エピソード1(脚本)
〇東京全景
なぜ、こんな人に恋をしたのだろうか。
そんな経験ないだろうか?
例えば、あまり冴えない男に優しくされて惚れたり、地味な女の子の意外な一面に惚れたり、様々だろう。
俺、三波青空は、まさにその状況なのだ。
三波青空「俺が恋したのは、同級生の小雨那奈。 俺たちが通う有崎高校で有名人だ。 色々な意味で。」
三波青空「その色々な意味と言うのが…………………」
三波青空「天然なのだ。いや、ド天然なのだ。」
彼女は、100%本物の天然なのに、学校の人からは「あれは作りすぎだよね」「ちょっと痛い」などと言われていた。
だが俺は、彼女の天然が作り物ではないことを知っている。