幼なじみの告白現場を目撃!

ピーマン

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〇体育館裏
なな「私はクローバー高校2年生の松島なな。同じ高校に通う幼なじみの大介に絶賛片思い中」
なな「高校生になって、頑張って可愛くなって大介に告白しようと思ってたのに」
なな「バスケ部キャプテンの大介はどんどんかっこよくなっちゃって、めちゃくちゃモテだしちゃって、手の届かない存在になっちゃった」
なな「今さら、告白する勇気なんて無理だよ・・・自信無さすぎる・・・」
友達「なな!大変!みか先輩が、今日の放課後大介君に告白するって噂だよ!」
なな「えぇ!?」
なな(みか先輩ってあの美人の!?大介のこと好きだったんだ・・・)
なな(あんなに美人な人に告白されたら付き合っちゃうかもしれない!どうしよう・・・)
  ~放課後~
なな(掃除当番でゴミ捨て場まで来たけど・・・)
なな(ちょうど、大介とみか先輩の告白現場に居合わせてしまった・・・)
なな(なんで人が来そうなこの時間にこの場所で!?)
なな(なんて話してるんだろう・・・? ・・・この距離からじゃなんて言ってるかわからないな・・・もうちょっと近くに・・・)
なな(いやいや、人の告白は聞いちゃダメだ! ・・・でも気になるよー!!)
大介「おい!」
なな「わっ!!」
大介「覗き見?趣味悪いな」
なな「い、い、いや、してない!してないよ!・・・あれ?みか先輩は?」
大介「ばっちり覗き見してたんじゃん」
なな「いや、偶然見かけちゃったというか・・・ ・・・えっと・・・告白されたの?」
大介「まぁ・・・」
なな「そっか・・・みか先輩綺麗だもんね!大介とお似合いだよ・・・」
大介「本気でお似合いだと思ってるの?」
なな「・・・」
大介「なんか勘違いしてるみたいだけど」
大介「俺、告白断ったんだよね」
なな「え?そうなの?」
なな(ちょっとホッとしちゃった)
大介「俺、他に好きな人いるから」
なな「そう・・・なんだ・・・」
なな(なんだかフラれた気分・・・)
大介「そろそろ気づけよ」
なな「何を?」
大介「俺の好きなやつ、お前だから」
なな「えぇ!?」
大介「お前、小学生の頃、クラスの男子にからかわれて泣いてただろ?」
大介「俺、その時弱くて。お前のこと守ってやれなくて自信ないし、すげぇカッコ悪くてさ・・・」
大介「自分に自信つけて、お前守れるようになったら告白しようってその時決めてたんだ」
大介「今でもあんまり自信とかないけど、バスケでキャプテンとかやらしてもらって」
大介「ちょっとはお前のこと守ってやれるようになったと思う。幼なじみとしてじゃなくて恋人としてお前の横にいたい。付き合ってほしい」
なな(ずっと両思いだったんだ・・・)
大介「良かったら今、返事聞かせてほしい」
なな「私も・・・好きです!付き合って下さい!」
大介「やった!今日、告白するつもりなかったんだけど、覗き見されてみるもんだな!」
なな「だから、覗き見してないってば!偶然なの!」
大介「すげぇ嬉しい!今日から恋人としてよろしくな」
  幼なじみから恋人になれて
  これからの高校生活が楽しみ。。。

コメント

  • 展開が王道‼って感じがして、とても甘酸っぱい気持ちになる事が出来ました!
    小さい頃から両想いだったってのがいいですよね!!
    素敵な物語ありがとうございます!!

  • 変化球が最速で飛んできたので、読んでるこちらもドキッっとしてしまいました!

  • 覗き見するのもされるのも、こんな思わぬアクシデントつきならいいですね。仲良かった異性がどんどん垢抜けていって、手が届かないような感覚になっていった経験があるので、彼女のそんな気持ちにも共感できました。

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