私に彼氏ができないのはパパが中年ヒーローなせいだ!!

HALPIN

パパは中年ヒーロー(脚本)

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〇遊園地の広場
  ボンッ
「キャー!」

〇ジェットコースター
リポーター「原因不明の発火によりジェットコースターが緊急停止しました!」
リポーター「炎は消し止められましたが、乗客たちが コースターに取り残されています!」
女の子「助けて・・・」
リポーター「乗客の中には小さな子どももおり 早期の救出が望まれますが」
リポーター「レールや通路が過熱して 救助隊が近づけないもようです」
???「トウッ!」
リポーター「えっ!」
リポーター「あれは!」
プリンス・フェザー「もう大丈夫だよ!」
プリンス・フェザー「今すぐ助けてあげるからね」
リポーター「正義の紳士「プリンス・フェザー」です」
リポーター「漆黒の貴公子「ドクトル・フォン」も」
リポーター「平和の給仕人「ピニー・マスク」もいます」

〇ジェットコースター
プリンス・フェザー「さあ、こっちだ」
ドクトル・フォン「私につかまれ!」
ドクトル・フォン「君もだ!」
女の子「でも・・・」
ピニー・マスク「大丈夫よ。怖くないからね!」
女の子「うん」
ドクトル・フォン「これで全員だな!」
ピニー・マスク「ええ」

〇ジェットコースター
プリンス・フェザー「一件落着!」
プリンス・フェザー「今日も平和は守られた」
プリンス・フェザー「トウッ!」

〇遊園地

〇一戸建て

〇綺麗なリビング
日向「ねえ!」
日向「ちょっと、パパ!」
貴広「なんだい?」
日向「家の中でそんな恰好しないで!」
貴広「マスクは取ってるじゃないか」
日向「もうすぐトモ先輩が来るんだから!」
貴広「いつでも出動できるようにだな」
日向「恥ずかしいから早く普通の服に着替えて!」
貴広「やれやれ・・・」
  ピンポーン
日向「もう来ちゃった!」

〇シンプルな玄関
日向「おはよ!」
友樹「おっ!」
友樹「今日も可愛いね!」
日向「そうかな?」
貴広「やあ、君が友樹君か」
友樹「おはようございます」
貴広「娘から話は聞いているよ」
貴広「たしかにイケメンだね!」
日向「ちょっと、お父さん!」
友樹「ん・・・?」
友樹「・・・あっ!」
友樹「ヒナちゃんのお父さんって、もしかして」
友樹「プリンス・フェザーですか?」
日向「ち、違うよ!」
友樹「でも、声も似てるような・・・」
貴広「ははは」
貴広「そうかい?」
日向「そんなことより、行こうよ!」
日向「ねっ」
友樹「・・・」

〇繁華街の大通り

〇ゲームセンター
友樹「・・・」
  バンバン
  バンッ
友樹「ゲームクリア!」
日向「トモ先輩ってゲームも上手いんだ!」
友樹「惚れちゃった?」
日向「もう、からかわないで!」
友樹「やり方、教えてあげようか!」
日向「うん」
友樹「まず、ここを持って」
日向「こうかな?」
友樹「うんうん、上手いね!」
友樹「こうやって狙うんだよ」
日向(あっ、先輩の手が・・・)
  バンッ
  バンバン・・・

〇テラス席
カフェ店員「お待たせしました」
カフェ店員「ご注文は以上でおそろいですか?」
友樹「ああ、ありがとう」
友樹「ねえ、ヒナちゃん」
日向「なに?」
友樹「ヒナちゃんのお父さんって」
友樹「プリンス・フェザーだよね?」
日向「・・・」
日向「またバレちゃった・・・」
日向「はい」
友樹「やっぱり!」
日向「おかしいよね」
日向「父親がヒーローしてるなんて」
友樹「い、いや」
友樹「いいと思うよ」
日向「・・・」
日向「中年のおじさんがプリンスだよ」
友樹「まあ、それはちょっとね」
日向「ダサいでしょ・・・ あんなのがお父さんだなんて」
友樹「そんなこと」
日向「いい年して”正義のヒーロー”だもん 変なのは分かってる」
日向「でも・・・」
友樹「別に俺は気にしないよ」
日向「ほんと?」
友樹「・・・」
日向「先輩、困った顔してる・・・」
友樹「あのさ」
日向「なに?」
友樹「いや、別に」
「・・・」

〇空

〇大きな木のある校舎
  キーンコーン・・・

〇大教室
真奈「それで、昨日は友樹先輩とどうだったの?」
日向「それがさ・・・」
日向「バレちゃったの」
真奈「もしかして」
日向「パパがヒーローだって気づかれた」
真奈「あちゃー」
真奈「それで、先輩は?」
日向「たぶん、引いてたと思う」
真奈「たしか」
真奈「コウ君のときも、そのせいだよね?」
日向「うん」

〇バスケットボール場
  一年前
日向「別れるって、どうして?」
浩治「ごめん」
浩治「でもさ、恋人の父親がヒーローって」
浩治「やっぱ無理だわ」
日向「・・・」
浩治「いい年して」
浩治「「トウッ! 正義のヒーロー参上!」 なんてさ、ガキじゃあるまいし」
浩治「ありえなくね?」
浩治「恥ずかしすぎ」

〇大教室
真奈「まあ、元気出しなよ」
日向「絶対またフラれる」
日向「死刑宣告を待ってるみたいだよ」
真奈「おおげさ」
???「キャー」
日向「なに?」
ゲーデ「若者をさらって私の部下に改造するのだ」
ゲーデ「さあ、しもべよ ここにいる学生たちをみんな捕まえろ!」
怪物「ぎぎぃ」
日向「きゃぁ」
???「やめろ!」
日向「パパ!」
プリンス・フェザー「プリンス・フェザー参上! ここの生徒たちに手出しはさせん!」
怪物「ぎぎぃ!」
ゲーデ「出たな、プリンス・フェザー 貴様の相手は私だ!」
ゲーデ「うごぉぉ」
ゲーデ(真)「さあ、かかってこい!」
プリンス・フェザー「くっ!」
怪物「ぎぎぎ」
日向「来ないで!」
怪物「ぎぃ!」
日向「いやっ!」
???「とうっ!」
ドクトル・フォン「ヒナちゃん、大丈夫か!」
日向「ドクトル・フォン?」
ドクトル・フォン「ケガは・・・ 無いみたいだな。よかった」
日向「どうして私の名前を?」
ドクトル・フォン「い、いや、その」
怪物「ぎいぃ!」
ドクトル・フォン「つっ!」
日向「大丈夫ですか!」
ドクトル・フォン「ああ、君は隠れてなさい」
怪物「ぎぎ」
ドクトル・フォン「ぐはっ!」
  チャラ・・・
日向「何か落ちた?」
日向「これは・・・」

〇道場
友樹「ヒナちゃん!」

〇大教室
日向「やっぱり!」
日向「先輩のネックレスだ!」
日向「トモ先輩、頑張って!」
ドクトル・フォン「ヒナちゃん・・・」
ドクトル・フォン「まかせとけ!」
ドクトル・フォン「でえぇい!」
怪物「ぎゃぎゃ・・・」
怪物「・・・」

〇学校の屋上
ゲーデ(真)「その程度かプリンス・フェザー?」
プリンス・フェザー「ぐぬぬ」
ドクトル・フォン「手伝います!」
プリンス・フェザー「フォン! 助かるよ!!」
ゲーデ(真)「ふん 二人に増えたところで」
プリンス・フェザー「それはどうかな?」
「いくぞ!」
「うおぉぉぉ!」
ゲーデ(真)「ぐうぅ」
ドクトル・フォン「とどめだ!」
ゲーデ(真)「ぐぅ・・・」
プリンス・フェザー「ふぅ」
プリンス・フェザー「どうにか一件落着だな」
ドクトル・フォン「・・・」
友樹「・・・」

〇学校の屋上
友樹「・・・」

〇階段の踊り場
友樹「・・・」
日向「トモ先輩!」
友樹「ヒナちゃん」
日向「さっきはありがとうございました」
友樹「・・・」
友樹「がっかりした?」
友樹「俺もヒーローだったんだよ」
友樹「ダサいよな?」
日向「そんな」
友樹「だけど」
友樹「後悔はしてない」
友樹「ヒーローで良かったと思ってる」
日向「・・・」
友樹「ダサくても カッコ悪くても」
友樹「それでも」
友樹「ヒナちゃんを守ることができたから!!」
日向「先輩・・・」
日向「先輩はぜんぜんダサくないよ!」
友樹「そう?」
日向「はい!」
友樹「よかった!」
友樹「嫌われちゃったかと思ったよ」
日向「そんなわけ!」
友樹「俺、ヒナちゃんのお父さんに憧れてるんだ」
日向「なんで?」
友樹「だって、カッコイイじゃん」
友樹「ずっと正義のために戦い続けてるだろ。 俺も、あんな風になりたいんだ!」
友樹「変かな?」
友樹「中年になったらヒーローはカッコ悪い?」
日向「ううん!」
友樹「でも、昨日は」
日向「本当はプリンス・フェザーをしてる パパも嫌いじゃないし」
日向「それに」
日向「ドクトル・フォンも すっごくカッコよかったです!」
友樹「そっか!」

〇一戸建て
  ピンポーン

〇綺麗なリビング
貴広「いらっしゃい。友樹くん」
友樹「こんにちは」

〇女性の部屋
友樹「やあ、ヒナちゃん」
友樹「って・・えっ!」
日向「がおー」
友樹「何してるの?」
日向「先輩がヒーローだから」
日向「私は怪獣になってみた」
日向「がおー」
日向「だから」
日向「優しく退治してくださいね♡」
友樹「ヒナちゃん・・♡」

コメント

  • 日向の思春期女子の心情がとてもリアリティありますね。可愛くもあり楽しくもある作品ですね。ラストのオチは可愛すぎて大好きです!

  • 先輩まで日向ちゃんを振ってしまったらどうしようと心配だったけど、まさか彼もヒーローだったとは! ヒーロー同士、身元は明かさないから、彼女のパパがプリンスだとは彼もびっくりでしたね。

  • 最後の怪獣の着ぐるみを着た彼女かわいいですね!
    甘々なラストにキュンキュンしました。
    それにしても素敵なお父さんだと思いますよ!
    お父さんがヒーローとかかっこいいと思いますよ。

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