エピソード
挿絵イラスト
キャラクター
- 綴 (ツヅル)
三到家の長男。祖父が経営する尚友書房でバイトする大学生。人並み外れた速読と記憶力で、これまで目を通した漫画の内容、掲載誌、掲載日、作者まで全て憶えている。古書探偵として、依頼人の思い出の漫画を捜索する。頭が良い反面、運動音痴で非力。店を継ぐのが夢。
- 一葉 (ヒトハ)
綴の妹。女子バスケのスポーツ特待生として高校に入学し、一年生でレギュラーに選ばれるも、諸事情あって部活を辞めた。祖父と父と兄が暮らす三到家に引っ越して普通科高校に転校する。抜群の運動神経の持ち主。前の学校の交遊関係は絶っている。古書探偵の助手をつとめながら、新しい生活に馴染もうと奮闘する。
- 詩織 (シオリ)
綴と一葉の母親。夫が離婚に応じてくれず別居していた。バスケを辞めた失意の一葉を連れて、六年ぶりに三到家に帰る。職業はフリーのイラストレーターで、有名ゲームのキャラクターデザインを請け負うなど、成功をおさめている。漫画には疎いが、絵のプロで、見る目も確か。
- 文蔵 (ブンゾウ)
祖父。元は貸本屋だったが、古書店の尚友書房を立ち上げる。とにかく漫画が好き。お茶を飲みながら商品を読みたいタイプ。一葉の発言がきっかけで、ブックカフェにしようか検討しはじめる。
- 根古屋 (ネコヤ)
尚友書房の常連客で、綴の友達。顔と要領が良い陽キャ。ホラー漫画に造詣が深く、グロテスクな逸品を常に探し求めている。
- 正記 (マサキ)
仕事中毒の父。古書店経営に興味は一切無く、更地にして駐車場にすればいいのにと思っている。家庭を省みず、家事と育児を詩織に丸投げして仕事を優先。やらかしを極めた結果、離婚されそうになった。六年に及ぶ別居を経て、妻と娘が帰ってきたことを喜んでいる。
第一話で言及されているが未登場。