恋つづけるメンズアイドル(脚本)
〇コンサート会場
月島 蓮「みんな!! 今日は俺たちの初のワンマンライブに 来てくれて、ありがとう」
メンバー[青]「僕たちがここまでこれたのは ファンのみんなのおかげだよ! 本当にありがとう!!」
月島 蓮(・・・・・・)
月島 蓮(俺が、ここまで頑張れたのは・・・・・・)
〇会場の入り口
月島 蓮「明莉、お待たせ」
篠塚 明莉「あ、蓮 ライブお疲れ」
篠塚 明莉「本当に凄かった。 私、感動しちゃったよ」
月島 蓮「ありがとう明莉」
篠塚 明莉「それより、大丈夫なの?」
月島 蓮「何が?」
篠塚 明莉「何がって、 初めてのワンマンライブを終えて」
篠塚 明莉「なんかメンバーとかスタッフさんと 打ち上げとかあるんじゃないの?」
月島 蓮「ああ・・・・・・」
月島 蓮「まあ、あるんだけどね」
月島 蓮「一早く、明莉の感想聞きたかったからさ」
篠塚 明莉「な、何言ってんのよ」
篠塚 明莉「それで、これからどうするの?」
篠塚 明莉「私の感想も聞けたことだし 今からでも打ち上げに行ったら?」
月島 蓮「ああ、それなんだけど・・・・・・」
月島 蓮「明莉ちょっと付き合ってくれない?」
篠塚 明莉「え、何?」
月島 蓮「ちょっとついて来て」
〇コンサート会場
篠塚 明莉「さっきまで沢山の人がいて 賑やかだったのに今は凄い静かだね」
篠塚 明莉「何だか別の場所みたい」
月島 蓮「明莉、いつも応援してくれてありがとな」
篠塚 明莉「いきなりなに?」
月島 蓮「これまで、本当に明莉には助けられた」
月島 蓮「俺が事務所のオーディションに落ちて へこんでいた時も傍で、励ましてくれた」
〇一人部屋
月島 蓮「はぁ、また事務所のオーディション落ちた」
月島 蓮「今回は好印象与えられたと思って 自信あったのに」
月島 蓮「俺がアイドルになるって 無理があるのかな」
篠塚 明莉「そんなことないよ 私は、蓮はアイドルになれると思うよ」
月島 蓮「なんでそう思うんだ?」
篠塚 明莉「だって、歌もダンスも人一倍練習してるし 何時間も練習して疲れているはずなのに 蓮、ずっと楽しそうで」
篠塚 明莉「それってさ、アイドルになるのに すっごい大事なことだと思う」
篠塚 明莉「それに、子供の頃からの夢でしょ」
篠塚 明莉「諦めちゃうのは、蓮らしくないよ」
〇コンサート会場
月島 蓮「お前がいなかったら ここまで来れなかったと思う」
月島 蓮「お前がいてくれたから 俺はここまで頑張れたんだ」
月島 蓮「だから、」
月島 蓮「だから、これからも一緒にいて欲しい」
篠塚 明莉「え────」
篠塚 明莉「あ、もちろんだよ。 私は、ずっと蓮のこと応援してるよ」
月島 蓮「そうじゃなくて、なんだその・・・・・・」
月島 蓮「ずっと、俺の傍で 俺のことを見ていて欲しい」
月島 蓮「これからずっと、アイドル活動してる時も それ以外の時も」
篠塚 明莉(嬉しいけど・・・・・・)
篠塚 明莉「何言ってるのよ。 蓮は、アイドルでしょ」
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人気者のアイドルになってもそばで支えてくれた彼女の存在から目を逸らさないところは、彼の良さですね。万が一、将来彼女から巣立つ時がきても、二人はきっといい関係を保つんだろうなあと想像しました。
夢を叶えるって、並大抵のことじゃないですよね。
彼の場合、それを支えていてくれた人がいたから…のように思えました。
ずっとそばにいて欲しいですよね。
アイドルになる夢が叶ったのは彼女の応援があったからこそ彼は彼女にそばにいて欲しいという気持ちはよく分かりました。彼女は彼の夢を壊したくないという気持ちがもどかしいですね。