BL漫才!2

イチ

じゅっこめのねた(脚本)

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〇中庭のステージ
月斗「はいどーもー」
太陽「どもねー」
月斗「俺が月斗で」
太陽「俺が太陽」
月斗「毎日、会いたい」
太陽「当たり前でいたい」
「太陽と月」
月斗「よろしくお願いしまーす」
月斗「今日、学祭!」
太陽「盛り上がってるー?」
月斗「うぉーすげぇ、盛り上がり!」
太陽「みんな見に来てくれてんね」
月斗「レオ先生に」
月斗「卒業したシオリ先輩も!」
太陽「あと」
太陽「ミドリン先輩も!」
月斗「世界中の緑を増やしてやる!」
太陽「めっちゃいい人!」
月斗「みんな今までのネタを見てくれてるから」
月斗「ウケがいいね!」
太陽「そうそう」
月斗「出たー!そうそう!」
月斗「めっちゃ反応いい!」
太陽「俺のお尻くらい反応いいね」
月斗「反応しすぎなんだよ!」
月斗「今日は特別に触ってやるよ!」
月斗「ほら!」
太陽「あんッ」
月斗「やっぱ反応いいわ!」
太陽「じゃ、お返し」
太陽「ほら」
月斗「あん」
太陽「めっちゃ声出てるじゃん!」
月斗「これはギャグです!」
月斗「マジではありません!」
太陽「もっと触っていい?」
月斗「やめーい!」
太陽「触るってか揉んでみたい」
月斗「ちょ、ムリムリ!」
太陽「逃げた!」
太陽「今まで太陽から逃げられた月はないんだよ」
太陽「待てーッ!」
月斗「はぁはぁ」
月斗「あれ、太陽どこいった?」
太陽「太陽はいつだって君を見てるよ」
月斗「なんだ?なんだ?」
太陽「イエス!」
月斗「派手な登場だな!」
月斗「んで、なんで着替えた!?」

〇中庭のステージ
太陽「ショートコント!」
月斗「急になにッ!?」
太陽「部活!」
月斗「あー、その為に着替えたのね」
太陽「先輩ッ!」
月斗「なんだよ」
太陽「なんで部活辞めるんすか!」
月斗「自分に限界感じたんだよ!」
太陽「先輩らしくないッス!」
太陽「帰宅部、辞めないで下さい!」
月斗「帰宅部かい!」
月斗「着替える必要なかったよね!?」
太陽「辞めてどーやって家帰るンスか!?」
月斗「帰宅部辞めたら家帰れないのかよ!」
月斗「地獄の退部だなッ!」

〇中庭のステージ
太陽「ショートコント!」
月斗「続くのか」
太陽「高級レストラン!」
月斗「もうその格好関係ないじゃん」
太陽「お客様」
月斗「はい」
太陽「本日は、ご予約ありがとうございます」
太陽「また、結婚記念日ということで、おめでとうございます」
月斗「はは、そーなんだよ」
太陽「相席よろしいでしょうか?」
月斗「良いわけねーだろ!」
月斗「妻との大切な日になんだよ!」
太陽「予約なしで来られた方でして」
月斗「知らねーよ!」
月斗「こっちは予約してんだよ!」
月斗「他のテーブル空いてんじゃん!」
太陽「一緒に食べたいらしくて」
月斗「誰だよ、そいつ!」
太陽「私めでございます」
月斗「お前かいッ!」

〇中庭のステージ
太陽「ショートコント!」
月斗「まだ続くのね」
太陽「告白!」
太陽「・・・」
太陽「最近気づいたんだけど」
太陽「好き!」
月斗「最近気づいた、は言わない方がいいんじゃない?」
太陽「最近気づいたんだけど」
月斗「また言うのね」
太陽「ずっと好き!」
月斗「ずっと好きだったことに最近気づいた、と」
太陽「ダメ?」
月斗「・・・何が?」
太陽「俺と付き合ってよ、月斗」
月斗「はぁ〜ッ!?」

〇中庭のステージ
月斗「ネタなの?ネタだよね?」
太陽「ネタというか、寝たいというか・・・」
月斗「それ、ろっこめのねたのやつね!」
月斗「いやいや、マジで言ってんの!?」
太陽「これは、マジのやつ」
月斗「いやいや、なんで!?」
月斗「いや、なんで、マジで!?」
太陽「月斗、俺とケンカしたの覚えてる?」
月斗「あ〜、いっこめのねたの時のやつね」
太陽「あれ、よく考えたら」
太陽「月斗に彼女が出来たのが、イヤだったんだと思う」
月斗「ひねくれてんな〜」
太陽「俺が彼女作らないのも」
太陽「月斗が好きだからって」
太陽「最近気づいた」
太陽「というか」
太陽「前回のねたの途中で気づいちった」
月斗「って言われても!」
月斗「てか」
月斗「みんなの前で言う〜??」
太陽「ごめん」
太陽「俺、隠し事イヤだから」
月斗「隠してもいいこともあるよ!」
月斗「まぁ、いいけど」
月斗「俺が断ったらどうするつもりなんだよ」
太陽「て、ことは?」
月斗「て、ことは?じゃねーわ」
月斗「急には返事ムズいっしょ!」
太陽「とは、言うものの?」
月斗「めっちゃ迫ってくんじゃん!」
太陽「俺のことキライ?」
月斗「キライじゃない!」
太陽「つまり?」
月斗「誘導ズルイ!」
月斗「てかそもそも、俺、男なんだけど?」
太陽「分かってる」
月斗「ホント分かってんの?」
月斗「その、つまり」
月斗「あの、」
月斗「キ、キスとかするってことだよ?」
太陽「だから、前から言ってんじゃん」
太陽「チュー出来るって」
月斗「も、も、も、今は無理ー!」
太陽「あ、逃げた!」
太陽「今まで太陽から逃げられた月はないんだよ」
太陽「ばいにゃん」
太陽「学祭、夜の部もお楽しみにー!」
  夜の部につづく!

次のエピソード:さいごのねた

コメント

  • 会話のテンポから何から楽しすぎます!ちなみに、冒頭のツカミは”屋外露出プレイ”とか、ラストは”公開羞恥プレイ”だなんて思ってませんからね!絶対に!w

  • ショートコント、連続で一気に来ましたね。みどりん先輩とかも再登場して(姿はないけど)、このまま一気にラストに向かうんですね。

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