ「名前の書いてない調味料なんかは、 共用だから自由に使って大丈夫よ。」
みゆ「食器や調理器具も自由に使ってね。 ただし、使った後は洗ってもとの場所に戻すこと。」
ルーク「わかりました。」
みゆ「ところで、ルークはコーヒー好き?」
ルーク「はい、好きです。」
みゆ「良かったわ。 ファちゃんもスキダもコーヒー派だから 朝は多めにコーヒー淹れてるの。 ルークの分もあるから、どうぞ。」
ルーク「ありがとうございます。」
スキダ「おはようさん… 俺もコーヒー…」
ルーク「おはようございます、スキダさん。」
スキダ「あー、スキダでいいよ。 俺、堅苦しいの苦手でさ。」
ルーク「わかりました。」
みゆ「スキダ、今日時間ある?」
スキダ「んっ?まぁ、あるっちゃある。」
みゆ「じゃぁさ、ルークに駅やスーパーの場所教えてあげてよ。 私、これから夕方まで仕事なの。」
スキダ「了解。 じゃ、ルーク、 コーヒー飲んだら出掛けるか。」
ルーク「よろしくお願いします。」

〇住宅街
スキダ「さてと、じゃ、駅まで歩こうか。」
ルーク「ここから駅までどのくらいなんですか。」
スキダ「うーん、片道2キロぐらいか? 歩いて2、30分ってとこだな。」
スキダ「昨日はどうやってここまで来たんだ?」
ルーク「空港からタクシーで。」
スキダ「そうか。」

〇小さいコンビニ
スキダ「ここが家から1番近いコンビニな。 中にATMあるし、 年中無休の24時間営業だから、便利だぜ。」
ルーク「年中無休の24時間営業!?」
スキダ「そうそう。 まじでコンビニエンス(便利)だよな。」
スキダ「あと、ここのチーズソース唐揚げはビールのつまみに最高だぞ!」
ルーク「チーズソース唐揚げ…」
スキダ「話してたら食いたくなってきたな… ルーク、お前、 今日はまだ何も食ってないだろ。 ちょっと待ってろよ。」
  スキダはそう言うと、コンビニに入り、レジにいる店員と談笑した後、唐揚げが入ったボックスとペットボトルを持って戻ってきた。
スキダ「ちょっと先に公園があるから、 そこで一緒に食べようぜ。」
ルーク「えっ!僕も食べていいんですか。」
スキダ「当たり前だろ。 美味いもんは、分け合わなくちゃぁな!」

〇住宅街の公園
  スキダとルークは公園のベンチに座り、熱々の唐揚げを頬張っている。
スキダ「どうだ?」
ルーク「凄く美味しいですね。」
スキダ「このチーズソースがまたいいんだよな。」
ルーク「はい。」
スキダ「烏龍茶も飲んでみろよ。 口の中がさっぱりするぜ。」
ルーク「うーろん茶も美味しいです。」
スキダ「そうだろ。 気に入って貰えて良かったぜ。」
スキダ「じゃ、腹ごしらえも済んだし、 駅に向かうか。」
ルーク「はい。」

〇駅前広場
スキダ「ここが駅な。」
ルーク「大きくて綺麗な駅ですね。」
スキダ「ショッピングモールと一体化してるからな。 モールの中には、スーパーやパン屋なんかもあるぞ。」
スキダ「俺も食料買わないといけないし、 スーパーに寄ってくか。」
ルーク「はい。」

〇スーパーの店内
スキダ「おっ!今日はインスタントラーメン安いな。 ルークはラーメン食べたことあるか?」
ルーク「いいえ。 和食は寿司と刺し身くらいしか 知らないです。」
スキダ「そっか。 ラーメン、安くて美味いからいいぞ。」
スキダ「俺は他にビールと菓子を買うけど、 ルークお前は何を買うんだ?」
ルーク「パスタやパスタソースがあれば… サラダも買いたいです。」
スキダ「パスタ類はここにあるぞ。 サラダは惣菜コーナーにいってみるか。」
スキダ「ここが惣菜コーナーな。 ここの惣菜や弁当、 夕方6時頃から割引きになるから 俺は仕事帰りによく買いに来てるよ。」
ルーク「へぇ、そうなんですね。 弁当って、 いろんな種類があるんですね。 ハンバーグ、豚かつ、焼きそば…」
ルーク「値段も安い… 僕、この弁当を買ってみます。」
スキダ「豚の生姜焼き弁当か。 いいチョイスだな!」
スキダ「じゃ、支払い済ませて帰るとするか。」
ルーク「はい。」

〇明るいリビング
スキダ「ただいまっと!」
ルーク「スキダさ…、スキダ、 駅まで案内していただいて ありがとうございました。」
スキダ「そんな、かしこまらなくてもいいぜ。 俺も入居したばかりの頃、 みゆに案内して貰ったんだよ。」
スキダ「同じ場所に住んでるんだから、 助け合わねぇとな。」
ルーク「はい。」
スキダ「じゃ、昼飯にすっか。」
ルーク「はい。」
  こうしてルークは無事に日本での初買い物を終わらせ、昼食に豚の生姜焼き弁当を食べることができたのである。

コメント

  • どのキャラクターも個性的で、セリフが生き生きしていて魅力的ですね!
    多国籍のシェアハウスという設定も面白く、興味をひかれます。
    もっとキャラたちのことを知りたいと思いました!

  • 多国籍なシェアハウスで、様々な個性豊かなキャラが出てくるのが面白いです。シェアハウスの楽しさが沢山詰まっていて、住んでみたい!と思えるような魅力がありました。

成分キーワード

ページTOPへ