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秘密の応接室(脚本)

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〇教室
友人A「伊織ちゃんの爪かわいい!」
佐倉伊織「でしょー!ここのネイルかわいいんだよね!今度教えたげる!」
友人A「ほんと!私ネイルとかやったことないや・・・」
友人B「佐倉!今日みんなでカラオケ行くけどどう?」
佐倉伊織「え!行く行くー!」
  ──彼女は佐倉伊織。学園1の人気者。そして学園1のギャルだ。彼女が世界で1番好きなもの、それは・・・
生徒A「伊織ー!笹原先生が応接室来いってー!」
佐倉伊織「はーい!」

〇生徒会室
  数学教師の笹原司である。
笹原司「はぁ・・・」
佐倉伊織「せんせー!来ったよー!伊織に会いたくなっちゃったぁ?♡」
笹原司「はぁ・・・全く、佐倉、君はほんとに・・・」
佐倉伊織「なになにー!こんなところに呼び出しちゃって・・・もしかして、告白とか!?・・・2人きりなんて、伊織ぃ、ドキドキしちゃう♡」
  笹原に近づき、上目遣いで見上げる伊織。
笹原司「んなっ・・・!やめないか!近い近い!誰かに見られたらどうす・・・ってそんなことよりだ!」
佐倉伊織「なぁに先生?今日こそ私に禁断の愛の告白をしてくれるんじゃないの・・・?」
笹原司「・・・先生がいつそんな素振りを見せた?」
佐倉伊織「ちがうのぉ?」
笹原司「違う・・・くないこともないけど・・・」
佐倉伊織「なにー?」
笹原司「え!?な、なんでもない!と、とにかく・・・はぁ、佐倉、昨日先生が言ったこと、もう忘れたのか?」
佐倉伊織「・・・なんだっけ?」
笹原司「・・・はぁ。今日は服装検査があるって言ったろー」
佐倉伊織「あー!そのことか!覚えてたよ!だからスカートいつもより折ってないし、メイクも薄めにしてきたし、爪は後で外せるし・・・」
笹原司「いやいや、まぁ、スカートも全然まだ短いし、それどころかその胸元のボタンをちゃんと閉め・・・」
佐倉伊織「せんせーのえっちー!やっぱり伊織のこと見てるんだー!」
笹原司「ち、ちが!はぁ・・・全く・・・」
佐倉伊織「先生も男の子だね〜」
笹原司「・・・」
  伊織に近づく笹原。
佐倉伊織「せ、せんせ・・・?」
  伊織の胸元のボタンをしめる笹原。
佐倉伊織(近くてドキドキしちゃう・・・先生、ほんとに顔綺麗・・・鼻高い・・・私、先生のことほんとに・・・)
  笹原を見つめる伊織。
佐倉伊織「・・・先生、あのね、いつもふざけてるけど私、ほんとに先生のこと・・・」
  伊織の唇に指を当てる笹原。
笹原司「シッ・・・。それはこんど先生からちゃんと言わせて」
佐倉伊織「先生・・・♡」
笹原司「あのな、先生、佐倉が生活指導の先生に注意されるのも嫌だったし・・・それに・・・」
笹原司「他の男に見られるの、やだなって・・・だから昨日事前に教え・・・って聞いてるのか佐倉」
佐倉伊織「先生それって・・・」
笹原司「さ、さぁ!もう休み時間終わるし、教室に戻った戻った!」
佐倉伊織「先生!ねぇ今のって!先生!ねぇ待ってよー!」
笹原司「せ、先生次の授業の準備しないと!」
佐倉伊織「せんせー!さっきのもう一回言ってください!ねえー!」

コメント

  • 先生も彼女のこと大好きなんですね。
    他の男に見られたくないって、かわいい独占欲だと思います。
    二人がラブラブになるのはまだ先かな?
    彼女が卒業してからになりそうですね。

  • 先生は先生という立場を守りながらも、彼女への気持ちが抑えきれていない感じと、彼女がそれに気づきながらちょっと強引なアプローチしかけたりとか程よい距離感に、キュンとなりました。

  • この2人はこれから急接近していくのか、それとも何も発展しないでいくのか、物語のアフターストーリーを想像するとワクワクしますね!

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