夜の戦い(脚本)
〇教室
山下紀夫「さて皆さん、新入生合宿のお知らせがございます」
山下先生は、そういうと、新入生合宿のことを黒板に書いていった。
山下紀夫「配布したしおりにもこのことが書いてあるので、目を通しておいてくださいね」
江川和美「場所は、湖の近くのセミナーハウスね」
江川和樹「あのセミナーハウスは、僕も初めてだよ」
山下紀夫「これは、ご家族にも見せて下さいね」
〇怪しいオフィスビル
ダークカンパニーにて。
アンドロイド「ジャスティスツインズはあまりにも強い」
敵幹部「俺が行こうか」
女幹部「私だって行きたいわよ....!」
〇シックなリビング
江川勝「新入生合宿のお知らせか」
江川るり子「しっかり準備しておかないとね」
江川和樹「次の週末、足りないもの買いに行こうよ」
江川るり子「しっかり準備しないとね」
江川和美「そうね。新入生合宿当日は寝坊しないようにするわ」
〇部屋の前
江川和美「いつものように、勉強してから寝ましょう」
江川和樹「そうだね」
やがて、寝る時間になった。
〇可愛い部屋
江川和美「そろそろ寝るわ」
その時、彼女のスマホが鳴った。
江川和美「何かしら?」
江川和美「大変!事件が起きてるわ!兄さんに知らせないと!」
和美は、和樹がいる隣の部屋に入った。
〇一人部屋
江川和樹「さて、一区切りついたし、そろそろ寝るか」
突然、和樹のスマホが光りだした。
江川和樹「何だろう?」
江川和樹「どうしたの、和美?」
江川和美「兄さん、事件が起きたの!場所は、隣町の豪邸よ!」
江川和樹「本当だ!誘拐事件らしい!」
江川和美「カーテンを閉めて、すぐに変身しないと!」
江川和樹「よしきた!」
彼らはカーテンを閉め、すかさずスマホを取り出し、変身することにした。
〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「それっ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「うふふっ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
ジャスティスボーイ「それじゃ、ワープ開始だ!」
ジャスティスボーイは、ハンカチでワープホールを作った。
「出発!」
〇高級一戸建て
メイド「かなり時間がたちますね」
執事「犯人からの電話はいったいいつ来るんだ!」
警察官「逆探知があるから大丈夫ですが・・・」
刑事「何とかして倒さなければ!」
ご安心ください!
「あなた方は!?」
「ジャスティスツインズが、事件を解決して見せます!」
執事「あなた方が、噂のジャスティスツインズですね!事件をあっという間に片づけてしまう、最強のお二人!」
「はい!任せて下さい!」
ジャスティスボーイ「それで、今の状況は?」
男性「実は、我が娘が誘拐されたんですよ」
ジャスティスガール「それで、犯人からの要求は?」
女性「これです」
手紙には、こう書かれていた。
「娘は預かった。3億円持って指示された場所へ持って来い。警察に話したら娘は殺す!」
女性「何とかして娘を助け出さないと!」
すると、電話が鳴った!
女性「もしもし?」
誘拐犯「で、3億円の方は?」
女性「あるわよ。娘は無事なの?」
誘拐犯「聞かせてやる。警察には言ってないよな?」
少女「ママ、私がいるのはいつも通ってる小学校の近くの赤い屋根の.....」
誘拐犯「とにかく、わかったか!持ってくるんだぞ!」
ジャスティスガール「手がかりがつかめたわね」
ジャスティスボーイ「娘さんはどの学校に?」
執事「お嬢様は中央小学校に通われております」
ジャスティスボーイ「なるほど!あとは僕らがやっつけます」
ジャスティスガール「誘拐犯、覚悟なさい!」
〇古いアパートの一室
誘拐犯「そろそろだな。これで俺は借金完済できるぜ!」
少女(誰か、助けて...!)
その時だった!
誘拐犯「誰だ!?」
ジャスティスボーイ「僕らジャスティスツインズが相手だ!」
ジャスティスガール「観念しなさい!」
誘拐犯「執事とメイドが、何言ってやがる!」
「コスチュームチェンジ!」
「ドクターモード!」
ジャスティスガールは、すぐさま誘拐犯の腕をつかんだ。
ジャスティスボーイ「失礼するよ」
ジャスティスボーイは、麻酔注射を取り出し、誘拐犯の腕に刺した。
誘拐犯「あれ、俺眠くなってきたぞ.....」
ジャスティスボーイ「麻酔作戦、成功!」
ジャスティスガール「もう大丈夫よ。誘拐犯は私たちがやっつけたから」
少女「ありがとう!」
ジャスティスボーイ「ワープ開始!」
ジャスティスボーイは誘拐犯を、ジャスティスガールは少女を抱え、ワープした。
〇洋館の一室
刑事「さあ、さっさと歩きたまえ!」
誘拐犯「畜生!覚えてやがれ!」
女性「この度はありがとうございました」
男性「あなた方に感謝します」
少女「本当にありがとう!」
執事「ジャスティスツインズには感謝しきれませんよ」
警察官「事件解決!」
「それじゃ、撤収!」
〇部屋の前
彼らが帰ってきたのは、朝だった。
江川和美「朝早く帰ってこれてよかったわね」
江川和樹「そうだね」
江川るり子「和樹、和美、朝ご飯よー!」
「ハーイ!起きてまーす!」
〇シックなリビング
江川るり子「やけに早起きじゃない。どうしたの?」
江川勝「たまには父さんとご飯食べたくなったんだろう?」
「多分ね」
江川るり子「あ、そうそう。昨日の夜の誘拐事件。知ってる?」
江川勝「ああ。借金を返したいばかりに誘拐して身代金を取ろうなんて、ひどすぎるよ」
江川和樹「それで、その誘拐犯は?」
江川勝「あの2人がコテンパンにやっつけたらしい」
江川るり子「ジャスティスツインズでしょ?」
江川和樹「あの2人はすごいね」
江川和美「私も会いたいわ」
ジャスティスツインズの活躍で、事件は無事解決。しかし、事件はいつまた起きるか、わからない。頑張れ、ジャスティスツインズ!
今度は医師になって麻酔を注入するとは。
ますます二人の攻撃のレパートリーが豊富になりそうですね。