春の季節にまた君に

mare

エピソード1(脚本)

春の季節にまた君に

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〇綺麗な部屋
携帯「ブーブーブ・・・ブーブーブ・・・」
橋爪 新苗「もしもし?」
彼氏「あー・・・新苗? 実は、言いにくいんだけど・・・」
橋爪 新苗「うん?・・・・・・えっ、 明日行けなくなったってどういうこと!?️」
彼氏「ごめん💦ほんとぅーにごめん💦 急な出張で💦 埋め合わせは絶対するから💦」
橋爪 新苗「最近本当に多いよね!?️」
彼氏「悪い💦 てが離せないから切る💦 本当にゴメン💦」
携帯「ツーツーツー・・・ツーツーツー・・・」
橋爪 新苗「またドタキャン・・・信じらんない・・・」
橋爪 新苗「・・・もう遅いし、明日はオープンキャンパスがあるから寝るか」

〇ディベート会場(モニター無し)
  当日、私の所属している国際文化サークルには大勢の学生さんが集まってくれていた
  私の所属している国際文化サークルは、
  主に各国の文化作品の研究をしたり、実際に自分達の足で各国に研究旅行に行ったりする
島名 渚「うんうん♪盛り上がってるね♪」
橋爪 新苗「よかったね、なっちゃん」
???「あのーすみません・・・」
橋爪 新苗「・・・はい?」
紀村 夕陽「このトランプって、どこの国のですか?」
橋爪 新苗「あーこれはドイツのトランプですね」
橋爪 新苗「裏面には、ビールの絵が描かれていて」
橋爪 新苗「ジョーカーもビールを飲んでるんです🎵」
紀村 夕陽「それは面白いですね さすがビールの国」
紀村 夕陽「いいなぁここ・・・」
紀村 夕陽「俺、気に入りました、このサークル 絶対大学受かって、絶対来ます!!️」
橋爪 新苗「ありがとうございます」
橋爪 新苗「私、待ってますから」
紀村 夕陽「はい・・・」
島名 渚「なになに~?新苗に惚れちゃった?」
橋爪 新苗「なっ・・・」
紀村 夕陽「ふふ・・・待っててください」
  そしてオープンキャンパスは、大盛況で幕を閉じた

〇ディベート会場(モニター無し)
  そして時は過ぎ、春がやってきた
島名 渚「私たちも4年生かぁ」
橋爪 新苗「忙しくなりそうだねー」
  その時、サークル部屋のドアがガラッと空いた
???「まだ、あのトランプ残ってますか?」
橋爪 新苗「え・・・?」
紀村 夕陽「久しぶりです♪」
橋爪 新苗「あ・・・オープンキャンパスの時の・・・」
紀村 夕陽「覚えていてくれたんですね」
橋爪 新苗「覚えてるよ」
紀村 夕陽「俺は忘れたことありませんよ、あなたの事」
橋爪 新苗「・・・・・・え?」
部長「はーいみんなぁ今度の研究旅行の話するから集まって~あと新部員も~」
紀村 夕陽「はーい!」
橋爪 新苗「・・・・・・・・・・・・」

〇綺麗な部屋
携帯「ブーブーブ・・・ブーブーブ・・・」
  夜遅くに、電話が掛かってきた
橋爪 新苗「もしもし・・・」
彼氏「もしもし・・・新苗?」
橋爪 新苗「うん・・・・・・どうし・・・」
彼氏「別れてほしい」
橋爪 新苗「えっ・・・?」
彼氏「やっぱり俺達、もう無理だよ 勝手で・・・・・・本当にごめん」
携帯「ツーツーツー・・・ツーツーツー・・・」
橋爪 新苗「いつもいつも・・・」
橋爪 新苗「勝手すぎるよ・・・」
  そう言って私は、なっちゃんにメールをした
  「明日の研究旅行、欠席します。
  ごめんなさい」

〇空港の待合室
島名 渚「えーっと、うん、新苗以外揃ってる」
島名 渚「しかし、なんで新苗、急に欠席したんだろ」
紀村 夕陽「え、橋爪先輩休みなんですか!?️」
島名 渚「そうなの・・・急に夜遅く連絡がきて」
紀村 夕陽「・・・・・・・・・・・・」

〇綺麗な部屋
橋爪 新苗(みんな今頃アメリカかな・・・)
  寂しさとむなしさを感じていたとき、インターホンが鳴った
橋爪 新苗「・・・・・・はい?」
紀村 夕陽「・・・・・・」
橋爪 新苗「え・・・紀村君・・・?」
紀村 夕陽「なんで来なかったんですか?」
橋爪 新苗「それは・・・」
紀村 夕陽「俺、すごく楽しみにしてたのに」
橋爪 新苗「・・・ごめんなさい」
紀村 夕陽「何か・・・あったんですか・・・?」
橋爪 新苗「彼氏と・・・別れたの」
橋爪 新苗「本当に勝手な人でさ、何度もデートドタキャンされたけど」
橋爪 新苗「実際別れてみたらさ、やっぱり彼の事、全て忘れることなんてできなかったの・・・」
橋爪 新苗「・・・苦しいよ」
  その時、私の体が優しい力で包み込まれた
紀村 夕陽「俺じゃあ、ダメですか?」
橋爪 新苗「えっ・・・?」
紀村 夕陽「俺ずっと、先輩の事好きでした、大好きでした」
紀村 夕陽「オープンキャンパスの時も、今も・・・ 先輩は、俺の頑張る源だったんだ」
紀村 夕陽「俺、元カレさんよりももっと大きな存在の男になります だから・・・」
紀村 夕陽「待っててください・・・」
橋爪 新苗「うん・・・ 私、待ってるから」
紀村 夕陽「先輩、笑ってください」
橋爪 新苗「うん♪」
紀村 夕陽「やっぱ・・・」
紀村 夕陽「可愛すぎる♥️」

コメント

  • 突然振られるとかわけ分かんなすぎて、そして彼女に感情移入して胸がギュッと締め付けられました。そんなときに駆け付けてくれる彼のような男性がいたら、それだけで心があったかくなりますね。

  • 突拍子のない紀村くん、春一番のような男の子ですね。新苗に新たな春が訪れることになりますし。それにしても、一途な後輩男子ってやっぱり魅力的ですね。

  • 春は別れと出会いの季節だと言いますが、彼女にとってまさに人生の転機となりそうですね。女性はやっぱり想われる恋愛の方が成就するんだと思います。

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