幼い頃に出会った、蒼い月夜の『彼女』。 『彼女』のことが忘れられない僕は、一匹の小人を伴って旅に出た。 知っている人は知っているし、知らない人は知らないことだ。 だってこれは、終わりなき舞台の一幕にすぎないのだから。 でも叶うならば聞いてほしい。 僕は夢見る世界で目醒めた者。 英雄でもなく、魔法使いでもない、ただのか弱き人の子の物語でよければだけど。

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