デパートでの戦い(脚本)
〇シックなリビング
ある朝のこと。
「おはよう」
「おはよう、お父さん、お母さん」
江川るり子「今日は二人で出かけるの?」
江川和樹「うん。近所のデパートで、古書展があるんだよ。だから今から勉強して、午後に行く予定だよ」
江川和美「朝のうちに勉強して、午後は兄さんと本でも買おうかと思ってるの」
江川勝「朝ごはん、用意してあるから、食べなさい。しっかり食べて、勉強するんだよ」
「はい!」
〇怪しいオフィスビル
敵幹部「何だと!?ジャスティスツインズが現れた!?」
女幹部「ええ。かなりの強者です」
アンドロイド「私が彼らの相手になりましょう」
敵幹部「私もいずれは参戦するかもしれません」
〇シックなリビング
江川るり子「二人とも、ご飯できてるわよ~!」
江川勝「区切りがついたらおいで!」
数分後。
江川和樹「区切りついたから、ご飯食べてから、デパートに行くよ」
江川和美「私もそうするわ」
彼らは昼食を摂った。
〇一軒家の玄関扉
昼食後。
江川和樹「じゃあ、僕らはもう行くね」
江川和美「何かあったら連絡するわね」
江川るり子「気を付けてね」
和樹と和美は出発した。
〇大きいデパート
古書展の会場は、モノレールの駅に近いデパートだった。
江川和美「兄さん、絵本って大人になってもつい読んじゃうものなのね」
江川和樹「そうだよね」
アンドロイド「アンドロイド・アン、これより仕事開始」
ダークカンパニーのアンドロイド、アンは早速作戦を開始した。
〇本屋
江川和美「懐かしい絵本も買えたし、今の絵本も悪くないわね」
江川和樹「仕掛け絵本がすごいらしいってテレビでも言ってたからね」
二人は本に見とれていた。
江川和樹「そろそろおやつだね。食堂でパフェにしない?」
江川和美「いいわね。子供のころに戻ったみたいだわ」
〇デパートの屋上
アンドロイド「作戦開始」
アンは早速、目標物を探し始めた。
〇ショッピングモールのフードコート
江川和樹「ここで食べるおやつも、悪くないね」
江川和美「そうね。このクリームも適度な甘さで滑らかなテイストね」
江川和樹「そうだね。このジュースも美味しいね」
和樹と和美は素敵な午後を楽しんだ。
〇デパートの屋上
デパートの屋上は、にぎわっていた。
青年「所詮俺は、リストラされ親に勘当され借金抱えているんだ。死んだほうがいいな.....」
アンドロイド「闇、感知した」
アンは、あっという間に青年を乗っ取ってしまった。
青年「うおー!」
屋上はパニックに陥った!
〇ショッピングモールのフードコート
江川和樹「パフェもジュースも美味しかったね」
江川和美「そうね。少ししたら家に向かいましょう」
江川和樹「お金は僕が払うよ」
江川和美「私も半分出すわ」
その時だった!
江川和樹「スマホが光ってる!」
江川和美「どれどれ?」
江川和樹「このデパートの屋上で事件が起きたんだ!」
江川和美「兄さん、早く解決しないと!」
警備員「皆さん、屋上で事件が発生しました!屋上には近寄らないでください!」
江川和樹「和美、急いで隠れるぞ!」
江川和美「わかったわ!」
〇ビルの裏
二人は、デパートから離れ、ビルの裏に入った。
江川和樹「ここなら大丈夫だ。変身するぞ、和美!」
江川和美「オッケー!」
スマホをすかさず彼らは取り出し、変身したのだ!
〇幻想空間
「いくよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「それっ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「うふっ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
ジャスティスボーイ「デパートの屋上へワープするぞ!」
ジャスティスボーイは、手にしていたハンカチを使ってワープホールを描いた。
ジャスティスボーイ「出発だ!」
ジャスティスガール「オッケー!」
彼らはデパートの屋上へと移動した。
〇デパートの屋上
パニックに陥るデパートの屋上。
アンドロイド「恐怖に陥れてやれ」
ジャスティスボーイ「ダークカンパニー、目論見はそこまでとさせてもらう!」
ジャスティスガール「人を洗脳して操ることは卑怯よ!」
ジャスティスボーイ「スマホスキャン、スタート!」
ジャスティスガール「何か、わかった?」
ジャスティスボーイ「なんでも、職を失った挙句、勘当されたそうだ。借金まで抱えてて死のうとしてた。そこへダークカンパニーが襲撃したんだよ」
アンドロイド「ご名答。私は、アンというアンドロイドだ。ダークカンパニーの専属ロボット」
ジャスティスガール「たとえあなたがロボットでも、私たちに勝てると思わないことね」
ジャスティスボーイ「あの男を浄化させよう!」
ジャスティスボーイは、スマホを掲げ、こう叫んだ。
ジャスティスボーイ「ジャスティスヒーリングアターック!」
ジャスティスガール「たとえ今が辛くても、希望を捨てたらもったいないわ!! きっといいことがあるはずよ!」
ジャスティスガールも応戦した。
青年「そうか、ありがとう。俺、再就職するよ。頑張って明るい方へ進む」
男は、無事浄化された。
アンドロイド「作戦失敗。退却する。ジャスティスツインズ、次はそうはいかない」
警備員「事件解決。あの人を保護しよう」
「ジャスティスツインズの勝利!」
彼らは撤収した。
〇シックなリビング
「ただいま!」
江川勝「おかえり。古書展はどうだった?」
江川和樹「懐かしい絵本だけでなく、洋書とかも安く購入できたよ」
江川るり子「洋書で英語の勉強も悪くないわね。それに、あなたたちは小さい頃から絵本が好きだったわね」
江川和美「絵本って、大人をも魅了させちゃうから面白いわね」
江川るり子「そういえば、デパートの屋上で事件があったらしいけど、またあの二人が活躍したわね」
江川勝「あの二人は本当に素晴らしいよ」
「その二人、いつか会ってみたいな」
ジャスティスツインズのおかげで、事件は解決。しかし、事件はいつまた起きるかわからない。負けるな、ジャスティスツインズ!