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紡績業のぷぇ

素敵な恋の始まり(読切)(脚本)

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〇オフィスのフロア
棗優子(私は棗優子!!)
棗優子(彼氏いない歴=年齢の25歳!)
棗優子(そろそろ彼氏を作らないとと思っているところ)
棗優子(そして今日は新入社員が来る日! きっといい出会いがあるぞ!!)
  そう期待に胸を膨らませる優子だった──
  ──自己紹介にて
田中さん「田中です。よろしくお願いします」
吉野さん「吉野です。よろしくお願いします」
冬樹敬人「冬樹です。これからよろしくお願いします」
棗優子(ん?なんか見たことあるような人だな 気のせいか・・・)
佐藤さん「ええあの人かっこいい!!」
美園さん「それな!!」
棗優子(うわ、めっちゃ人気じゃん ちょっとかっこいいのに・・・)
  自己紹介が一通り終わり──
美園さん「あの、よければ連絡先交換しませんか!!」
佐藤さん「私も是非!!」
冬樹敬人「ああ、いいですよ!」
棗優子(すっご、大人気)
棗優子(全然タイプの人いなかったなぁ)
棗優子(まぁとりあえず、仕事・・・)
冬樹敬人「あ、棗さん!!」
棗優子「え、はい!?」
冬樹敬人「あの、僕大学で棗さんとサークル同じだったんですけど、覚えてますか?」
棗優子(・・・確かに居た。 だから見たことあると思ったんだ)
棗優子「えーっと、はっきりは覚えてないんだけど、一応覚えてはいる!! ごめん!!」
冬樹敬人「謝らないでください!!」
冬樹敬人「ちょっとでも覚えててくださったなら嬉しいです!」
棗優子(なんて優しいんだ・・・!!)
冬樹敬人「棗さん、もしよければ連絡先交換しませんか?」
棗優子「わ、私なんかでよければ!」
冬樹敬人「いいんですか・・・!! ありがとうございます!!」
棗優子(なんかうれしそう かわいいな)
棗優子「こちらこそありがとう!!」
  それから少し話をして二人は仕事に戻った
  この再会が大切なものになるとは優子はまだ知らない──

〇オフィスのフロア
  ──仕事終わり
棗優子(わ、やっぱ冬樹君人気・・・)
棗優子(ん? メッセきてる)
棗優子(冬樹君からだ・・・)
冬樹敬人「もしよければ今度の休日、二人で猫カフェ行きませんか?」
冬樹敬人「猫飼ってるっていってたのでぜひ一緒に行きたいと思って」
棗優子(え、めっちゃ魅力的!!行きたい!!)
棗優子「誘ってくれてありがとう! 是非行きたい!」
冬樹敬人「お返事いただけてうれしいです!! 予約はしておくので、詳しい時間は後程お伝えします!」
棗優子(ふふ、たのしみ!)

〇都会のカフェ
  ──後日
  猫カフェにて
棗優子「ふふ、何気に猫カフェ初めてだからたのしみ~!」
冬樹敬人「予約していた冬樹です」
店員さん「いらっしゃいませ! お席こちらになります」
店員さん「メニューこちらです 猫の餌等はこちらになります」
店員さん「カップル限定メニューもありますので、そちらも是非!」
棗優子「カ、カップル!?」
冬樹敬人「あ、いや、僕たちそういう関係ではなくて」
店員さん「大変申し訳ございません! 近頃カップルの方が多いものですからつい・・・」
店員さん「気分を害されたかと思いますが、お楽しみください。 誠に申し訳ございません」
冬樹敬人「いえいえ、大丈夫ですよ。 ご説明ありがとうございます」
棗優子「やっぱり、男女二人でいるとカップルに見えるのかぁ」
冬樹敬人「そうなんですかね・・・ なんか、すみません」
棗優子「謝らないで! 私男性にこういうところ誘ってもらったことないから誘ってくれて嬉しいし、猫かわいいし!!」
棗優子「また誘ってくれたらな~なんてちょっと思ってるし」
「にゃ~ん」
棗優子「ほら、よしよーし、かわいいねぇ~」
冬樹敬人「・・・ありがとうございます。 また誘いますね。他にもおススメ沢山あるので!」
冬樹敬人「棗さんは優しいですね。 それに、やっぱり猫かわいい!!」
冬樹敬人(・・・優子さんも)

〇レストランの個室
  ──それから、二人でよく猫カフェに行くようになり、仲も深まったころ
  冬樹君が私の誕生日だからとオシャレなレストランを予約してくれた
  そして、今。
  お会計を済ませ、帰ろうとしているところ──
棗優子「はぁおいしかった~ 本当ありがとう!」
棗優子「最高の誕生日だよ!!」
冬樹敬人「・・・」
棗優子「どうかした?」
冬樹敬人「あの、俺、先輩のことが好きなんです」
冬樹敬人「優しくて、お仕事すごくがんばってて。 でも楽しむときは子供みたいにはしゃいで」
冬樹敬人「そんな棗さん、いや優子さんが尊敬できるしかわいいなって思ったんです」
冬樹敬人「だから、これからは、後輩じゃなくて恋人として俺を見てほしいです」
冬樹敬人「俺、結構本気ですよ?」
棗優子「・・・ ご、ごめん!! 今日は帰るね!!」
「し、失敗したかも・・・」

〇オフィスのフロア
  ──次の日
冬樹敬人(あれから何も連絡ないな・・・ もう口利いてもらえないかも・・・)
冬樹敬人(ん?メッセだ)
棗優子「仕事終わったら話したいです」
冬樹敬人(優子さんからだ!!)
冬樹敬人(フラれるのかな)
冬樹敬人「・・・わかりました」
棗優子「仕事終わったらまた連絡します」
  そして仕事終わり──
棗優子(大丈夫、あれからよく考えたけどやっぱり彼が好き。 正直な気持ちを伝えるだけ!)
棗優子(来た!!)
冬樹敬人「棗さん!」
棗優子「冬樹君!」
冬樹敬人「話ってなんですか?」
棗優子「えーっと、まず昨日はごめん。 突然だったからびっくりしちゃって」
冬樹敬人「謝らないでください!! 俺の行動が急すぎたんです」
棗優子(いつかもこんな言葉聞いたな やっぱり冬樹君は優しいな)
棗優子「ううん、私が悪いの。 でもね、あれからよく考えたんだ」
棗優子「やっぱり私も冬樹君のこと好きだなって」
冬樹敬人「ほ、ほんとですか!!」
棗優子「うん。 だから、私から改めて」
棗優子「私と、付き合ってください!!」
冬樹敬人「もちろんです!!」
棗優子「はぁ~ よかった・・・」
棗優子「口利いてくれなかったらどうしようかと思ったぁ」
冬樹敬人「はは、俺も同じこと思ってました!」
  そういうと、敬人は優子にそっと口づけをした。
  ちゅっ──
棗優子「ふぁっ、ファーストキスなんだけど!?」
冬樹敬人「いいじゃないですか。 俺たち恋人なんだし」
棗優子「むぅ、確かに・・・」
冬樹敬人「これから”恋人として”よろしくお願いします、優子さん」
  二人が付き合った後の話は、また別のお話──
  END

コメント

  • 2人のデートでの距離感がとっても可愛いですね。猫カフェの初々しさは見ていてニヤリとしてしまいました。穏やかな後輩くんも告白シーンでは決めてくれましたし!

  • 優子さんびしっとしててかっこいいです!
    そんな彼女と彼のやりとりがすごくキュンキュンして、かわいい二人だなぁって思いました!

  • 告白の際の男らしさ、好きでしたよ。女性側が恋愛経験がないことに合わせてくれたのでしょうか、猫カフェに何度も共に出かけたり、時間をかけて関係性を深めてくれる彼のような男性っていいですよね。

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