イチログ ータップノベルdeブログー

イチ

エピソード8(脚本)

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イチ

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〇池袋駅前
イチ「ども、イチです✌🏻」
イチ「いやぁ、某CMソング」
イチ「『名もなき花なんてないからね〜』」
イチ「と言う歌詞、エグい!」
イチ「歩く電○と言われてるだけありますね」
イチ「と、いう訳で、今日はキャッチコピーについて考えてみますか」
イケメン太郎「キャッチコピー」
イチ「あ、太郎君」
イケメン太郎「それはすなわち」
イケメン太郎「心を鷲掴みにする悪魔の短編詩」
イチ「かなり意訳気味ですが、そんな所でしょうか」
イチ「詳しくは各自、AIにもお尋ねください」
イケメン太郎「AI、」
イケメン太郎「それは、すなわち」
イケメン太郎「完璧を求められた電脳の従事者名前だけの愛」
イチ「今日、どした?」
イケメン太郎「イチ、」
イケメン太郎「すなわち」
イチ「なんだよ」
イケメン太郎「ぼっち」
イチ「うるせーな」

〇池袋駅前
イチ「タップノベルのキャッチコピーは25文字なので」
イチ「その文字数を目安に色々キャッチコピーをつけてみよう!」
イケメン太郎「俺、得意」
イチ「ホントかよ」
イチ「じゃあ、ここ池袋のキャッチコピーをお願いします」
イケメン太郎「池袋──」
イケメン太郎「100年に一度のイケメン大豊作。 僕に逢いに来て、池袋」
イチ「はあはあ、なるほど」
イチ「駅の中は確かにそっち系の広告いっぱい出てるね」
イチ「乙女ロードあるし」
イチ「では、新宿!」
イケメン太郎「新宿──」
イケメン太郎「100年に一度のイケメン大豊作。 僕に逢いに来て歌舞伎町」
イチ「同じだね」
イケメン太郎「それはそうね」
イチ「じゃあ、渋谷!」
イケメン太郎「100年に一度の再開発! 僕に逢いに来て渋谷」
イチ「ほとんど同じじゃねーか!」
イケメン太郎「それはそーね」
イチ「んで、100年に一度好きだし!」
イケメン太郎「大体100年に一度のツケとけばいけんのよ」
イチ「いけねーわ!」
イケメン太郎「街は大体似たり寄ったりだからね」
イチ「んなことねーわ!」
イチ「しかも、だからこそのキャッチコピーだろ!」
イケメン太郎「しゅん」
イチ「あ、ごめんごめん」
イチ「よしよし」
イケメン太郎「あんた」
イケメン太郎「DV気質だな」
イチ「やめてくれー」
イチ「じゃあ、次はお店にキャッチコピーをつけよう!」
イチ「じゃあ」
イチ「おかしのまちおか!」
イケメン太郎「おかしのまちおか──」
イケメン太郎「おもしろ、おかしく。まちをあかるく。 そんなお店です。おかしのまちおか」
イチ「なるほど」
イチ「モスバーガー!」
イケメン太郎「モスバーガー──」
イケメン太郎「──のせいで凄い伸したみたいになっちった」
イチ「そこはいいから」
イケメン太郎「モスバーガー──」
イケメン太郎「ますます、モスモス」
イチ「ありそーだね」
イチ「ABCマート!」
イケメン太郎「ABCマート──」
イケメン太郎「その日の一歩が、明日の一歩に。 あなたの未来へのステップ、ABC」
イチ「あー、ABCと音階をかけてみたのね」
イチ「あんまり企業名連呼するのもあれなんで」
イチ「アイテムにキャッチコピーをつけてみよう!」
イチ「はい!」
イケメン太郎「リンゴ──」
イケメン太郎「いくつもの知恵を授けてきた、魔性の果実。また一つあなたに教えたい」
イチ「重力とか知恵の果実とかコンピューターとか」
イケメン太郎「ドラマーとか歌手とか」
イチ「はいはい、なるほどね」
イチ「じゃ、次!」
イチ「はい!」
イケメン太郎「ロープ──」
イケメン太郎「あなたの好きに縛ってください」
イチ「意味深なところがポイントだね」
イチ「じゃ、次!」
イチ「はい!」
イケメン太郎「キャッチチ○コピー」
イチ「こりゃ、まさにケツ番になるな」
イケメン太郎「おあとがよろしいようで」
イチ「では今日はこの辺で」

次のエピソード:エピソード9

コメント

  • ワードセンスの光る一話になりましたね!秀逸なキャッチコピーで!で、まさかのキャッチチ〇コピーは想像すらできず、自身の凡庸な発想力を思い知らされました!

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