ゲボゲボヘアー

鮭さん

読切(脚本)

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〇美容院
  美容師が、若い女の髪を切っている。
  しかし美容師は食中毒で吐き気を催していた。
美容師「ゲロゲロゲー」
  美容師、ふとした刺激で女の頭に嘔吐してしまった。
美容師(臭いなあ、触りたくねえ、終わりでいいや)
美容師「お疲れ様でした。今流行りのゲボゲボヘアーにしておきました。これはサービスです」
たかこ「あらありがとう。いいゲロですね」
たかこ(臭いけど、イケメン美容師がいうなら間違いない。色んな流行りがあるんだな)

〇教室
  次の日、ゲボゲボヘアーのままたかこは学校に行った。
たかこ「今流行りのゲボゲボヘアーよ、うふふふふ」
友達1(臭いなあ)
友達1(しかし、スクールカースト最上位のたかこがいうからには間違いない)
友達1「ゲボゲボヘアー、素敵ゲボ、素敵ゲボゲボ」
友達1「ゲロゲロゲー」
友達2「ゲロゲロゲー」
  ゲボゲボヘアーの臭いにつられ、みんな嘔吐。頭に掛け合った。

〇街中の道路
  こんな感じで、ゲボゲボヘアーは町の噂になった。しかし、ある医者が異議を唱えた。医者は言った。
医者「衛生的によくないゲボ」
  これを聞いた人々、衛生と衛星を勘違いした。
  ゲボゲボヘアーを続けるには人工衛星が邪魔なのね。
  みんなで人工衛星を撃ち落とした。

〇宇宙ステーション
  ズドドドドドドドドドドドッ
  ドカーーーンッ!!

〇宇宙ステーション

〇幻想空間
  世界中の通信が麻痺した。インターネットもテレビも使えなくなった。パニック、パニック
  一方、ゲボゲボヘアーだけはどんどん広がっていった。このせいで感染症が世界中で大流行。パニック、パニック。
人4「ゲボゲボ」
人5「ゲボゲボ」
人6「ゲボゲボ」
人4「ゲボゲボ」
  情報が得られないなか人々は食料を得ることに躍起になり、食料をめぐる争いが起こった。
  ズドドドドドドドドドドドッ
  争いはどんどん拡大していき、人類、完。

コメント

  • 人々の勘違いによって一人の人だけでなく地域・社会を超えて地球が大変なことになるとは!!😲よく考えた言動をしよう…と自分自身を振り返り考えさせられる作品でした。

  • 流行は何がきっかけとなるか分からないですね。ストーリーが宇宙衛星破壊まで発展するなんて流行って凄いです。ゲロゲロダボダボ。いいネーミングセンスです。

  • 物事の流行って、極論を言えばこんな感じですよね。とってもいい皮肉ですw
    滅茶苦茶なことが流行となり社会を動かすことになる物語、笑えないなと思いながら笑ってました。

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