突然のモテ期とさよなら。(脚本)
〇レトロ喫茶
香織「葵さん、後はゆっくり出来ますね」
葵「それもそうだね。 この時間帯と曜日は、香織さんしか来ないからね。 これ、いつものだよ」
香織さんと言うお客様は、ブラックコーヒーのホットをゆっくりと目を瞑りながら飲む癖がある。そんな意外性が好きだった。
香織「さりげなく珈琲の温度を好みに変えてくれる気遣いが嬉しいです。葵さん・・・いや、なんでもない」
香織「ご馳走様です。また来ますね!」
それ以来彼女は来なくなった。
珈琲を飲む前の雑談も、じっと見つめてこられてドキドキしたことも、遠い昔みたいだった。
葵(香織さん僕のこと嫌いになったとか?)
葵「それとも他に彼氏でも出来たとか?」
南 楓「じゃあそんな女捨てて私と付き合う?」
葵「そんな簡単に言わないでくださいよ!」
南 楓「あら私は本気よ?いつになったら付き合ってくれるの、こんなに通ってるのに!」
葵「そんなこと言われたって気になる子がいるならしょうがないじゃないですか」
晴れた日の月曜日。南 楓さんが常連客になってからずっとこうして言い寄られてる!しかもそれだけじゃない。
全く人の気も知らないで。投げキッスして帰るまでものすごく時間が経った気がして、香織さんの明るくて癒される感じを思い出す。
キャロル「ねーいつ私のダーリンになってくれるの?結婚して海外で一緒に住むとかどう?」
キャロル「私とのデート何でしてくれないの?」
葵「だから、僕には気になる人がー!!!」
水曜日の午後から来る常連客の、キャロルは相変わらず僕を口説いてくる。ラブレターを毎回書いてくるのだが、?何かに気づく。
葵「気のせいかな?」
キャロルが帰ったあとの夜の時間帯、また常連客はやってきた。
静香「葵君の珈琲飲みたくて来ちゃった」
葵「ありがとうございます😊 静香さんはいい常連客さんですね!」
きっと年相応で落ち着いた物静かな静香さんなら、さすがに自分を口説いたりしないだろう。ホッと胸を撫で下ろす。
静香「でも、今度から家で一緒に、飲んでもいい、かなぁ」
葵「静香さんもですかっ!!! だから僕には気になる人がー!!!」
3人に言い寄られてる僕は、どうしたらいい、、、?!って言うか香織さんは本当にどうしたんだー!!!
⤴どの子にする?
それとも香織を追いかけるのか??
でも、その香織は来ない(´;ω;`)
さて、どうするよ、葵ー!!!
鉢合わせないのが、せめてもの天の救いなのかなんなのか──!!
こんなに色んなタイプの人に好かれると、意中の人がいなくても困りますよね。笑
モテるのも良し悪しってところでしょうか。
でもそれは、彼がお客さんにきちっと接してるからだと思いました。
葵くん、モテモテですね😁まあ、イケメンなので仕方ないです(笑)
3人の女の子たちがいつかケンカをするのではとヒヤヒヤしちゃいます。香織さん早く戻ってきて下さい!
私もコーヒー飲みに行きたいなぁと思いました✨
いくらモテ期がきても好きな人からモテなかったら意味ないですよね。いや今後はどうなっていくのか、展開がきになります。私の若き時代は、女性は控えめな方が多かった記憶がありますが、今の若い世代はこんな感じなのかな。